東映チャンネルでプライムタイムで連日OAされてる竹内力さんの東映Vシネマ“平成残俠伝シリーズ”の第四弾。
昨日の「平成残侠伝 狼が斬る!」では、ドラマ自体にメリハリがなくて、なんかのっぺらぼうな作品でおもろうなかった
っで書きましたが、ベテラン福岡芳穂監督ですから、今作ではきっかりとドラマのメリハリドラマ共に
作品的にキャラクターとしてもそれぞれの人物像にもメリハリをシッカリと描いてくれてはいるのですが
前作は主人公の行動自体画像よくわからないまま
最期を迎えるって言う力さんでしたが
今作では、その生き方に一貫性がある人物像で
男は黙って・・・っていう生き方がじつによかった気がするけど
我々の求めるVシネでの力さんのキャラクターは強い信念を持って獣の如く生きて信念を貫く姿なんですが
第三弾では、全くその日面影もかもなく、かつどこか世捨て人のような影を抱いてる力さんを見たくないっでいう
私個人的な私見もうあったのかもしれません
今作の力さんは、血肉を分けた実弟と実妹を堅気として生きていかせるために
組のナンバー2の甘言に乗っかって、会長を殺(と)ってしまう役
親を殺ったら極道では無く外道となるっていうセリフはいいよねぇ
外道に落ちても実弟と実妹をこの世界から外レたとこで暮らさせたかったからの行動原理には肉親への情愛に溢れた生き方で、ヤクザの世界観では外道であるが
弟妹を堅気にさせて生きさせるっていう行動原理は人間として当然の情愛であるわけで
8年の務めを終えて出てくれば、実弟はヤクザでいい顔をしており、妹だけは堅気の仕事にはついていたものの
仕事仲間からはヤクザ之妹と蔑まされてる人生を送っていた
そう約束が違っていたのである
そう力さんをはめたのは渡邊哲さん、まさにハマり役だったなぁ
そのバシタに故深浦加奈子さん、惜しい女優さんを早くになくしちゃったなぁっで思わされる演技だった
力さんに狙われた会長になんとまだ髪の毛フサフサのお若い成瀬正(正孝)さん、全く台詞もないチョイ訳でしかなかったけども
雰囲気だけはやっぱ貫禄の演技ですねぇ
力さんの弟というか今作での若手は実弟役の岸本祐二さん
兄の思いとは裏原に生きてヤクザになって、自分と同じ道を亜吐かせられていく若者を演じていたし
なんと力さんを斬ってしまい、挙句裏切られて射殺されてしまう
そんな現場に居合わせ全体像を草薙幸二郎にカラクリの全てを知らされた妹役の馬渕英里何さん、兄の長ドスを拾って悪の張本人に向かっていく姿に銃声が被る
こんな素敵なエンドシーンを撮ってくれるなんて
強い力さんを見たい人には物足りない作品血いうことになるけども
こう言った竹内力って、十分に力さんは自分に付き纏うワンパターンのキャラクターの転換期を自身で狙って作ってきてるシリーズなんでしょうね
1998年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
福岡芳穂監督作品
出演竹内力、岸本祐二、馬渕英里何、渡辺哲、成瀬正孝、城明男、草薙幸二郎、深浦加奈子
福岡芳穂監督作品
出演竹内力、岸本祐二、馬渕英里何、渡辺哲、成瀬正孝、城明男、草薙幸二郎、深浦加奈子