西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

断片的な内容だけじゃ分かりにくいですよね、色々と。というわけで決議の全文と、我が会派の討論を掲載しておきます@市長の問題行動&発言の件

2016-12-20 11:58:15 | 市政全般に関連すること

昨日の市議会本会議で、以下の内容の決議案が全会一致で可決されました。
まずは、以下の決議内容をご覧下さい。
  ↓
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市長に発言及びブログ表現の撤回や謝罪等を求める決議

今村市長は11月27日に実施された市内在住中高生を対象とした市主催事業において、自身が中高生時代に、学校内の鍵を盗んで合い鍵を作り、警備員に猥褻な本を渡して買収し、部屋の利用を黙認させていた、授業を抜け出して学校内でタバコを吸うなどの不法・違法行為を常習的に行っていた、などと発言した。
そもそも市長は、行政の長として中高生に対しては模範を示すべき立場にあり、市の教育施策や教育大綱に反する逆説的表現で青少年の歓心を買うことがその任なのではない。
市が施策を通して目指す青少年の健全育成・薬物等の乱用防止という観点からも、市長が、未成年を対象とした市主催事業において、このような発言をすることはきわめて問題がある。

またその後、この発言と市独自のものだと自身が公表した「西宮市教育大綱」との整合性を問われた議会での質問に対しては、自身のブログで「ピンクのダサいスーツに黒縁眼鏡で「お下品ザマス!」って言っている女教師みたいなことを言うなぁ・・・」「80年代ロックのビデオなら、ザーマス女教師の最後はどっちかです。バンドやパリピたちにプールに叩き落とされて嗤いモノにされるか。それとも、パリピたちといっしょにバンドとダンスで盛り上がるか。」などとコメントしているが、これは公式な場で発言した意見及び議員を揶揄し、愚弄するもので議会としては到底看過することができない。

個人のブログと言えどもそれは市の代表者としての表現であり、反論や意見表明には適切な表現を用いるべきであるし、市長とは例え気に食わぬ他者や意見に対してでも最低限の敬意をもって対峙することが求められる存在でもある。
今回の発言者やその内容に対する対応に見られるようなこうした市長固有の問題体質は、かつて全会一致で可決された「テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議」や、自身にとって好ましくない意見を持つ会派・議員について書かれたきわめて感情的で下品な批判メールを引用して過去の議会でも指摘されてきたが、様々な考えを持つ市民の幅広い行政需要に応え、より質の高い行政サービスを提供していくべき立場にある市長が、度々このように特異で不寛容な姿勢を示すことには重大な問題がある。
市長は平素より他者に対する敬意に欠けており、感情的で軽薄な表現をしばしば用いることによってその信頼を失墜させ、延いては市政の円滑な推進の妨げとなっていることを深く自覚し、反省すべきである。
西宮市議会は以上に鑑み、公人としての立場を逸脱した発言及びブログ表現をあらため、愚弄した当事者と市民・関係者に然るべき場で謝罪すること、また今後はすべての他者に対して当たり前程度の敬意を保ち、市長として発する言葉の重みについてよく自覚するよう求めるものである。
以上、決議する。

平成28年12月19日     西 宮 市 議 会
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なお昨日のブログで告知しておりました、同僚の濱口議員の質疑に対する答弁が、あまりに・・・な内容だったもので、当初予定になかった内容も含めて、会派として決議案への賛成討論を行いました。
その内容は以下の通り。
  ↓
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決議案第2号「市長に発言及びブログ表現の撤回や謝罪等を求める決議」について、会派・ぜんしんは賛成の立場から意見を申し上げます。

本決議案において問題とされているのは、市長が中高生時代に行ったとしている行為そのものではありません。
青少年の健全育成・薬物乱用防止といった行政課題に責任を持つ行政の長が、中高生を対象とした市主催のイベントで、このような発言をしたこと。
その発言を受けて行われた議員の質疑に対して、相手を揶揄・嘲笑・愚弄する発言をブログで行ったこと。
こういった点であることを、改めて申し上げておきます。

市長は、自身の違法・犯罪行為を推奨するかのような発言が、教育現場に対して、どのような負の影響を与えるかを少しは想像するべきです。
こうした問題が起きることで、市職員の業務にどれほど多くの影響が出るか、モチベーションが低下するか、そういったことを少しは考えるべきです。

あなたの市長就任以来、あなたの言動に端を発する問題がメディアに取り上げられたことは一度や二度ではありません。
このような事態が多発することが、市長ご執心の「都市ブランドの向上」に、どれほどの悪影響を及ぼすかを認識しておられるのでしょうか?

■■■ここから当初予定していなかった内容■■■

で、サラッと終わらせようと思ってたんですけど、我が会派の濱口議員の質疑を受けての討論なので、当初は予定していなかった内容ですが、少し述べさせていただきます。
この本会議場での話だけを聞いていたら、「でも市長、いいことを言ってるやん!」と思う方も一定いらっしゃると思うんですよ。
けれども同じ会派に所属していた議員として、それって本当ですか?と思う話が多すぎるんですよ。
子供が大好き、子供に対する愛情・敬意と仰いますが、あなた、子供嫌いだと広言していましたよね。
  ↓
【ご参考】
昔は、ここの「ベストアンサーに選ばれた回答」のリンク先に載っていたのですが、削除されてますね。。。
ちなみに元々あったリンク先(パンフレットの画像データ)には「僕は大嫌いな人間が5 種類いまして、1 つは子供なんですが」「で、あの僕老人が何より嫌いなので、後援会とか作ってないです。あまりお友達になれないので。」といった内容が記載されています。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10129473375
・・・しかしマニフェストといい、過去のブログでの過激発言といい、都合の悪そうなもんが、ずいぶん色々と消されてるな。。。

先生に対する敬意があり、教育委員会の職員さんのことを全員、「先生」と呼んでいると仰ってましたけど、、同じ会派に所属していた時代に教育委員会の方と打ち合わせしてるときに、普通に机叩いたり、怒鳴りつけたりしてましたよ。
そもそも、教育委員会のこと、ぼろくそに言ってましたよね。
他にも、言ってることとやってることが違いすぎる!という話は山程あります。

こういう場で述べるには、あまりにも不適切すぎる内容が多いので、具体的な中身を言うのは控えますが。

■■■ここまでが当初予定していなかった内容■■■

市長は過去に、本会議場において「ごめんで済んだら、マッポはいらん」と発言されたことがあります。
仰るとおりで、このような問題は単なる撤回や謝罪ですむ問題ではありません。
あなたが、どれほど独自の理屈をかざそうが自由ですが、撤回・謝罪はするべきですし、決議にある通り「今後は全ての他者に対して当たり前程度の敬意を保ち、市長として発する言葉の重みについてよく自覚するよう求め」ておきたいと思います。

以上、会派・ぜんしんの賛成討論と致します。

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ちなみに、この討論、最後の部分だけ映像で使って頂いているので、リンク貼っておきます。
  ↓
【ご参考】

市長の「不良自慢」 撤回・謝罪求める決議案可決@神戸新聞webニュース

で、この話、各種報道を見、実際に記者会見に行った方からの話を聞くにつけても、これで終わりにしてよい話ではない気がしますね。
今後の展開、考えていきたいと思います。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。