MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

バーニング・シー

2022-09-06 17:38:20 | 洋画未公開
ノルウェー産のディザスタームービー
北海の海底油井から石油を採掘している会社、油井が数台あり乱立している
そこに雇われて水中ロボットっててもなんか海蛇みたいなやつでクネクネと水中障害物を逃れて怪我人を探すことの研究に明け暮れているヒロインソフィアには
その油井で石油採掘をしているシングルファザーのスティアンが恋人で幸せな生活を送っていた。
 
そんなある日海底が崩れて油井の一つが倒れてしまう事故が起き
ソフィアとアルトゥルの探索コンビが生存者がいないか調査を頼まれる
ここまでの海底探査に至るまでのセキュリティがじつに強化で
まずは秘密保持契約にサインしないと何が起き、なんの探査であるのか説明も行われないって言う厳重さを最初の事故で示す丁寧さ
秘密保持のためなら作業員の一人や二人のいのちも捨てる会社の非情性もしっかり見せといて
 
いよいよ本題、なんと海底流出での全てには油井が崩れて原油が流出
一応ヘリで各油井から作業員を避難させるもののスティアンのか油井だけ自動でバルブが閉まらず彼が地下に人力で締めにいくが流出ガスで爆発彼だけ残して全員一応間一髪で難を逃れるものの
彼が帰らぬことに怒り心頭のソフィアはたった一人で探索ロボットだ油井に行こうとするがアルトゥルが一緒に・・・
完全死亡フラグのアルトゥルでしたが、あなんとかスティアンを見つけ油井からの脱出を試みるも
 
流れ出た原油をこのまま放置するとメキシコ湾の二の舞以上にノルウェーは打撃を受けるってことで原油を流失前に海上で燃しちゃうってことで
ナパーム投下
燃える炎を前にしてソフィア、スティアン、アルトゥルの三人は海中艇で水面下で逃れることに・・・
ようやっと逃げれるってときにワイヤーが引っかかっていたのをアルトゥルが犠牲になって・・・
 
ノルウェーのディザスターパニック映画「THE QUAKE/ザ・クエイク」のヨン・アンドレアス・アナスン監督が作った作品ですから
安心安定しては見られた作品ですが役者に馴染みがないのがちょっと難点
 
2021年製作、ノルウェー映画
ヨン・アンドレアス・アナスン監督作品
出演:クリスティン・クヤトゥ・ソープ、ヘンリック・ビェラン、ロルフ・クリスチャン・ラーセン、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ビョルン・フローバルグ
 
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悪女軍団

2022-09-05 23:26:35 | 邦画
1981年製作公開の日活ロマンポルノ作品の一本ですが
ロマンポルノ自体は70年代中盤から市民権を得て
結構名前が売れてる女優さんとか男優さんが出演されるようになってきてて
なんとこの作品東映の鈴木則文さんが勝目梓さんの原作を脚色された作品
則文さんはロマンポルノ作品としては79年には「堕靡泥の星 美少女狩り」を一本撮っているんですね
 
そしてなんと古巣にお帰りなさいと言っていいのかなぁ
この人、中尾彬さんが出演されてるおりますし
 
悪女軍団の親玉として
八並映子さんがロマンポルノ初出演
年増の役を演じていらっしゃって立川の老舗ヤクザの後妻さん
でその義理の娘の姉に
のお二人
もうロマンポルノ主演級が三人もそろい踏みでしたねぇ
 
で立川米軍基地返還に伴う利権をめぐって古いヤクザが国会議員と新興ヤクザの親分に殺されて
その仇を討つという使い古されたシノップスを則文さんが脚色してるから
日活映画なのにどこか東映の香りがしていた作品
 
ロマンポルノとして復讐を我が肉体を餌にっていうか、女の武器で一人一人で倒していくだけのお話かと思ったら
原作がそうなのかはわかりませんが、代議士の妾腹のJKをレズで誘って一億円の件でのオチにはちょっとやられたんですが
もう一段お金になんないオチをつけてきましたねぇ
 
