1ヶ月ほど前になりますが、洋食好きの夫が浅草に行きたいお店があるというので、雨の中、車ででかけてきました。コインパーキングに停めて向かった先は、浅草寺の北側、浅草の賑わいから少し離れた静かな住宅街の中にある グリル佐久良 さんです。
お昼時、既にお店の前には十数人の列ができていて、雨の中1時間近く待つことになり、特段洋食が好きというわけではない私は「聞いてないよ~」とばかりにめずらしく不機嫌になってしまったのですが^^;
ようやく順番が回ってきて、お料理のおいしさと、おかみさんのお人柄にほっとして、気持ちがおさまったというところです。おかみさんと常連さんとの会話を漏れ聞くに、
自粛明けでお店を再開し、待ちかねていたお客さんが次々と訪れたということもあるでしょうし、十分なディスタンスを取るために、一度にお客様を入れられないという事情もあったようです。
メニューは定番の洋食メニューがならびますが、私はお店の看板メニューらしいビーフシチューをいただきました。とろけるほどに柔らかい牛肉、そして深みのあるまろやかなシチューのおいしいこと。これだけで待った甲斐がありました。
夫は迷いに迷ってカニクリームコロッケにしました。こちらも熱々のクリームが堪えられないおいしさ。カニクリームコロッケはタネの扱いが難しく、家ではめったに作らないので、夫もプロのお味を堪能したことと思います。
そしてガーリックライス。洋食によく合うおいしさでした。
私たちはカウンター席でしたが、飾られているスナップ写真や調理師免許などから推察するに、シェフのご主人が亡くなられ、今はお孫さんが跡を継いて、厨房で腕をふるわれているようです。ご家族の歴史とドラマが伝わってきて、心が温かくなりました。
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偶然ですが、このすぐ近くに、以前から気になっていたスイーツのお店があったので、立ち寄っておみやげを買って帰りました。菓子工房ルスルス というお店です。お店は東麻布にもありますが、浅草店は古民家を改装したレトロシックな佇まいです。
この時はイートインは再開されていなくて、テイクアウトのみでした。人気のクッキー詰め合わせは完売でしたが、ガラスケースにあった中から、焼菓子とフルーツを使ったタルトを選びました。
家に着いてから、おやつにいただきました。右は季節のさくらんぼのタルト、左は忘れてしまいましたが^^; どちらもおいしかったです。見た目は素朴な風合いながら、洗練されたプロの技を実感しました。
紅茶のサブレと、右は人気のミカモトサブレ。浅草で人気の猫ちゃんをモチーフにしているそうです。シンプルながら奥の深い焼菓子のお味を堪能しました。