「1984年のUWF」があまりに面白かったので、同じ著者の「1976年のアントニオ猪木」を迷わずGET!
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同時代感&当時はまった度合いとかもあって、個人的には「1984年のUWF」の方が響いたのですが、こちらもこちらで面白い。
こうなると「1964年のジャイアント馬場」も読まないわけにはいかんような。。。
てな与太話はさておき、本題へ。
以前、ブログで今村市長就任後に進められている職員採用に関する流れの見直しには評価できる部分もあるが、懸念している部分もあるということを書きました。
具体的に感じている問題点は以下な感じですね。
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●全ての段階の試験に面接が入ることになった
●これによって、ペーパーテストがダメでもコミュ力が高いからOK!というポーズを取ることが可能になった
●斜に構えた見方をすると、「面接の配点を高くして、筆記が低かった場合の足切りもなくしたから、筆記が無茶苦茶低くてもOK!」ということも起こりうる(⇒理論上、縁故採用がやりやすくなる&特定個人を通しやすくなる)
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で当時、同様な疑問を持ったのか、平成28年度職員採用試験の受験者名簿を情報公開請求したのが維新プラスの村上議員。
この情報公開請求に対して、市は
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●「出欠」「席次」「合否判定」のみ開示
●「小論文」「面接」「合計」の点数は黒塗りにして開示(つまり非開示)
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という対応を取りました。
これに納得できない村上議員は訴訟を開始。
で、訴訟の結果、一審で市は敗訴(つまり「小論文」「面接」「合計」の点数についても開示すべき!という司法判断が下された)。
この結果に市は納得できず、高裁に上訴したというのがここまでの流れです。
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【ご参考@ここまでのより詳しい流れと、私の考え】
ええ、もちろん縁故採用なんてないでしょう。だからこそ、それを信じてもらうために採用過程の透明性を高めるべきだと思うのです。@2017年1月のブログ
で昨日、市から報告があったところによると、市の控訴は棄却されたそうな。
これ、一審に続き「小論文」「面接」「合計」の点数についても開示すべき!という司法判断が下されたということですね。
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【ご参考@市からの報告文書】
私からは担当に対して、「訴訟の結果を受け入れ、粛々と公開するべき!」という意見を伝えたのですが、さて、どうなるものやら。
山梨市長が逮捕されたような事例もあったわけですから、あらぬ疑いをもたれぬようにするためにも粛々と公開し、制度の透明性確保に努めるべきだと思うのですよ。
ちなみに今村市長は以下のブログにあるように、ものすごく熱烈に採用の重要性を主張しています。
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【ご参考】
http://xdl.jp/diary/?date=20170814
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で、この内容、色々と思うところがありまして。
「周回遅れの疑いを持ったりするような連中」と仰いますが、採用に関して「公平性・透明性が確保されているのか?」という視点からの見方があるのは当然です。
また「能力資質のみで判断する人事が実現して、それによって市役所が完全に生まれ変わった」と仰いますが、仕事上、いろんな職員さんと関わる機会も多いものの「市役所が完全に生まれ変わった」と感じたことはありません。
つうか、たかだか2年か3年で、これだけ大きな組織が完全に生まれ変わることとかあるんですかね???
「最高裁に上告して敗訴!」みたいなカッコ悪い流れにはならないことを切に願いたいと思います。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。