横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

2011年3月11日、あなたはどこにいましたか? 今日は9月1日、防災の日です。

2011-09-01 | 日常茶話
今日は防災の日。あの日の気持ちを忘れないためにちょっと書いておきます。

突然ですが、2011年3月11日、あなたはどこにいましたか?
私は横浜駅のルミネ4階で子どもと一緒に買い物をしていました。
お目当ての品を購入し、レジで精算していた時、その揺れが来ました。

スタッフが店内のお客にショーケースからはなれて床にうずくまるよう指示していたのは、さすがでした。
また、幸いなことにフロアが停電せず、灯りが確保できていたことも、パニックが起きなかった大きな要素ではなかったかと思います。
(あとできいたのですが、ルミネ横浜では毎月避難訓練がある、とのことでした。)

まもなく館内放送が流れました。
宮城沖でマグニチュード8強(発表当時)の大地震が発生したこと、
駅ビルは耐震構造になっているのでいきなり倒壊する心配はない、現場スタッフの誘導に従ってほしいというアナウンスに、
フロア全体が驚きながらも、ほっとしたことを憶えています。

揺れがおさまるのを待って、外に出ました。
騒然としていて、だれもが不安そうに立ちすくんでいました。



地図を見ればわかりますが、横浜駅は実は海にものすごく近いのです。そして横浜駅周辺には何カ所か海抜0mの地区があります。(大きな津波で水面が上昇すれば、道路も冠水するでしょう。)


この日、帷子川の手前で、京急が緊急停止しているのを初めて見ました。



駅コンコースも、改札から溢れた人々が途方に暮れて立ち往生しています。
携帯はなかなか繋がらず、実家と妹に伝言が残せたものの、情報が全く入りませんでした。
市バスもタクシーもまだ動いてはいましたが、この状況ではおそらくターミナルもごった返しているはずだと確信。

いつもはバスで5分ほどの道を歩いて戻ることに決め、途中パンと水を購入して、子どもにあきれられました。
だって、もしかたら今日中に戻れないかもしれないと思ったのです。
それでもなんとしても戻りたかったのは、自宅にワンコを残していたからです。

途中沢山の人とすれ違いました。
駅までの道を何度もたずねられ、そのつど電車は止まっていることも伝えました。
何処に行けば良いかときかれても、まったくわかりません。
情報を確認するためにやはり駅に向かうしかないという矛盾。
なにもできないことを思い知らされましたが、あの時は自宅に早く戻ってワンコの安否を確認したい一心の身勝手な思いの方が僅かに勝っていたのでした。ごめんなさい。

でも本当に怖かった。しばらくは眠れず、余震に怯えていました。
ですから、あの日東北で被災された人たちがその何百何千倍も恐ろしく、それが半年経った未だに続いているのだと思うと苦しくなります。



あ、ワンコは無事でした。
それでも怖かったのでしょう。いつもは玄関で待っているのに、この日は私の仕事部屋の角で、私が使っているひざ掛け毛布の端を抱え込むようにしてうずくまっていましたよ。



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