
直径18cmのLED

手持ちで使う場合もある

グリップはLeofoto小型三脚だが、カーボン製のモノポットも使用
私が室内で人を撮る時のメインLEDは直径18cmの円形LED。これは、その場の雰囲気を生かしながら使う方法。これにグリップを付けて、左手でライトを持ち右手はカメラのAFを使い片手撮影する時もあるが、通常はスタンドに取り付ける。こんな場合、室内でフル光量で使う事は稀なので、バッテリーは一番小さいタイプで十分。このライトに手製の垂れ下がるディフューザーを取り付けて、提灯風にする使い方が好き。

039ブランドのACDC両用タイプ(販売中止品)

左は色温度調整と光量調整可能 右は太陽光のみで光量調整可能なSh50Pro-V

小型ストロボはGODOX3台をメインにFlashQ2台 ラジオスレーブは一番信頼出来るGODOX

039ブランドのツインアンブレラホルダー

039ブランドのツインアンブレラホルダー(シュー部はレオフォト製に交換)
2003年に日本から上海へ持ち込んだ大型ストロボや大型のGITZO三脚などプロ用撮影機材は、10年ほど前にすべて元アシスタントの元へ行き現在もスタジオで現役。その後、私のメイン照明機材はLEDに。そして、どうしてもストロボを使わなければならない時は、クリップオンタイプの小型ストロボがメインに。大型ストロボが必要なら元アシスタントから借りればそれで済むからね。将来カメラの感度を上げても、ソフトウェアでノイズが気にならなくなる事を予測しての決断だったが、その後劇的にカメラセンサーも含めノイズ処理ソフトが進化したので予測は間違いなかった。今はDXOのPureRAWは手放せないのと、カメラの設定感度ISOは6400まで普通に使う。
私の今の撮影スタイルは、今そこにある光をメインにしながらLEDで補うのを基本にしているのは、その場の雰囲気を壊したくないからだ。ただ、小さな手のひらサイズのLEDだと光量が足りない事もあるが、目にキャッチライトを入れるだけでも写真の見え方は変わる。
クリップオンのストロボの私の使い方は、大きめのアンブレラがメインでソフトボックスは使わない。クリップオンストロボの角度調整で光の反射角度と光量を変える事で、上下の光量はいつも上側の光量を上げて使う場合がほとんどなのは、髪の毛の黒い人を撮る時が多いから。これがわかる人は、相当ライティングを知っている人。039ブランドのツインアンブレラホルダーは、アルミ削り出しで特注し雲台部はコメット製を流用したので強度は十分。現在は私の手元に数個と上海の倉庫に数十個保管中。いずれヤフオクに出すつもりだが、欲しい人はメールください格安で販売します。
☆香港に本社があり深圳に工場がある撮影機材製造会社が清算と連絡があった。そう、春節の前後は会社の倒産や従業員の転職の時期でもあるのだ。10年以上前の事だが、深圳には4社ほど撮影機材製造会社と関わりがあり年に数回通っていた時期があったが、その中の一社が廃業したのだ。一時期は、商品が安いだけで売れに売れた時期があったけど、その後の時代の変化に追従出来なかったのは、老板(社長)の考え方が古過ぎるからだ。彼らはいかに安く物を作るかがテーマなので、中途半端な商品が多すぎて不良品も多かった。で、安ければ何でも売れた貿易相手国は断然アメリカで、3位が日本だ。
☆カメラ以外の撮影周辺機材のほとんどは中国製になってしまったが、その中で安い販売価格には理由がある事を頭に叩き込んだ方が良い。製品の外観は問題ないが、中を開けてみるとその理由が分かる事もある。また、信頼出来ないメーカーは製造ロットにバラツキが多く使い物にならない製品も多い。アマゾンなどネットで物を買っている人達は、同じような物だと安い方を選ぶ人が多いが、私は同じような物であれば絶対に値段の高い方を買う方が間違いないのと、知らないブランドには手を出さない方が良いのは、同じ中国国内の他社の製品のパクリ製品が異常に多い事。それと、販売サイトの評価も当てにならないのはサクラが多いからだ。一番信用出来るのは現地で製造販売している人に聞くのが一番だが、それはハードルが高過ぎるので普通は無理で、長年付き合わないとホンネは言わないからね。
つまり、彼らの考え方は使えれば良いという垢が今も抜け切ってない人がまだ多く、儲かれば何でもやるという考え方の中国人が多過ぎる事。過去10社以上の撮影機材製造メーカーと付き合って来たが、時代に追従出来ず若い人の意見を聞かないコピー製造会社は淘汰されそうな昨今。現在、私が一番信頼している中国の撮影機材製造会社はGODOXだ。この会社、昔は大型ストロボを製造していた時期があったが、二代目のボスは小光量ストロボに注目し改良を繰り返し、今は中国ナンバーワンの会社になった。社長は私が知る限り英語が話せる唯一のボスで、とにかく人の話を聞く人で販売価格も良心的。そして、日本の法基準のPSEと無線電波法の技適も取得して販売している中国では稀な会社だ。
☆技適とは、電波を発する商品は輸入国の認可が必要で、これの取得料が日本は異常に高い。039のSh50Pro-VはBluetoothでスマホからコントロール出来るのだが、この「技適」取得料は当時3万元(当時のレートで45万円)も取られ、私が工場に支払い工場から技適申請し販売にこぎつけた経緯があるが、今のレートだと60万円越え。技適は世界各国必要だが、取得料が異常に高いのが日本。この技適認可を取ってない海外製品は、日本に蔓延してるよ。九州で有名なあの会社の社長に技適を取ったと言ったら、「えっ」と驚かれたのは今でも忘れない。もう付き合いはないけどね。そんなもんよ、今の日本は。