柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

講演をするキッカケは・・・

2010年07月12日 | 私の半径100メートル
私が人前で講演をしたのは2003年のフューネラルビジネスシンポジジュームです。


葬儀業界の情報は当時は少なく
「フューネラルビジネス」と「SOGI]という業界誌がバイブルのようで
隅から隅まで記事を読み、蛍光ペンでアンダーラインだらけにして読んでました。
社員に見てほしいし、またミーティングの材料にしたり・・・
ずいぶん、役立ちましたね。

そして、毎年行われるフューネラルビジネスフェアの展示とシンポジュームの講演は
これがまた、私にとっては素晴らしい勉強の場になってました。

私が勤めていた葬儀社にフューネラルビジネスが取材にきて
当時では珍しかった「遺族会」や「遺品のコーナー」に注目していただいたのが
講演をするキッカケでした。

遺族会と言っても簡単な茶話会ですが、毎月1回必ず開いていました。
その中から遺族との交流ができ、家族を失った悲嘆を手に取るように
教えてもらいました。

それが基になり、葬儀後のご遺族には1年間ですが毎月、ご遺族の「つぶやき」を書いた葉書を送りました。

そして遺族と社員のケアも兼ねて「ヨガ教室」も開催しました。
そんなことが、編集者の気に止まったようです。

ですから初期のころの講演は
「グリーフケア(遺族の癒し)」の話が重点的でした。

遺族のケアを行うには社員の気持ちや行動が一定のレベルに達していないとできません。
葉書を出したり、会報を作ったり、遺族との交流をするのは
私だけでなく、社員たちも一緒です
社員全員がどうしてそうできるのか?
と云うことから、社員教育やマネージメントの話をいただくようになりました。

そのうちに顧客満足とか、接遇が話題になり
実際に葬儀の中でどうやって気付きを身につけるのか?という講演をするようになります。

そして最近ででは
生前と死後の対応やご遺体の衛生管理などにも話は及んでいます。

そうこうしているうちに8回目の講演を先日終えました。

受講者の中に毎年聞きにきてくださる方が大勢います。
講演後に名刺交換をさせていただくのですが
名刺を見ただけで「あ、この方以前も名簿に名前があった!」と分かり
思わず「いつもどうも」と声をかけてしまいます。

本当にありがたいですよね。
こんなご縁を作ってくださっているフューネラルビジネスさんにも感謝しています。