西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「みやハグ」って、ホンマにそんなに浸透してるんですかね?個人的には、そこまで多くの方が登録&活用しているとも思えんのですが。。。

2017-08-10 09:44:41 | すべての人にやさしいまちを実現するために

9時過ぎからアポありの積りでいたのですが、担当さんはやって来ないし、連絡も取れないしで困った。。。
というわけで、この時間を活かしてブログの更新など。

西宮市政ニュース×2017/4/25号
でも大きく取り上げられていた「子育ての”あったらいいのにな~”をアプリにしました!」という「西宮市子育てアプリ みやハグ」。
皆さん、これ、ご存知ですか?
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  ↑
というわけで、今日のブログは、これに関してですよ。

このアプリ、開発費として831万円、運営にも年間311万円がかかっています。
ここらへんが気になったこともあり、色々と調べていたのですよ。
例えば、個別の機能については
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●「成長日記」って、無料アプリで同じようなの、たくさんあるよね?
●「子育てガイド」とか「救急」掲載の内容って、西宮市HPにも掲載されてるよね??
  ⇒もっと言うと、搭載されている機能のほとんどは無料アプリで代替可能なものか、
   市HPに掲載されている内容ばかりだよね???

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といった点について疑問に思ったので。
私みたいな旧型人間には、どうにも、この手のアプリの重要性って納得しづらいんですよね。。。


ちなみに、この種のアプリは、他の多くの自治体でも開発・使用しています。

「これを後発で独自開発する必要があるのか?どこかと共同で開発するといった手法は考えられないのか?」という点についても、いろいろと考えちゃいます。
  ↓
【ご参考】
他自治体と共同開発・共同利用することで、システムにかかる費用は大幅に削減できるはず!今後は、こうした取組も進めていくべきです。@2017年6月のブログ

で、そんなこんながあって、このアプリについて最近の登録状況&利用者数の情報提供を依頼したのですよ。
すると、担当から
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●インストール数は7/1現在で5,264名
●6/1~6/30の利用者数は3,157名
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という数字が上がってきました。
担当によると、これらの数字はいずれも純然たる人数で、重複カウントはないそうな。
これがほんとなら、確かに一定の需要があるのかな...と思います。
でも、ほんとに、こんなに多くの方が登録&利用しているんですかね???

この数字で見ると、アプリをインストールした方の6割以上が、継続的にアプリを利用していることになります。
でもこの手のアプリって、そこまで多くの方に継続利用して頂けるもんなんやろうか???
一旦はインストールしても、削除したという人も、たくさんいらっしゃると思いますし。

登録者数も、疑えば疑えるよな、と。
西宮市の就学前児童数は平成18年の29,737人をピークに減少傾向にあり、平成28年で26,995人。
登録された内容によると、アプリをインストールされた方の90%近くが就学前児童の保護者とのこと。
もちろん
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●子供が1人なのか?2人以上なのか?
●片方の親だけがインストールしているのか?両親とも登録しているのか?
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など、諸々の条件によって変わってくる部分は大きいと思います。
でも、就学前児童26,995人に対して、5,264名のインストール数って多過ぎやせんか???と。

アプリの有効性自体を、頭から否定するつもりはありません。
でも
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●アプリには、費用対効果が見えにくいという特性がある
●ともすると行政は、作ること自体を目的化してしまいがち
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といった要素があるとおもうんですよね。
このまま放置していると「流行りやし、アプリはバンバン開発していきます!費用対効果の検証とかは二の次!!」てな話になりかねないと思うんですよ。
というわけで、上に示した数値の検証をお願いしたのですが、もう大分経つにも関わらず、ぜんぜんレスないな。。。

というわけで、この話、引き続き、追いかけていきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。