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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ブレイクポイント 絶対零度防衛戦

2021-01-24 21:45:44 | 洋画未公開
彩プロから1月22日リリースの戦争映画
最近地味な戦争映画のB級作品をそれなりに配給してる彩プロですが、個人的には彩プロ作品は信頼できないんですが
戦争映画は好きですし、レンタル作品は月末というか下旬には思った作品のレンタルリリースが少なくて
彩プロ信頼出来ずと分かってるもののレンタルしてしまいます
 
地味な実話ベースのスロベニア製作のパルチザン映画でしたが
ここに彩プロ公式ページのこの作品の梗概によりますと
<1943年11月。米英連合の特殊部隊が極秘任務を帯び、万年雪の降り積もるポーランドの敵陣奥深くを進軍する。レジスタンスとの協力の下、彼らはナチスから連合軍の勝利に不可欠な新兵器に関する情報を持っているというポーランド人の科学者、ファビアン博士を拉致することに成功する。しかし、ナチの精鋭部隊が彼らを追跡、そしてこの情報をかぎつけたソ連軍もまたファビアン博士とその研究を横取りすべく動き出す。真っ白な大地は兵士たちの血で赤く染まろうとしていた…。>
と書かれています。
 
しかし、私はこう言った梗概を見ないで先に映像見ちゃうし、レンタル基準はジャケット印象とかでして
ほとんど映画の情報入れないで見るんですが
ネタばらしすると2日ほど前に見た同じ彩プロリリースの「シークレット・ウォー ナチス極秘計画 」の梗概でして
 
こちらの作品は先にに書いたように1945年3月。第二次大戦下でのスロベニア戦線
パルチザンの一部隊の若干22歳の司令官フランタは、パルチザンが軍事拠点としているメニナ山で
ナチスのパルチザン殲滅作戦に駆り出された一万二千のドイツ軍に囲まれ
そこから仲間たちをどう避難させるかと言った戦争映画です。
雪深いメニナ山で寒さと飢餓に耐えつつドイツ軍を迎え撃つパルチザンたち
彼らをどう生かして山から降すのか
 
そんなスロベニアパルチザンとドイツ軍との部分的な局地戦を所々に描きつつ脱出路を見つけるだけのお話ですが
エンドクレジットの前に当時フランタの部下で無事に生き残った当時のパルチザンの兵員たちの現在の当時のインタビューを数人流されるし
エンドクレジットには当時の写真も配置されていたり
パルチザン掃討のドイツ司令官の戦争犯罪人としての刑も紹介されてて
完全なる実話ベース作品でした
 
彩プロの梗概に書かれているようなポーランド映画でもポーランドの科学博士もでもないし、ロシア軍も全く出てきません
配給会の公式ページのいい加減さが目立ちますが、作品も似たり寄ったりで実に酷いのを買い付けしてきます
ってことで彩プロ作品としてはさほど面白くないのは仕方ありませんが
私みたいに梗概見ずに借りる人には問題ありませんが
梗概読んで借りた人は完全に騙されたっていうような作品
ただし、ジャケットの裏面の梗概に関してはこれも先に書いたように当然読んでないからどういう内容かがわかりませんがね
ということが言いたかっただけ
 
2019年製作、スロベニア映画
デュジャン・バボセク共同脚本・監督作品、共同脚本: マルティン・ホルヴァット
出演:ドメン・バリッチ 、アナ・スピック、 イェレネツ・ガスぺリン、デニス・ビラッシュ
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盗まれたカラヴァッジョ

2021-01-24 19:27:53 | 洋画
映画っていうのは不思議なものでして、所詮絵空事をフィルムに焼き付けて
あたかも現実に起こってるかのような感覚を持って
それがたとえ空想科学映画だろうが、ホラーだろうがゾンビの蔓延する世界だろうが、はたまた時代劇であっても
見てるこっちはその世界観にどっぷりと浸って、果ては主人公とかお気に入りのヒロインとかにさらに感情移入しちゃったりで、2時間架空の世界感の中で遊ばしてもらうという
 
いわゆるギミックを堪能させてもらうために
さらに最近ではそのギミックをよりリアルなものとしようって3DとかIMAXとか4Dとかの映画に人々は群がるわけでして
所詮ギミックでしかないんだけど、その架空世界でのリアル感を求めてしまうのも人間の性かもしれませんが
 
というわけで、枕が長くなってしまいましたが、実はこの映画
映画の持ってるギミックを最大限活用している作品だったんですね
邦題の「盗まれたカラヴァッジョ」から、事実1969年にマフィアによるカラヴァッジョ作の「キリスト降誕」絵画の盗難事件を映画化しているんだと思いきや
もうここからして日本ではギミックな邦題でして
プロット的には映画製作に携わるメインキャストたち
っても製作者の秘書がヒロインなんですが、出せばヒットする、お抱え脚本家がいて、彼の作品はいつもヒット間違いなし
今回もこのカラヴァッジョ盗難に関する企画趣意書が採用されるんですが
 
実はこの名脚本家実際にもう10年以上スランプというか作品は一本も書いてなくて
今日までのヒット作品全部製作者秘書のヴァレリアが、彼のゴーストライターだったんですね
で、今回のこのカラヴァッジョ盗難事件の映画も彼女の企画だったんですが
 
実は彼女自身も謎のおじさんから「名もなき物語」というタイトルにすることを条件として、克明なプロットを教えてもらい
それを元にして冒頭部分だけで製作OKが出されて
そうなんです、映画自体のプロットも彼女の劇中劇ではないですが、映画中映画製作と言った形態で進んでいくんですね
ってことで、カラヴァッジョ盗難に関してはこの不思議なおじさんのお話と共に
映画製作も進んでいくわけで
全く絵画紛失に関してのお話どうこうというよりは
 
映画製作に携わる人々の日常を描いていく雰囲気もあったりで
映画の持ってるギミックがこの映画に二重三重に仕掛けられてて
ある意味そのギミックを貼ったというかギミックに仕掛けられた伏線をきっちりと回収していく様を楽しむ作品西村なってて
十二分にそれを楽しむ作品になっていたんですね
 
ヒロインは40代のシングルで占い師みたいな母親と同居してて
って最初この母親があまりにもお若くで、姉妹かって見てたらなんと母子家庭
で最終的にヒロインの父親まで判明してくるは
脚本家はホンが描けなくてゴーストまでも判明しちゃうという
イタリア映画らしい皮肉っぽい内幕映画でもあったようですが・・・
ある意味個人的には拾い物の作品でした
 
2018年製作、イタリア・フランス合作映画
ロベルト・アンド脚本・監督作品
出演:ミカエラ・ラマツォッティ、アレッサンドロ・ガスマン、イエジー・スコリモフスキ、ラウラ・モランテ、レナート・カルペンティエリ、シルバ・カルデロニ
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