則文さんですから、復讐がバレて身がやばくなった八並さんに中尾さんがこのまま行ったら血を見ることになるとの忠告に返した八並さんの
“血が怖くて、女がやっていけると思うの”
って言う台詞がじつに刺さったなぁ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1981年製作、日本映画、日活ロマンポルノ作品
勝目梓原作、鈴木則文脚本、小沼勝監督作品
出演:八並映子、風祭ゆき、泉じゅん、広井純、中尾彬、伊藤京子(新人)、高木均、
宇南山宏、益富信孝、吉原正皓
 
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ジャスティス・スクワッド

2022-09-05 17:06:18 | アジア映画
久しぶりのインド映画だった
私はジャケット借りですから、このジャケットから戦闘ものって言った判断だけでレンタルしてきて
改めてプレイヤーにかけようとしたらランニングタイムがなんと145分
あちゃりゃ、長いのあんま好きくないんですが戦争映画ならいいかって思ったら
なんと映画が始まる前にマスク着用で映画観れって言うような
って言う言葉わかんないから勝手にそう思っただけですが
 
ありゃりゃインド映画は民衆への様々な啓蒙を担っているようですね
タバコとかお酒とかへの警告あったりのが映画もありましたし
そんだけみんな映画を見るんでしょうね、どっかのが国とは各段に娯楽の位置づけが違うようで・・・
 
2008年にムンバイでも爆破テロが起こってその時警官だった主人公たちはテロ犯たちをパキスタンに逃してしまう
そのときに爆弾をムンバイに隠したまま逃げたテロ犯たち
これがさらにテロを続けるためにパキスタン人を、いわゆる日本でいうところの”草“として、インドに数十人潜入させ隠忍13年彼らはインド人として同化させていく
 
主人公の名前でキネカ大森では公開されてたようですね
この後まんまDVDリリースだったようですが・・・
 
この三人どうやらインドでは役と物語では共通のシリーズだったようで
クライマックスでは三人のそろい踏みでテロ組織壊滅っていうか警察署に襲ってきたテロリストたちを三人でバッタバッタとみな殺し映画
武器をもってようがなかろうがもう射殺しまくり、一人も生かして帰さない
でも彼らを除いた警官には被害が出まくり
 
そう警察官とテロ組織とのムンバイ再爆破テロ防止アクション映画
インドですからカーアクションも肉弾戦ものガンアクションものみんな派手
見ててあっという間の二時間半
主人公が強いし仕事オンリーでして家族とショッピングセンター言ったらテロリストと正面出くわしたらもう家族忘れての銃撃戦
おかげで子供が銃創受けて
奥さんがインドから外国に避難しようとすると外国滞在許可に大使館で父親のサインが必要って言われて
なんと2度も仕事ですっぽかす
 
3度目はもう奥さんが出動直前の主人公を警察に迎えにきてしまって
仕方なく部下に爆弾テロ犯逮捕に向かわせたら殉職されてしまったりと
もう家族と仕事と社会正義の狭間に置かれる主人公って言う寸法ですねぇ
って事でボリウッドてきなダンスというか群舞シーンの入る隙間のない映画でしたが
別れるって言う言われて奥さんとの恋愛時代を回顧するシーンでヒロインのソロダンスをプロットとしでは組み入れてましたが
 
そこはインド映画エンドクレジットで制服警官たちのボリウッドモブダンスをしっかり入れ込んできてましたねぇ
インドの娯楽映画からダンスを取り除くことは無理なんですかねぇ
 
もう軍のヘリまで登場して各地に置かれた爆弾設置されたクルマを海に運んでムンバイを爆弾テロから救っていくというじつにお金もかかってる作品だったなぁ
 
2021年製作、インド映画(日本公開作品)
ローヒト・シェッティ原案・監督作品
出演:アクシャイ・クマール、カトリーナ・カイフ、ジャッキー・シュロフ、アビマニュ・シン、アジャイ・デーヴガン、ランヴィール・シン
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「週刊さんまとマツコ」に本宮泰風登場!!

