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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

制覇18

2021-01-17 23:19:57 | Vシネマ
いよいよ佳境に入った「制覇」シリーズ
前作「制覇17」では、関東の事件に首を突っ込んできた九州玄海一家の若頭鹿内を空手形で九州に追い返したところで終わっていましたが
 
今回はその鹿内の九州での内紛からお話が始まります
玄海一家総長の嫁に当たる役所でピンク映画界の大姐御であり、ピンクからエロチックOVまで出演するものの、今では監督業の方が専門職と言ってもも過言ではない吉行由美さんが登場してきます。
もう一人で九州の極道たちを背負って立ってるような怪物ぶりを発揮して
薬師寺保栄演じる玄海一家早朝でさえ、文句の一つもう言えないくらいに存在感を示す役所
こう言った作品ですから、逆に過剰で浮いているような演技プランで臨まれてきてる吉行さん、確かにだいぶ浮いちゃっていまして
見方によってはかなり異質な存在感というか、演技プランで臨まれてきておりまして
監督の港雄二さんもほとんどNG無しに演じてもらったようですが・・・
 
ってことで鹿内の兄弟分である、博多の仲本組が、融資を受けてる銀行員の課長が何者かに射殺されて
これは玄海一家の姐さんが独断で命じたことだったため
っていうのも中本組のシマをこの吉行の弟にあてがうためのものだったんですが
中本は明日をも知れぬ病身で、兄弟の鹿内を証人として、高杉亘演じる小田に跡目を託すが
そんなことをこのゴッドマザーが許すわけもなく
同じ中本で内紛し、小田は刑務所に入所してしまい
ここを先途とゴッドマザーは玄海で中本吸収を図るが
鹿内がそれを容認するわけもなく、危うい緊張が続いていく中で
 
刑務所に小田は暗殺の指令が飛ぶものの、同じ刑務所に伊予組組長がいて
何かと小田を助けていく
また時代は1993年に設定されてるので、福岡ドーム竣工の話題とか入れたてて
伊予組を任されてるSHUさんとか久しぶりの出演でしたが
 
ここでも鉄砲玉とか間違われて伊予組と玄海一家がもめて
難波が出てくると言う寸法になっていくんですが
そんな中で小田が仮釈で出所してくる・・・
まだ90年代には仮釈で反社の人間も出所できた時代だったんですね
 
にしても、前作ではあれほど活躍した小沢仁志兄貴ですが、今回がは九州での内部抗争から難波の九州制圧への序章ですから
ほとんど出番ありません
にもかかわらず、このジャケットってどこの作品からとってきたんですかねぇ
こんなシーンは今回全くありません、ジャケット詐欺です
ま、この作品は全20話で終了しますので九州抗争終結でこのシリーズは終了するのかな
 
2018年製作、日本Vシネマ、スターコーポレーション21作品
港雄二監督作品
出演:小沢仁志、松田一三、薬師寺保栄、大沢樹生、中山峻、千葉誠樹、江原シュウ、SHU、高原秀和、吉行由実、高杉亘、湯江タケユキ、吉田佑健、渡辺裕之
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イップ・マン 宗師

2021-01-17 20:49:01 | アジア映画
イップ・マンと言ったらドニー・イェンさんでしょう
っても、中国ではドニーさん以外でもアンソニー・ウォン、トニー・レオン、そして詠春拳を修得してるってことで、このデニス・トーが時代を無視したドリームマッチ映画「カンフーリーグ」でイップ・マンを演じていましたが、
実は8年も前にデニス・トーは「イップ・マン 誕生」という映画を撮っており
この「イップ・マン 宗師」は、その「イップ・マン 誕生」の正統的な続編となっていました。
 
前作では佛山で生まれたイップ・マンが生まれ故郷を離れて、香港で日本人と戦った作品になってましたが
再び故郷佛山に帰郷し、結婚して佛山で治安を守る警察官になり、初めての子供が生まれるという実話を基に
再び阿片で儲けようという日本人と戦うというフィクション作品でしたが
個人的にはイップマン=ドニー・イェンって言うイメージが強くなってる者にとってはデニス・トーのイップ・マンって馴染めていないのも事実ですが
 
オープニングから警察官の役目として斧頭幇の弟子たち100vs1のバトルシーンのつかみは完全にOKな作品ですし
斧頭幇のお嬢さん役の女優さんが実にお美しいのも高得点でしたが
この斧頭幇のボスがイップ・マンに逮捕されたことで、警察署で暗殺されたことで
このお嬢様に命を狙われることになるイップ・マン
 
斧頭幇ボス暗殺は日本人とそのバックにいる日本軍の阿片一手販売のための手段で
ってことで、この日本人の倉庫を捜索する警察官たちが見つけるのは札束の山だけで・・・
好きに持ってっていいってことで、警察署長はもう完全にコウモリとして日本人の言いなり
そんな中国人はたとえ映画でもあかんと言うことからか、コウモリだと思ってたら、なんと署長さんは老獪な古狸だったんですねぇ
イップ・マンは孤立するものの自分に課せられた正義感に従って行動するだけ
もう孤立無縁で、日本人、斧頭幇の連中さらに警察と敵対する状況下で
奥さんは産気づいていく・・・
 
この作品を見ててプロットの展開として日本人と日本軍を悪者において
孤立無援で戦うお話って
イップ・マンの弟子であるブルース・リーが主演していた数本の映画をイップ・マンを主演にしてリメイクした感じを持って見てました
し、ドニーさんの第一作でも日本軍と戦っていたような
ってことっで“古き酒を新しい皮袋に”って言った作品だったのね、決して反日作品とは言えないでしょう
と言うことで娯楽映画としては無条件で楽しめる作品とはなってるんですが
 
こちらは先にも書いたようにイップ・マンイコールドニー・イェンさんって思ってるから
主人公はイップ・マンじゃなくても成立している映画であるわけでして
マ、尺も90分切ってましたし
娯楽映画としては成功してる作品だった
 
シネマート新宿での企画興行<のむコレ2020>で上映された一本
 
2019年製作、中国映画(日本公開作品)
リン・リーミン監督作品
出演:デニス・トー、マイケル・ウォン
コメント (2)
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