オレ、はあっても…？

神奈川県警が総力を挙げてキャンペーン中なのが

オレオレに代表される振り込め詐欺、お金が戻ってくるのでコンビニATMへと誘導する還付金詐欺等の被害急増中。

これだけ警戒注意喚起しているにも関わらず、
やっぱり騙される人が後を絶たないのはなぜだろう？

犯人グループの手口は日進月歩。
ほとんどが複数犯のプロ集団。
人の心理を良く研究しています。
熱中症で搬送されている間に鞄を盗まれた、とか
最近の話題をさりげなく取り入れたシナリオに、思わず聞き耳を立ててしまいそのまま犯人のペースに。

実際被害にあった人のほとんどが
「自分は大丈夫、騙されない。家族の声ならすぐ分かるから』と思っていたそうです。
さらに、

お金を振り込んで。というキーワードには警戒心が働いても

お金が戻ってきます。

という台詞にはころりと騙される。人の心って、本当に弱い。

そこでコンビニのATＭにはこんな張り紙も。


詐欺って騙される方にも落ち度があるという考え方なので、
基本、通常の量刑よりも軽いってご存知でしたか？
そのため犯人側には
『お前が悪い』って歪んだ正当理由を植え付けやすいのも詐欺罪の特徴。
そして善意の被害者が、自分を責め続けることになる残酷さ。
これは言葉にできないくらい怒り心頭。

それにしてもオレオレっていう名称が定着するくらい、
大抵の振り込め詐欺は『息子』を語ってまんまと大金をせしめてる。
娘をかたる
『アタシアタシ』詐欺ってあまり聞かないですね。
息子に甘い親のほうが多いのかしら。
それとも、
大金を扱うような役職に女はついていないという『日本の労働常識観』のせいかしら。

でも、こういう手口もあるのでご用心。