MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ディア・スナイパー

2021-01-10 23:42:01 | 洋画未公開
トム・ベレンジャーの代表作として「山猫は眠らない」という、スナイパーの過酷な狙撃を扱ったシリーズ作品が8本も作られていることから
この作品も一応主人公が鹿狩りで狩猟用の狙撃銃を扱ってるところから
こう言った邦題を付けたのでしょうが、原題は「BLOOD AND MONEY」
米国のメイン州の雪深いバックカントリー自然公園
そこへ鹿狩りに訪れていた海兵隊退役軍人のジム・リードは老骨に鞭打って牡鹿を執拗に狙っていた
生活はキャンピングカーで一人で生活してる
過去に娘を自分の事故で死なせてから、家族と離れて鹿狩りを行っているようです
 
いや”ディア“ってついてるけど、明かに主人公は“ディアハンター”
この邦題だと同名の名作がありますし、トム・ベレンジャーですからハンターを山猫に近づけたのですね
でも見る前から思っていたようなアクション満載の作品と思っていましたが
まるっきり静かに始まり、内容的にはカジノ強盗犯とベレンジャーとの戦いを描いてる割には淡々と盛り上がりもなく終わってしまう地味な作品だった
 
前半は狩猟免許って細分化されてるようで、主人公は牡鹿限定の狩猟免許だけのようで
オープニングで牝鹿を狙撃するものの違反という事で
知人のハンターで牝鹿免許の知人に獲物を渡したりと
そして町に降りるとダイナーのウエイトレスと交流したり
退役軍人会のカウンセラーに出席したりしており、そこで知り合って家族にDVを与えてしまい反省してる男と知り合う
 
園田男の奥さんが実はダイナーのウエイトレスだったことを知るのだった
酒場でカジノ強盗のことを知るが、ショットを二杯目前に置いてはいるが娘を助けてやれなかった事で酒は飲まないんですね
再び山に入ると立派なツノを持った牡鹿を見つけ狙撃するものの外してしまう
っていうか、狙撃後の薬莢はきちんと拾っていくんですね
木陰に鹿を見て1発、手応えを感じてそこに行くとなんと撃たれて倒れていたのは裏若き女性だった
誤射殺してしまったようです、
警察に届ければ問題なかったものの、薬莢は拾って現場から逃げちゃうものだから
町で酒を煽る、その時にカジノ強盗犯の顔写真がTVに・・・
 
自分が誤射した女性は犯人の一人だった、そして現場にタバコの吸殻を捨てたのを思い出し、再び現場に行くと黒い鞄が死体の脇に・・・
いわゆるネコババしちゃうから
残りの連中におわれことに、そして運悪くあのウエイトレスのDV旦那と出会すが追われていたため二人で逃げるが撃たれて彼だけ捕まりあっけなく殺されてしまう
 
ここからベレンジャーと強盗犯との攻防が始まるわけですが
地味に一人一人倒していくベレンジャーですが、銃を無くしたり奪われたり
敵のアサルトライフル奪うものの弾がなかったりで
実に地味な強盗犯掃討対決がつづきますが
 
派手ではないですがベレンジャーがなんとかお金を隠した地図をウエイトレスに宛てて
最後の一人をたおしたものの・・・
 
ベレンジャーももうお年ですかねぇ、全く派手さはないんですが最後まで一応見せてくれる
ある意味地味な作品でした
 
派手な橙色のハンターベストを捨てて毛糸キャップは橙色と黒のリバーシブルなんですね
よくまぁプロットとはいえ拳銃も弾がなくなりもうナイフ一本だけでよくまぁ
あそこまで戦ったもんですね
 
2019年製作、アメリカ映画
ジョン・バー製作・脚本・撮影・監督作品
出演:トム・ベレンジャー、クリステン・ヘイガー、ポール・ベン=ヴィクター、ジミー・レブランク、マーク・シヴァートセン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストレンジ・ワールド 異世界への招待状

2021-01-10 18:26:58 | 洋画未公開
邦題とジャケットにつられてセットに組み込んできましたが
最初に言わせてもらいます
“一体どこが異世界なんじゃい”
ってことっで
スクールバスに乗った高校生5人とバスの黒人運転手は、田舎道をのんびり走ってると、突然脱獄囚に襲われて、バスを乗っ取られてしまう
そんな危機も束の間、陸軍の研究所のトンネル内で謎の怪物に襲われ
高校生5人は大人たちは怪物に殺されトンネル内で孤立無援武器なし、なす術なしの状況に・・・
ってことで主役はなんと男子三人JK二人の5人の高校生が怪物退治すると言う
最近見たロシア映画の「アナザー・ワールド 異次元の怪物 」と同様のジュブナイルホラー作品でしたねぇ
なぜかどちらにも“異世界”とか“異次元”とかの言葉が副題についてるのはご愛敬でしょうか?
こちらはイタリア・ドイツ合作のジュブナイルホラーですね。

イタリア映画ではダイアローグが英語って言う映画は五万とありますから違和感なく受け付けますが、見てる間はアメリカ映画だと思ってましたがブログアップでallcinema さんで作品調べてイタリア・ドイツ合作映画だってわかって、逆にそっちでびっくらこん
映画の怪物にはその造形の陳腐さに苦笑すると言う映画でしたがね

オープニングでの脱獄囚登場迄はなかなか良い感じの雰囲気ですが、さてあっけなく脱獄囚が怪物にやられてしまい、高校生たち5人だけになると、ただ逃げ回るだけで作品的には面白くなくなりますし、怪物の造形が手作り感いっぱいで
全くと言っていいほどCGなぞは使ってないと言う手作り感だけの作品
ある意味潔い作品
脱獄囚というキャラを手に入れたのにねぇ使い方絶対間違ってるって
これなら特に必要なかった脱獄囚

5人の高校生ってこう言う映画では突然リーダー的なキャラが登場してくるんですが
この作品、とくにリーダー役は求めずに、それぞれのキャラも全く役にたってない
メガネっ娘のIQ高いJKでさえ、全くそのIQを使うこともないし
途中からメガネ無くしてそのまんまだったし
どこが不良っぽい少年でさえ、このIQ姉ちゃんがおしっこ先で怪物にさらわれたら必死に探して助け出すし
そんな彼らの関係性などが一切わからない、もう一人のJKは最初影が薄かったのに率先して危険に飛び込んでいったりと
キャラが定まってないんだよね
スクールバスの中での月食っていうお話も後半に全く生かされていないし
ただ怪物は光に弱いっていうのは劇中で語られていましたが
 
ただオープニングで訳あり風に黄色のパーカーの少年がこう言った形で生かされていたのは説得力あるようで、全く無くて・・・
さらに怪物は光に弱いとかこの怪物退治に一生をかけたおっさんの執念がこの5人の高校生に受け継がれていくのはいいのですが
劇中使われる松明ってどうやって手に入れてたんでしょうか
松明が怪物退治の必須アイテムになるんですが

怪物も大人二人を殺しただけの出オチでその後は特にこれといって爪痕を残さず
全く見てるこっちにも怖さ与えずに呆気なく始末されてしまいます
全く手作りですから、全く怖くないなんてねぇ
 
2020年製作、イタリア・ドイツ合作映画
アレッシオ・リグオーリ監督作品
出演:アンドレイ・クラウド、ジャック・ケイン、ザック・サトクリフ、デイヴィッド・キーズ、テレンス・アンダーソン

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする