横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

愛(うつく)しい建築、街の小さな病院がリニューアル。東京駅もリニューアル。

2012-10-17 | 日常茶話
ジョギングコースにある半世紀?前の個人病院が…


駐車場と、車椅子用のスロープを整備してリニューアル。


実は、敷地の隣りにあった駐車場に新しい医院を建てたのでした。


おもむきが似ていて可愛いです♪


あくまで個人的な感想なのですが、「ああ、うつくしいなあ!」と思う近代建築のビルがいくつかあります。
例えば銀座の和光の時計塔。現在は2代目だそうです。


もちろん、横浜の開港記念会館をはじめとする横浜三塔や、




海岸通りの日本郵船博物館ビル


今のインフラを考えたら、とても効率の悪い造作なのですが、どこか人間臭い。

ある時は権威の象徴、ある時は歴史の証人。ある時は時代のあだ花。
建築物は時代の象徴です。
その時代の先端技術を駆使して、施主は自己顕示をし、建築家、設計者はアイデアを駆使し、施工技術者は最高の技を競ってその形を残そうとします。

建築の不思議は、本来無機質のものが、その土地に根づき人々に親しまれて行くうちに有機質のものへと変わっていくことじゃないかしら。
私は建築家ではないので、その辺のところは実に感覚的で根拠がない感想なのだけれど。

この10月、東京駅は見事な再生を遂げたようです。仕様は現代に合わせ、なおかつ、もとの姿を復元させるには、気の遠くなるような作業の積み重ねもさることながら、費用もかかったに違いありません。
時代の変遷とともに、周囲の環境も変わっています。建設当時は、東京駅周辺が自転車通勤圏になるなどとは夢にも思わなかったのでしょう。今回も、駐車場は整備したものの、駐輪場は一つもない!という事態に、目下現場は混乱しているようです。が、それをさし引いてもなお、元の姿に再建しようと思わせたことは、東京駅という建築物の持つ『魅力=生命力』ではないかと思います。

世界一を競ったり、金にモノいわせたり、最先端のデザインを誇ったり、立派な建築物は多いけれど、何世紀も先に再び当時のままに再建したいと思わせる建築物は少ないような気がするから。

もうちょっと落ちついたら東京駅も、見に行かなくちゃ。