2022-09-04 23:08:58 | 日記
日曜日の昼番組のバラエティ番組
偶然先週チャンネル回していて今日9月4日の予告を見ていて録画しておきまして
ってバラエティですが個人的には私自身テレ朝つ子でして
もう家のTVって地デジはほぼ5チャンネルに固定されてる感じで
「プレバト」以外は他チャンネルみてない有様
もうこれは神の啓示でしかなかった感じっで
見逃さなくてよかったなぁ

最近の仁侠Vシネマ人気を支えているのは任侠女子なんだそうでして

DVD会社も円盤から配信にその場軸足を移してから気軽に見られる作品ということで女子人気に火がついたようですねぇ


もともとレンタル店もオールイン作品は買取ですからほとんど店舗導入してなかったものが配信でいつでも気軽に見られるようになったのと
任侠四天王が哀川翔、竹内力、小沢仁志、白竜さんから
世代交代して中野英雄、的場浩司、本宮泰風、山口祥行とうつろいたのも影響してるようですね
私が通ってるGEOさんでは買取であるために大量に過去のでオールイン作品があるんですが
オバ様が端からレンタルしまくってるお姿を散見してましたものねぇ
女性が支えていたんですね
通りで新作導入日で争奪戦しなきゃいけなくなってますし・・・

昔から比べれば製作費も五分の1くらいになってるようですが
本宮さん今では企画者としてロケハンからキャスティング人気プロットまで口を出せるエグゼクティブプロデュースとして「日本統一」に傾注してるようですね


当然と言ったら失礼に当たるのかもしれませんが実兄である原田龍二さんの不倫とか
小沢仁志、和義兄弟の喧嘩噺とか
かなり楽しい30分でした

出演されてる泰風さんも楽しそうでよかった番組でした

この番組の録画Blu-rayは一生もんのがお宝になったようですね


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スピリットウオーカー

2022-09-04 17:02:23 | 韓国映画
ここ最近何故か中国映画のリリースが多くて、その煽りを食ったのか
韓国映画の輸入が少なくないですか
ここ最近はついに韓国のいわゆるオバ様方お好みの韓流ドラマではない刑事ドラマとか犯罪ドラマに手を出してしまう始末
って衛星放送とかレンタルですけどもねぇ、ここにあげてないだけで
正義感の強い作風でけっこう面白く見せてもらってるけど字幕が多くてねぇ
あと一気見してないんだよね
いつかここにもあげて行こうとはおもってるけども・・・
 
そんな中ついに面白い作品に出会いました
最初の方でちょっと見てるこっちが油断していたんですねぇ
あれこいつ誰やっていう展開になってついていけなくなって30分くらいで巻き戻して
最初っから見直してようやっと掴めたら完全にハマる作品

交通事故の現場で、意識を取り戻した男は全ての記憶を失っていた、鏡に映る自分の顔や名前に違和感を感じたのと銃創を警官に知られて病院をぬけ出した男はさっきと違う顔になっていた・・・
ここで気づけばよかったんですが見過ごしていたからって言う顔が違ってるなんて気づきもせずに自分のがミスで訳わかんなくなって見直す羽目に・・・

それでわかったのは、主人公は自分の体が12時間ごとに違う人に入れ替わっていることに気付く、そう私もそれに気づく
そうすると何故ってなるともう映画のマジックの虜に・・・って寸法
何が起きているのか、本当の自分は誰なのか真相を解明するべく行動を開始した彼は、いつしか自分が巨大な陰謀に巻き込まれていることを知る羽目に・・・

