横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

世間は狭い?クリスマスの奇跡…じゃなくで奇遇。

2012-12-19 | 日常茶話
「ゆず」のクリスマスツリー。


みなとみらいホールをクイーンズの通路側に出て、ふと上を見ると、光っていました。


みなとみらいホールでのハンドベルコンサートの日、ちょっとおもしろい偶然が重なりました。

脚の弱い母と出かける時はタクシーのお世話になります。
この日、コンサ-ト会場まで乗車したタクシーで運転手さんが何とはなしに雑談を始めました。
話題は、選挙の話から自分の息子さんの話に。
『実は、息子がようやくソマリアから帰ってきましてね。』
それを聞いてピンと来た!
『まあ。派遣ですか?』
『そうなんですよ!!』
トロいわたしがなぜ即応できたかというと、
長年の友人が、時期は違いますが、同じ任務でソマリアに行ってたから、なのであります。
うっかりすると、この息子さんの上司クラスに当たるかもしれないので黙っていましたが、
運転手さんはご自分の息子さんを誇らしく思っている反面、とても心配していました。

そういえば、あいつは(友人)今またどこか飛び回ってるんだろうなー。

まあ、これは良くある偶然話。

ところが、コンサートが終わってその帰り道。
別のタクシーに乗車しました。
行く先を告げ、目的地に近づいてくると、それまで黙っていた運転手さんが突然
『お客さん、地元の方ですか?』と、訊ねてきました。
『はい?』
『いや、お客さんの行く先ね。あの近くに〇〇旅館て大きな旅館があったでしょ?』
『あー、ありました。ありました。今は駐車場ですよ。』
『実は、私あの旅館の親戚でね。ガキの頃よくお年玉もらいにいってたんですよ。だからこの辺りにくると懐かしくってねー、』
そういって、乗車員証を見せてくれました。
あら、確かに旅館と同じ〇〇さん!
もしかしたら、私たちはこのタクシーの運転手さんと、昔、すれ違っていたかもしれません。

この〇〇旅館というのは、木造3階?建ての古い旅館でした。
私の記憶に残る頃には旅館というより、長期の半下宿みたいになっていて、時おり三味線の音や、何かの念仏を唱える声が漏れ聞こえて、ちょっと怖かったです。
小学校に上がるか上がらないかの頃かな、なぜか一度だけこの旅館の中に入ったことがあるのです。
黒光りしている薄暗い廊下と大きな階段。小さかったのでなお、大きく感じました。
廊下の両脇に部屋があって、女の人の着物?がちらりと見えたりしました。

まるで
『千と千尋の神隠し』に出てくる、千尋が千としてリンたちと暮らした湯屋の一角、そのもの、だったような気がします。
それっきり二度と行くことはありませんでした。

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ちょっと、記憶のタイムスリップ。

こういうこともあるんですね。
縁は、思わぬ所に繋がっているようです。