私が委員を務める、高木公園管理運営委員会で話題になっていた話がありまして。
本来、高木公園の駐輪場所は公園北西の市民館×南側。
なのですが北東に遊具が設置されていることもあり、小さなお子さん連れの方にとっては、北西の駐輪場所って、やや不便なんですよね。
というわけで北東への駐輪スペース&その趣旨が伝わりやすいように!ということでの自転車マーク付けを、市にお願いしていました。
で、その工事が先般、無事完了。
今では、こんな感じになってます。
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うん、これなら、とても分かりやすい。
ますます使い勝手の良い、多くの方に喜んでいただける公園になるといいですね。
さて本題、しばらく飛ばしてしまっていた一般質問のご報告の続きです。
4回前のブログで、
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●委託可能な業務を整理し、委託を進めるべきではないか?
●業務内容の棚卸を実施し、業務の整理と適正配分を進めるべきではないか?
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という質疑を行ったことをご報告しました
具体的な内容は、こちら。
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【ご参照】
業務の棚卸と整理を実施し、委託できるものは委託することで業務負担は、まだまだ軽減できます。重要なのは、そういう取組みを進めることでしょ?@4回前のブログ
というわけで今日のブログは、その質問に対する市側の答弁と、私からの意見・要望のご紹介をば。
それでは早速、始めます。
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【答弁】
近年のめまぐるしい社会情勢の変化に伴い、行政に対するニーズはますます高度化、多様化しており、各サービス部門で対応する職員の事務量は確実に増大しております。
また一方で、過重労働に伴う健康被害の防止やワークライフバランスの推進などが全国的にも大きな課題となり、これらの解消に向けた働き方改革の取り組みが求められております。
このような状況の中、限られた人的資源で市民満足度の高い行政運営を行っていくためには、業務の見直し等により事務の効率化を図っていくことが重要であり、事務の整理・統合、ご指摘の民間委託やICTの活用の検討など、様々な手法を検討し進めていくことが有効となるものと認識しているところです。
ご質問のとおり窓口業務につきましては、総務省が「民間事業者に委託することが可能」とされている事務が多くあり、事務の効率化を図っていく上で業務委託を検討する対象となるものでありますが、検討するにあたっては、行政執行における職員のノウハウの維持など、様々な課題を総合的に判断しながら進める必要があると考えております。
またこれらの業務は、申請の受付や届出の受理から、書類の発行や交付まで様々な手順がありますが、それぞれの段階で市民と応対する場面においては、市民等からの各種相談に応じながら進める場合や、一定の判断を下しながら対応するなどの場合もございます。
したがいまして、委託可能とされる窓口業務につきましては、それぞれの手順ごとの職員の果たすべき役割を十分に考慮したうえで、業務の効率化を図っていくための手法について業務委託も含めて検討をしてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、今後、業務の効率化を進めるにあたりましては、ご指摘のとおり、業務の棚卸しや整理を行うことが、その前提になるものと認識しているところです。
こうした検討にあたりましては、総務省の示す業務改革の取組みなどを参考にしながら、まずは、事務執行における作業手順など詳細な業務分析を行っていくことが必要と考えており、分析に係る作業が職員にとって多大な業務負担となることにも配慮しつつ、今後、その手法について具体的な検討をし、取り組みを進めてまいります。
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【意見・要望】
業務の課題の一点目、委託可能な業務の整理についてです。
縷々、市が考える課題を述べた上で「それぞれの手順ごとの職員の果たすべき役割を十分に考慮したうえで、業務の効率化を図っていくための手法について業務委託も含めて検討をしてまいりたいと考えております」とのご答弁でした。
大筋において異論はありませんが、進め方に意見があります。
そもそも国が「民間委託可能!」と定義している業務への対応を
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●郵送部分は委託しているが、窓口は委託していない
●郵送部分も含め、一切、委託していない…
●個人情報に関わるため、委託困難と判断…
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というように各所管がバラバラに判断している、この現状こそが問題です。
今後、業務の効率化を進める考えであるなら、このように所管任せで話を進めるのではなく、市全体として明確な方針を持って、取り組むべきです。
また言うまでもないことですが、窓口業務は市が行う業務のごく一部でしかありません。
先日、福井議員(@維新プラス)からもありましたが、市が行う業務全体について
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●どれが民間委託可能なのか?
●正規職員が担わなくても遂行可能な業務はどれか?
●どの部分こそ、正規職員が行うべき業務なのか?
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といった点を包括的に検証し、業務の効率的・効果的な遂行が可能となる体制・組織を構築するべきです。
この点、強く指摘しておきます。
業務の課題の二点目、業務の棚卸・整理についてです。
「今後、その手法について具体的な検討をし、取り組みを進めてまいります」とのことでした。
高く評価します。
「分析に係る作業が職員にとって多大な業務負担となる」面があることは事実でしょう。
しかしながら議会事務局での実績が示す通り、業務の棚卸・整理の実施による効果がきわめて大きいことは明らかです。
また「業務の効率化を進めるにあたりましては、ご指摘のとおり、業務の棚卸しや整理を行うことが、その前提になる」というご答弁がありました。
仰る通りです。
その上で、もう一度、指摘しておきたいのは、業務の棚卸を実施することで、各職員が担当する業務の総量・業務遂行のために、かかっている負担が明らかになるということです。
これがなければ、どこまでいっても各人が従事する業務の量・内容はブラックボックス化されたままですし、そのような状況の下では職員間の業務配分の適正化・職員配置の最適化などできません。
実効性のある形で業務の棚卸・整理を実施するよう、強く要望します。
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基本的に、求めていた回答を引き出すことが出来たと思っています。
ま、そりゃ、あの質問に対して「いいえ、そんなこと、する必要ありません!」てな返事が返ってくるはずもないんですけどね。
となると、あとは、ちゃんと答弁した内容を意見・要望の内容も踏まえつつ、しっかりと前に進めてもらわねばなりませんね。
ここらへん、しっかり追いかけていきます!
というわけで今日のブログは、このへんで。
えらい長い内容になってしまい、すみません。
それでは失礼いたします。