話としては実に面白い、さらにヒロインが他人の顔の自分に絡んできて
っていうかこの彼女格闘はできるし拳銃持ってて付きつけてくるから始末に悪い
だって自分は印刷会社の課長さんでしかないんだから
日本の役者さんなら区別つくけど韓国のが俳優さんの顔が変わってても気づかないもんなんですねってことで映像的にもこっちの頭もこんがらがってしまっての巻き戻しでしたが
これが何故だかわからんけどAM12:00とPM12:00の12時間ごとに入れ替わっていくんですね
 
そんなプロットがわかると付いていける作品で
後は彼が自分は何者で、何故に追われているのか、絡んできた女が何者かがだんだんと見えてくる後半がアクションとともに進行していくと
女はなんと警察官、そして麻薬組織が動いてくると思いなせえ
ところがどっこいこの麻薬組織の一員だったってわかるときにこの組織の本当の姿が解明されるという
さらに何故に12時間毎に他人取り戻した入れ替わるのかって言う理由も説明される
 
ヒロイン演じてたイム・ジョンさんのがお顔は何度か拝見させていただいていたんですね

それにしても韓国の司法組織はおバカか悪の権化って言う相場が決まってるようで
久しぶりの楽しい韓国映画を見させてもらいました
 
2020年製作、韓国映画(日本公開作品)
ユン・ジェグン脚本・監督作品
出演:ユン・ゲサン、イム・ジヨン、パク・ヨンウ、パク・チファン、ユ・スンモク
 
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OLの愛汁 ラブジュース

2022-09-03 23:26:07 | ピンク映画
BS日本映画専門チャンネルのピンク映画特集上映企画の“おとなの桃色シネマ白書”が七月から始まり九月の二作品のOAが月早々に始まり
今月は二日、三日と月初に集中
まずは1999年田尻裕司監督の国映製作で新東宝系列館でしょ上映されたピンク映画ながら、第9回日本映画プロフェッショナル大賞ベスト7位にはピンク映画として初めて選出された名作ピンク映画のOAですか
こう言った作品を作ろうと現在OP映画がピンク映画というジャンルのが仲でもがきつつある最近の製作の原点がこの映画なんだろうなぁ
っておもわされる作品
ある意味じ女性に見てもらいたい作品の第一候補
なんでもないどこにでもいるような平凡なOLの平凡な日常を描いているだけ
ただピンクですから濡れ場があるっていうだけで、それがちっともエロくない
ヒロインは28歳のどこにでもいるOL
ある日突然6年間付き合っていた男性から別な女ができたからって一方的に別離宣言される
このシーンでも実は破局宣告されて泣き出すのは男の子新しい彼女の方で
ヒロインは涙一つ流すことなく受け入れるものの
 
その帰り道終電車で見知らぬ男の子に肩を乗っ取られて動くに動けず終着駅までにっていく
彼を見てるうちに衝動的に唇を重ねてしまいカレに気付かれて
終着駅で慌てて下車するものの
そのまんま見知らぬ男とラブホ直行
その日以来8歳年下の写真学校の学生と体の関係が続く
年下男の甘えにあまんじて過ごすうちに
だんだん気持ちにズレが生じてきて・・・
 
女心の微妙な揺れを描いている作品でして
ピンク映画の範疇を完全に超越した作品
プログラムピクチャーとしてはベルトコンベアー式に大量生産されていく中でたまにこう言った作品が出てくるのは当然でして
ピンク映画って言うジャンルが唯一日本的なプログラムピクチャーシステムでなければ決して生まれない作品だったんでしょうね
ヒロイン演じてる久保田あづみさんの魅力がすべての映画だと言ってしまっていいだろう
どうやら女優さんということで裸も厭わない演技力とちっぱい気味な美乳と整ってはいる顔ではあるがどこにでもいるような顔。およそピンク映画のヒロインらしからぬ清楚さと儚さを醸していてじつに魅力的だった
さらに林由美香さんのキャスティングも効いていた
 
