@白人社会の生活を憧れたクレアが黒人社会の環境を取り戻そうと幼馴染の2人の関係が拗れる映画だ。人種差別の環境で外見だけ変わったふりしてもやはり根は変えられない、家族、仲間など違和感ある環境の居心地は全く違う。だから異文化での生活は余程決意を強く持った人でなくては、「Passing」生き抜いていけないのだ。人は外観に気を配るが内が空っぽでは何事も共感できないことを知ることだろうか。
『Passingー白い黒人』
1920年代後半のニューヨーク、2人の幼馴染の黒人女性、黒人と結婚したアイリーンレッドフィールド(テッサトンプソン)と白人と結婚したクレアケンドリーがハーレムルネッサンスの最盛期に、対峙するカラーラインに住んでいた。再会した後、アイリーンはクレアを家に連れて行き、アイリーンの夫(アンドレホランド)と家族、それに黒人の社会的サークルにも声をかけクレアを喜ばせた。そして黒人同士の生活がより深く絡み合うにつれて、アイリーンはかつての安定した存在がクレアによってひっくり返されていることに気づき、病気がちになる。クレアの黒人社会への執着、白人社会との抑圧等、現実の生活を守るために努力していく。だが、その果てにあったものは!
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