月末になるとレンタルDVDのセットを組むのに苦慮することしきり
ってことで自分に合わないって明らかに思える作品をセットに組み込んでなる丈半額のセット料金にしている昨今です
ってことでこのような明らかに自分に合わないような作品までレンタルしてきますが
たまにはこう言った作品を見るのもいいもんですね
この作品、なんとエミリオ・エステベスが、製作・監督・脚本・出演を務めるワンマン映画でしたねぇ
脇を固める役者さんで、l個人的に認識できてる役者さんはシンシナティ市警の交渉人刑事を演じてるアレック・ボールドウィンと、検事で市長選に立候補してるクリスチャン・スレーター
女優陣は全く記憶外の方々でした・・・
アレック・ボールドウィンは、交渉の最初の電話でCCPDっで言ってましたねぇ
TVドラマの「シカゴPD」では頭文字が同じCCになるんだけど、地域限定だからシカゴだろうがシンシナティだろうが、市警管轄範囲なら通じるってことなのかなぁ
お話は真冬の氷点下の寒さ凌ぎに公共施設である図書館
開館を待つホームレスたち、これで一日中ここにいて寒さを凌ぎ
公共施設だから入館拒否してできないしせつだし、本以外に最近ではPCでネットし放題だし、ある意味良い施設ですよね
一時日本でも東日本大地震以降の電力不足から、夏場の猛暑避けのために公共図書館を利用する方々を見てますし
私は図書館よりはカフェにフル充電の5時間駆動のポータブルBlu-rayレコーダー持参でカフェモカ飲みながら1、2本映画鑑賞して電力不足の暑さしのぎをしてましたのっで
彼らが寒さしのぎに公共施設に篭るのはわかるものの
何せホームレスですからある日、一般市民からホームレスの体臭のクレームを受けて排除したら、訴えられてエステベスは解雇されるかもって状況下に置かれてしまう
彼は過去にホームレスの経験があり、そのほか精神疾患の過去もあったりする人物
そんな酷寒のある日、閉館時間になってもホームレスの連中が
街の避難シェルターも満杯で行き場がないからと暖かい図書館の占拠を企て
閉館時間になりバリケードを張っで館内に立て篭もる
巻き込まれたエステベスは、これ以上問題を起こしたくないために最初は彼らに抵抗しつつも次第に手を貸していく過程が実にいいのだが
図書館外では市警や報道陣が駆けつけ、
キャリア主義の市長候補の検察官、警察のベテラン交渉人、地元のテレビ女性レポーターらが自己の思惑で主観的な関与することで、平和な立てこもりが図書館外では政治とメディアを巻き込んでいくという
ある意味社会を風刺した作品だったのねえ
平和的な立てこもりであるにもかかわらず、それに協力したエステベスはいつのまにかホームレスを人質に取った占拠事件の扇動者に仕立て上げられてしまう
権力志向の検事で市長候補は政治的な利益のために騒動を利用し、
マスコミは視聴率確保のためにセンセーショナルに騒動を盛り上げるために状況を歪曲する
いわゆるフェイクニュースにしちゃうんですね
つまりエステベスは、報道がときに他者を犠牲にしてまで自分たちに都合のいいように事実を捏造しさえする姿勢を指摘しているのである
これは当時のアメリカの統治者へのメッセージにもなってるな気がする
ついに警察は制圧のために突入を決行するんですが
突入部隊が見たものは・・・
実に楽しいオチでしたねぇ
実に楽しいオチでしたねぇ
2018年製作、アメリカ映画
エミリオ・エステヴェス製作・脚本・出演・監督作品
出演:アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレーター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