新東宝や大蔵映画と言った大手からではなく国映からこう言った作品が生まれたってことが私には嬉しい限りではあるんですが
今唯一のピンク映画製作会社OP映画がこう言った作品を作ろうって自社のが将来を模索しているんですよね
 
切り口に違う記事はコチラ
 
1999年製作、日本ピンク映画、国映作品
田尻裕司監督作品
出演:久保田あづみ、林由美香、コマツユカ、佐藤幹雄、澤山雄次、森永徹、羅門ナカ
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Miss.リベンジ

2022-09-03 17:00:00 | アジア映画
ちょっぴりお色気ありな中国版ガーリーアクション映画
9月新作の第一弾はやっぱこの作品でしょ
肉体アクションの華麗さとその美貌で魅せてくれたスパイアクション「Miss.デンジャラス」には続いてのシュー・トントンさん主演のリベンジアクション作品
前作ではエージェントとしての任務でしたが
 
今作では邦題の”リベンジ“が示す通り、ヒロインチンチョンの復讐劇
それも惹句にあるようにその復讐劇は二段構えになっている作品
場所は70年代の香港、麻薬売買で商売を成り立たせている組織に麻薬捜査官の兄を目の前で殺され、さらに家を襲われたので、行きがけので駄賃でレイプされたチョンチョン
兄の復讐を誓い敵対する組織の長ヘイフオを頼って殺しのテクニックを教わり、
遂に復讐を果たすものの、その組織はボスのが兄が継いだために香港自体を牛耳ろうとしているヘイフオに再び組織転覆を依頼され
仕事をきっちりと果たしたチョンチョン
その功績によってヘイフオの女として香港に君臨することに・・・
 
しかし、兄の同僚麻薬捜査官に出会い香港がヘイフオので麻薬によって汚染されていることを知り
ヘイフオから離れ麻薬中毒患者救済の安楽村に居候しヘイフオの麻薬工場を焼失させヘイフオとチョンチョンは訣別して過ごしていた時にヘイフオの子を孕っていることを知るが・・・
 
実は兄が殺された時にヘイフオがその場にいたことがわかり
さらにヘイフオの部下たちが安楽村を襲い、迎え撃ったときにお腹の子を流産してしまう
そんなヘイフオを倒すために一人復讐に向かうチョンチョンの男ものスーツ姿がじつに凛々しくて
ジャケットのようなシーンは皆無でして
一体この絵はどこからもってきたんでしょうかねぇ
 
ヘイフオは武術の師匠であったためにチョンチョンは結局歯がたたなくて
そんな究極の状況でとったチョンチョンの復讐の一手とは・・・
こんな手って他の映画でも数回見たことありますが
 
中国映画ではあるんですが組織と組織の対立での集団肉弾戦とか
全盛期の香港映画を彷彿とさせてくれて、それなりに楽しめる作品ではありました。
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
ジェニー・ツェン監督作品
出演:シュー・トントン、テレンス・イン、リャン・カイ、シュー・シャオウ、リー・ユウェイ
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警視庁物語 行方不明

2022-09-02 23:17:05 | 邦画
2009年に東映チャンネルで連続OAされた東映シスタームービーの金字塔「警視庁物語」の時には原版一分欠損で18話の「警視庁物語 謎の赤電話」が欠如でのOAでしたが
それから10年、東映チャンネルでの修復技術において、一応見にくいとこはあるものの
現在の修復技術で最大限と言って良いくらい修復されたものをOAしてくれて
ここに原型となった「終電車の死美人」とともに全24話が今日のこの「警視庁物語 行方不明」のOAでシリーズ完結となり
私個人的にもコンプリートで視聴させてもらいました。
 
前作「警視庁物語 自供」との二本撮りで作られた作品ということで
タイトルが示すとおり今作はまず死体なきところから行方不明の技術者二人を捜一課長の縁故関係から駆り出された七人の刑事が
まだ犯罪と決まったわけでもないものの二日も行方を晦ませている二人の人間を探すところから物語が始まり
 
