海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海蟹を孔乙己酒家本店で

2018-12-22 | 写真日記

上海蟹(大閘蟹)

元アシスタント主催の忘年会に誘われ孔乙己酒家本店で一杯。今年に入って上海蟹は東京の青砥で一回食べたが、上海では初めていただく。紹興酒の加飯皇15年ものとの相性はぴったりで、とても美味しくいただいた。人数は2テーブルで約16人ほどだが、私が一番の長老で他は30歳代と20歳代の若者ばかりで、全員が映像関係者。みんなの顔を見ながら、私もこんな時代があったよなぁ、なんて昔を思い出した。

2003年に東京から上海へ拠点を移して15年が過ぎようとしている。2003年から2010年の7年間で、様々な地域出身の中国人アシスタントが私の横を通り過ぎていったのだが、すでに顔も名前を覚えてない人達がほとんど。それは、数時間で辞めていった奴なども含めみんな長続きがしなかった奴が多かったからだ。それでも、ちゃんと独立して今現在バリバリ仕事をしている人は、すべてが地方出身で写真関係の学校に行かなかった人の方が多い。それらの人達は、変な癖がついてないので、何事にも吸収力が高いのかも知れないな。

孔乙己酒家は孔子廟横に、紹興市出身の夫婦が今世紀に入って開店した店で、最初の頃は瓶だしの紹興酒の量り売りと紹興料理が楽しめる雰囲気の良い小さな店だった。その後、人気店になり二階を改装して店舗拡大。その後、日本人村付近にも2号店を開店。創業者が今年の春に亡くなり寂しくなってしまったが、店は大繁盛していて必ず予約が必要な人気店に。二軒の店があるが、お勧めは老西門文廟横の本店だ。

X-H1+Nokton40mm f1.4

コメント
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