例の市長発言の件、なにやら、すごい騒ぎになっていますね。。。
ちなみに、この件がメディアで取り上げられることになった発端は、「市長の集会での発言→それを問題視する議会での質疑→それに対する市長のブログでの発言」という一連の流れから、議会が決議を出すことになったのを受けてのものです。
で、その決議案が議会で審議されるのは来週月曜日。
その日には市長が記者会見も開くそうで、まだまだメディアに取り上げられる機会はありそうですね。
しかし、「都市ブランドの向上」にご執心の市長が、こうやって自ら西宮市のブランドを地に落とすとは、ほんま、なんという。。。
さて本題、一般質問のご報告の続きです。
市長という立場にも関わらず、市が主催する中高生を対象としたイベントで、あのような発言をし、それに意見されればブログで相手を揶揄・嘲笑するという彼の姿勢は許しがたい。
ですが私にとってある意味、それ以上に許しがたいのが、自身の選挙前の公約を堂々と踏みにじり、そのことを指摘されても、まるで自身を省ようともしない彼の姿勢なんですよね。
というわけで、今日のブログでは、そこらへんをご覧下さい。
--------------------
【前回ブログまでの流れを受けての私からの再質問】
資料④で示したとおり、市長はマニフェストで人件費削減の重要性を力説しています。
↓
また6月議会で、自身のマニフェストについて「方向性については何も変わっていない」とご答弁もされています。
一方で、12月議会では消防職員の定数を現在の426名から522名に96名増員する議案が諮られることになっています。
(↑この話については、後日、改めて、ブログで取り上げます。)
この議案が可決され、職員数がその分増員されれば当然、人件費は大幅に増加します。
そこでお聞きします。
マニフェストに示された「人件費を削減する!」という内容を実現するためには、少なくとも今回、消防で増員しようとしている以上の数の職員を、他の部署で削減しなければならないはずだが、この点に対する見解はどうか?
↓
【再質問に対する市長からの答弁】
行政需要の増大に対応するため、他の部署でも職員数は増やしていきたい。
↓
【前回ブログも含めた流れを受けての、私からの意見・要望】
まずマニフェストで厳しく否定していた、ごみ収集業務に従事する職員の採用を再開した件についてです。
「過去の私が批判した前市長時代の採用は、こうした合理的な分析がじゅうぶんにおこなわれたとはいえないもの」だが、今回募集に至ったのは「分析をじゅうぶんにおこなったうえでの採用計画であり、前市長時代のものとは考え方が異なる」という答弁でした。
率直に言って、耳を疑う内容です。
また「一切の技能労務職の採用をすべきでない、というならば、職員の高年齢化と退職減によって、直営で運営すべきと合理的に判断した部分について、運営できなくなり、ひいては行政サービスの安定運営を補償できなくなってしまいます」という答弁でしたが、「一切の技能労務職の採用をすべきでない」と主張したのは、他ならぬ市長自身です。
選挙前にあれほど声高に主張し、訴えた内容を、まるでぼろ切れのように捨て去ってしまう。
前市長時代のものはダメだが、自分のものはちゃんとしていると強弁する。
そして、その変節について市民に理解してもらう努力を払おうすることさえなく、唐突に自分の判断だけで話を進める。
そのような自身の姿勢について、なにか思うことや省ることはあるのでしょうか?
それとも、こうした指摘も「細かい話ばかりを揚げ足取り」「反対のための反対に終始する」としか思わないのでしょうか。
↓
【ご参考】
会派・ぜんしんは一致団結して、二元代表制の一翼を責任ある形で担う覚悟でいます。そこらへん、まだご理解頂けませんかね、市長?@2016年7月のブログ
自身が従来、主張してきた内容と、ここまで異なる方向を取るのであれば、少なくとも何故このように考えが変わったのか?どのような経緯を経て、こういう結論に至ったのか?そうした点を整理し、事前に所管事務として議会に報告し、様々な意見を聴取した上で、最終的な結論を示すべきです。
そういった過程を経ることさえなしに、突然、市政ニュースに人員募集の広告を掲載するというのは、あまりにも自身の言動に対して無責任であり、市長に期待した多くの方に対する信義に欠けています。
民間事業者では2名で行っているごみ収集業務を、市の直営部門では3名で行っていることについての答弁も理解しかねます。
「直営で収集している地域は、委託地域に比べて、人口、ごみステーションが密集しており、ごみ排出量も多い地域」であることから「直営による定日収集は、3名乗車を基本に行うこととしております」という答弁でした。
また3名収集でなければならないと考える理由を、縷々述べられました。
しかしながら、ごみ収集業務の委託地域は国道2号線の北、市直営地域は国道2号線の南です。
いろいろ仰いましたが、わずか道一本を隔てただけで南の直営分は全部3人でなければならず、北の委託分は全部2人で大丈夫という理屈が、私には全く理解できません。
また「必要最小限の態勢で安定的に継続運営するために必要な職員採用計画」と仰いますが、私どもが聞いているのは職員採用を再開するという話だけであり、採用計画なるものの詳細は伺っていません。
この状況で「合理的」とか「ロジック」とかと言われても到底納得できません。
先程も申し上げたところですが、いくら勇ましい、結構な言葉で飾ったところで、それに値する内容がなければ意味がありません。
まずは早急に、仰るところの「必要最小限の態勢で安定的に継続運営するために必要な職員採用計画」なるものを示して頂きたいということを要望しておきます。
マニフェストで主張した人件費削減を実現するために職員数を削減するのか?給与水準を是正するのか?という質問については「業務執行体制及び給与制度の両面から取り組んでまいりたいと考えております」という答弁でした。
また再質問に対しては、業務が増えているから職員も増やしていくという話でした。
しかしながら今ある業務はそのままで、業務が増えているから職員の増員が必要という理屈が通るなら、職員は無限に増員していかなければならなくなります。
だからこそ市長自身が、今ある業務の中味を見直す・効率化する・優先順位を付けて重要度の低い業務はやめていくということを主張していたのではなかったのでしょうか。
人件費の削減を強く訴えたこと自体がなかった話にされてしまうのかと思うと、非常に残念な思いで一杯です。
--------------------
うー、読んでたら、また腹立ってきた。。
ほんま、なんという。。。
で、この話、も少し続きがあるので、更に次回に続きます。
というわけで今日のブログは、このへんで失礼します。