ってことでこのシリーズも回を重ねてくるうちに犯罪者のドラマ部分に特化してきていた語り口を
原点に戻ってドキュメンタリータッチで描いた作品となっている
学歴詐称とかが犯罪要因となっていたのがだんだんとわかってきて
ってことで帳場も立たずにある偶然から死体を発見して
あっという間に犯人を特定するものの
一足違いで犯人に自殺されてしまうという異質な作品となっていましたねぇ
 
浅草ロケは隠し撮りでしょうか、ラストシーンは許可とってのロケでしょうねぇ
浅草寺とか仲見世通り、浅草寺境内とかゲリラ撮影ですよね
よく知らない女優さんですが水上竜子さんがお綺麗でしたねぇ
 
被害者の別れた女房の木村俊恵さんの職業がなんとペットトリマー
1964年っていう時代からもうお金持ち階級目当てに存在していたんですねぇ
1964年って言ったら東京オリンピックの年
日本が世界に経済大国として生まれ変わったってことを世界的に誇示できた年
高速道路が整備され、新幹線が走った年でもあるんですが
ペットトリマーに3000円かかる時代に林刑事の散髪代が250円
因みにピース一箱30円
 
このシリーズは戦後日本の経済成長の中で取り残されていった庶民の貧困ゆえの犯罪に焦点を絞って
繁栄に取り残されていく市井の人々とその生活を描いてきた作品群でもあったようですね
 
なお10月、11月には東映チャンネルで全作品連続再放映されます
 
1964年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本、小西通雄監督作品
出演:堀雄二 、神田隆 、山本麟一 、花沢徳衛、須藤健、南廣、今井健二、 松本克平、片山滉 、加藤嘉 、大村文武、水上竜子、河合絃司、中野誠也、相馬剛三、岡村文子、木村俊恵、小林裕子、杉義一、佐藤晟也 
 
※参考
「警視庁物語 行方不明」
 
 
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ゴヤの名画と優しい泥棒

2022-09-02 17:09:18 | 洋画
これって実話だったんですね
オープニングにその旨のテロップが出ますが、殺伐とした泥棒映画ではありません
1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーで起きた、フランシスコ・デ・ゴヤの名画盗難事件の驚くべき顛末をコメディっていうかヒューマンドラマとして描いた作品、名画盗難事件なのに実にハートウォーミングな作品として仕上がっていても
っていうかそのハートウォームなファミリードラマが実話って言う形だったとはねぇ

いつも殺伐したのとかエロ中心の作品しか見てないわたしにとっては
ちょっと見終わって心洗われるというか爽やかな気分にしてくれたのも事実
偏った映画ばっか見てるのもアリですが
そんな中でこう言った作品を見るっていうのも映画の持ってる幅の広さなんですかねぇ

しかし61年っていうことで、美術館のセキュリティも人力だけだし
簡単に盗めてしまうもんなんですね
っていうかアジアの東の果ての島国の人間にとっては西洋のこう言った名画盗難事件ってほとんど知りもしないけど
ロンドンっ子っていうかイギリス人にとっては最大の関心事だったようで
これもこの映画のエンディンング近くで、このゴヤの名画”ウェリントン公爵“盗難をフィクション化していて
なんと「007は殺しの番号」でDr.NOが盗んだって言う設定になっていたんですね
その映画を盗んだ当人として裁判にかけられた主人公夫婦が見てるっていうこのアイロニーなお茶目さと
ボンド映画製作者、のアイディアも素晴らしい

まぁ主人公のオッサンはイギリスの国営放送BBCの視聴料金を払うのは不当だと言う人物で
郵便局が聴取料をとりにきても真空管(まさかの真空管ですよブラウン管ではない)抜いてBBCがはいらないようにしていたものの
なんと捕まって実刑に・・・
イギリスも国営放送の視聴料徴収するんですね、それも個人単位みつぃでしたねぇ
そして電波法だからその管理局が郵便局って
日本とかわんない制度だったようで
日本でも払わんしって言う政党が最近出てきたし
電波では郵便局ってものも一緒ですねぇ

