プラタナスの落ち葉
秋なのか冬なのか、最近は世界中の季節が狂っている。地球は沸騰期に入っているという記事も見たが、ある意味正しいかもね。
画像は十数年前に上海にあったギャラリーの入口で、場所はフランス租界の中。オーナーは、歩道を勝手にキャンバスにしていたが、こんなの今では出来ないだろうね。
プラタナスの並木は、過去フランスが関わった街には必ずある。暑い夏は歩道のほとんどが日陰になり強い陽射しから守ってくれ、冬は葉が落ちて陽を照らしてくれる素晴らしい樹木で、上海はプラタナスの葉が落ちると秋が来たというメッセージだった。
昔の話だが、上海の街並みを撮りに来た日本のカメラマンが、撮れるはずの写真が撮れなかった。それは、プラタナスの葉が建物を覆い隠し古い建物がほとんど見えなくなっていた真夏。来月の初旬に上海へ向かう予定だが、プラタナスの葉がどのくらい残っているのかちょっと楽しみ。
☆画像のカメラはCanonのデジカメで、レンズはCanonの古いFD50mmをマウントアダプター経由で無理矢理使っていた。