@「人は苦しみや恐ろしい光景が浮かぶと不安になり、愛する余裕を失う」一人の男が失踪し、森に隠れて想いを絵に描き続けた。心臓に疾患を持っており早死にしたが絵は後日それを想う人々に感銘を与えた。森に同居していた2人の老人(一人はガン、もう一人はアル中肺炎)それに精神病棟から逃れてきた女性も薬を断ち自然の中で予想以上に快楽人生を送ることが出来た。 人生の苦しみを避け、不安を断ち切るには、鳥籠に閉じこもっていてはより不安の深みに嵌っていく、であれば一層飛び出すのも勇気がいるができないことはない。
「俺たちの人生だから死ぬ時も自由に決める、妥協はしたくないから」の言葉が印象に残った。
『やすらぎの森』 2021年作
カナダの田舎、人里離れた自然の綺麗な森に住む社会に背を向けた3人の老人と犬が住んでいた。昔大火に見舞われた街で人助けをした人物、テッドは絵が好き、その人物を探しに一人の女性の写真家が現れる。だが、探している人物は死んだと言われたがそこにとどまることにする。更に精神病で薬漬けに悩み老人ホーム戻りを拒否した老人女性が住みたいといいだす。
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