西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

3~5歳児なら、バスに乗って保育所に通うのは可能なはず。このことを念頭に置いた待機児童解消策を推進するべきだと思うのです。

2018-11-08 14:22:27 | すべての人にやさしいまちを実現するために

本日午前中はポスティング。
見てみ、この見事なまでにリュック型の汗の跡!
お陰様で、ええ感じに進みました(^^)v
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さて本題、今日のブログは「保育所×待機児童対策を推進するため、一定以上の面積がある都市公園の活用を包括的・網羅的に検証するべきと考えるが、どうか?」という質問に対する答弁と、それを受けての意見・要望ですよ。
それでは早速どうぞ!

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【答弁】
都市公園内における保育所の設置に関しましては、平成27年7月に国家戦略特区法の措置によって解禁となり、その後平成29年5月の都市公園法の改正により特区特例が全国措置化されました。
都市公園の占用は
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●都市公園の占用が公衆のその利用に著しい支障を及ぼさず、かつ、合理的な土地利用の促進を図るため特に必要であると認められること
●保育施設の敷地面積の合計が公園全体の広場の面積の30%以内であること
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等の「政令で定める技術的基準に適合する」場合に可能とされています。
平成30年4月に開園した久保公園内の保育所を整備する際には、
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●保育需要が高い地域内の公園であること
●土地の高低差等がなく整備に要する金銭的・技術的な負担が過重でないこと
●保育所を設置した場合に公園利用に著しい支障を及ぼさないこと
●地域住民の理解が得られること
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を条件に、保育所設置可能な公園の絞り込みを行いました。

今回、ご指摘を受けて、その際に対象から外した公園について、改めて保育所整備の可能性を検討いたしましたところ、やはりこれらの条件に合致する公園がなく、ただちに活用することは難しい状況です。
しかしながら今後、開発によって保育需要が高い地域が生じた場合には、その周辺にある公園の活用も検討したいと考えます。
また通園に不便な地域にある公園につきましても、パーク&ライド方式や送迎保育ステーション事業等の導入による活用が考えられます。
平成31年4月から、本市で初となるパーク&ライド方式や送迎保育ステーション事業等を行う保育所がオープンする予定です。
開園後に、その効果を検証し、有効と判断すれば、整備の可能性について検討してまいります。
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【意見・要望】
「今後、開発によって保育需要が高い地域が生じた場合には、その周辺にある公園の活用も検討したい」とのことでした。こうした方向性を明確に示した点、評価します。
また平成31年4月から「パーク&ライド方式や送迎保育ステーション事業等を行う保育所がオープンする」ことを念頭に、「効果を検証し、有効と判断すれば、整備の可能性について検討してまいります」との答弁についても評価します。
そのうえで一点、指摘しておきます。

資料⑨で示した通り、3歳以上の児童についても待機児童が発生しています。
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私は、この現状を改善するためには送迎保育ステーションの開設を積極的に進めるとともに、今回、提案した公園はもちろん、市有地等も活用していくことが有効だと考えています。
複数の私立幼稚園が児童の送迎のためにバスを走らせていることからも明らかな通り、3歳以上の児童であれば自宅から離れていても、通園は可能です。
送迎保育ステーションを増設すると共に、考えうる限りの手法を活用して確保した場所に3・4・5歳児を対象とした保育所を開設し、ステーションとの間を送迎するなら、3歳の壁打破のための大きな力となるはずです。
送迎保育ステーションの積極的な開設に向けて、検討を進めるよう要望しておきます。
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他の質疑でも触れますが。
私、本気で保育所の待機児童を解消しようと思うなら
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●0~2歳児については小規模保育・保育ママなど地域型保育を充実させて対応
●3~5歳児については市有地・公園等の活用によって大規模保育園を整備し、送迎保育ステーション&送迎バスで対応
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という方向性で、具体的な施策を積極的に推進するのが一番、現実的だと考えています。
てゆうか、これ以外に現実的な方向性ってないと思うんですよね。
というわけで、今後も、この方向での提言を続けてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。