@歴史を作り、国を起こす者は主として男、女性は下部に置かれ子供を産む道具としての存在しかないのが過去。だがこの島はそんな国々から避難してきた戦争の無い、人種差別もしない平和を求めた島民しかいない、を構築。男の世界は時に貪欲さが戦争で全てを破壊、疲弊させ、国を独占的することに満足する、そんな世界を変えるのはやはり女性のパワーになるかもしれない。日本の政府ももっと家族・家庭・社会を守る側の女性を採用するのは必須だ。
『彼岸花が咲く島』李琴峰2022年11月
「概要」記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。
ー「ニライカナイ」(日本)から逃れてきた民族が住み着いた島、彼岸花が咲き乱れる島には「女性優位」な社会を構築していた。棟梁というべき人物は年老いた女性で「大ノロ」と言われ島中を見守り、祭事祭壇の管理の役割をしていた。
ー一人の少女が漂流、それを助けたことでこの島の言語、文化、歴史を知ることになる。
島に咲く「彼岸花」(麻酔薬として利用)で島を営むことで暮らすことになる。
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