映画見てきました。
パンフレットも金ぴか。
82歳のおばあちゃまが、国家を相手に8年の歳月を費やして所有権を取り戻す裁判を提訴する物語。
原題はwoman in gold.
クリムトの代表作であるこの作品が
かつては家族の肖像画として描かれ
本来は「黄金のアデーレ(アデーレ・ブロッホ・バウワーの肖像1)」と呼ばれていました。
にもかかわらずなぜ「黄金の女」と改題され、どうして再び正式名称を取り戻したのか。
一枚の絵から歴史を紐解く手法は古典的だという人もいるけれど、そうしたくなるほどに絵画は真実を語るのです。
特に肖像画は、人を姿形だけでなく印象や生きた時間までも写し取ろうとしたもの。
描かれた人は、架空の存在ではなく、実在し時間を生きた人たちなのだと改めて思い至りました。
そして絵画のごとく画面の隅々に張り巡らされた伏線に心奪われたあっという間の2時間。
フィクションならではの法廷でのやり取りがまたリアル。
最後の最後に知らされる真実が、この物語が単なる過去回帰ではないことを告げています。
黄金のアデーレ 名画の帰還
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パンフレットも金ぴか。
82歳のおばあちゃまが、国家を相手に8年の歳月を費やして所有権を取り戻す裁判を提訴する物語。
原題はwoman in gold.
クリムトの代表作であるこの作品が
かつては家族の肖像画として描かれ
本来は「黄金のアデーレ(アデーレ・ブロッホ・バウワーの肖像1)」と呼ばれていました。
にもかかわらずなぜ「黄金の女」と改題され、どうして再び正式名称を取り戻したのか。
一枚の絵から歴史を紐解く手法は古典的だという人もいるけれど、そうしたくなるほどに絵画は真実を語るのです。
特に肖像画は、人を姿形だけでなく印象や生きた時間までも写し取ろうとしたもの。
描かれた人は、架空の存在ではなく、実在し時間を生きた人たちなのだと改めて思い至りました。
そして絵画のごとく画面の隅々に張り巡らされた伏線に心奪われたあっという間の2時間。
フィクションならではの法廷でのやり取りがまたリアル。
最後の最後に知らされる真実が、この物語が単なる過去回帰ではないことを告げています。
黄金のアデーレ 名画の帰還
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