裁判では罪状全否定の無罪を主張し
まぁ彼の主張にはちゃんとした道理があって視聴料は65歳以上は無料にせよって
これまたどっかの国の政党とおんなじ
実は彼の息子が父親の主張に同調して絵画を盗んできたんですが
親がムスコのつみをかぶって裁判では全否定の無罪主張を・・・

彼独自の主張の弁論のがユーモアあふれる主張がまさかまさか通って陪審員は窃盗時紛失した額縁のみの有罪判決で服役させられる

そしてこんだけおっきい事件だったものが裁判の決着と盗難絵画が戻ってると言うことで
息子が罪を告白しにきても警察も相手にしないと言ういきな判断

さわやかで楽しい作品だった
イギリスでは老後の楽しみということで65歳以上の老人への視聴料は無料になってるようで、
ヘレン・ミレンがじつに見事な演技を見せてくれていた

2020年製作、イギリス映画
ロジャー・ミッシェル監督作品
出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グード、ヘザー・クラニー、ジェームズ・ウィルビー

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ツーアウトフルベース

2022-09-01 23:11:37 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
青春映画をちょい半端な人生をあるいてきて二進三進もいかない、やることなすことマイマスに動く若者二人っていうかヒロイン入れて3人のさらなる窮地を“ツーアウトフルベース“って言うことで
この若者三人は実は高校球児
甲子園目指して後一歩で最高の舞台に乗れなかった高校球児
 
それを引きずっているのか高校卒業して10年、クスリとその日暮らしに明け暮れていたのは
やはり甲子園に行けなかったことを引きずっているからでしょうか
そんな男たちの最悪の一日を、時代と時制を行きつ戻りつして描いた作品
ヒロインもこれまた当時の野球部の女子マネージャーでしたんで上に三人は高校球児って書いていたのよね
今ではヤクザと関係を持ってクスリとかに明け暮れている自堕落者
 
ヤンキーにもなれずミュージシャンにもなれず
って金にも困ってレアなギターまで売ろうって言うその日暮らし
半グレとも付き合い自堕落にその日を過ごす、ある意味クズな2人
元モー娘。の工藤遥がヒロインを演じている
彼女もこう言った汚れ役を演じれる女優になれたようですね
劇中でもヤクザにボコボコにされ血だらけの顔の役だった
寡聞にして主役の2人はお初でしたねぇ
 
木更津でロケしてるんで、オールインの任侠ドラマではよく使われる建物でこの作品もロケしてましたねぇ
色々ごちゃごちゃとプロットが組み込まれて最悪の一日って言う感じはわかるものの
その過程でヤクザに追われ、半グレに追われていくだけでなく刑事にも追われると言うプロットは
個人的に見慣れてる任侠ドラマの方とかのプロットドラマとさほど違いはありませんが
主人公はヤクザにも半グレにもなれない人間が
この一日で人間として目覚めるっていうのは陳腐なシノップス
 
ラストはボール投げてあかりが消えた瞬間に銃撃が始まるのが常でしょう
あの一瞬の間は何だったんだ
全員自滅っていう設定と手帳取られた警官が2人を現場からにがすんと
ヤク集めるとこが良いよね
 
まぁ大体こんなもんでしょ
でも一体こんな映画どこの誰が劇場まで足を運んでみるんだろうって思ったんですが・・・

2022年製作、日本映画、「ツーアウトフルベース」製作委員会作品
藤澤浩和監督作品
出演:阿部顕嵐、板垣瑞生、工藤遥、諸星翔希、渡部龍平、趙珉和、宮崎秋人、ー成松修、佐野和真、新羅慎二、カトウシンスケ、後藤剛範、渋川清彦
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