西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市職員の約半数は市外在住。加えて、地域活動に携わる職員も多くない状況で「地域活動の重要性」を訴えられても、やっぱり違和感があるわけで。

2019-04-05 19:18:13 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

諸般の事情により、今月から空手の練習日が「毎週火・金&第1日曜」から「毎週火&第1日曜」に変更。
むう、なんかポッカリ時間が空いたな...
というわけで、これまではことごとくお断りしていた金曜日のお誘い、対応可能になったことをご報告(?)しておきます。
あと、この機会に、とても好きで大事にしている道場訓もご紹介。
  ↓


さて本題、今日も代表質問のご報告の続きをば。
なお答弁内容は長いのですが、地域活動に従事されている方々にとって重要な内容が多いと感じたので全文掲載しています。
ただし、その内容に、あまり興味がない向きには、最後の「意見・要望」をご覧頂くだけでもよろしいかと。

それでは早速始めます。

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【質問】
『シチズンシップの醸成と地域コミュニティの強化』についてです。
「自治会がない地域もあれば、活動団体の担い手不足や高齢化が顕在化している地域もあるなど、それぞれの地域に様々な課題があることも、市として認識している」としたうえで、「地域コミュニティの強化に向けた支援の検討を進めていきたい」とのことでした。
そこでお伺いします。
どのような方針で、コミュニティの強化を進めていこうと考えているのか?
また「地域活動の拠点」という面からは、学校施設の活用が重要な課題となってくると考えますが、市の見解は如何でしょうか?
 ↓
【答弁】
各地域では様々な団体が活動し、地域コミュニティが形成されています。
しかし、メンバーの高齢化や社会関係の希薄化による活動者不足や後継者不足に悩むのはあらゆる団体の共通の問題であり、地域団体の衰退化にもつながっていきます。
一方で、NPOなどの新たな公共の主体や社会貢献したいが既存団体には属さない個人、社会貢献を目指す企業など、新たなまちづくりの主体も一定数存在します。

地域コミュニティの強化は、社会やまちづくりに主体的にかかわる市民性(シチズンシップ)の醸成と不可分であることから、地域活動に参加する「人材の発掘・育成」が必要であります。
また、団体間の連携や、活動の場を求める個人や団体と地域活動団体を地域資源としてうまく結びつけていく「地域資源の最適化」が今後の基礎自治体に求められる喫緊の課題となっています。

まず、「人材の発掘・育成」に向けましては、 地域団体役員等を対象とした団体活動を担う新たな人材発掘や育成など団体運営のノウハウに関する講座や、市民、市職員を対象としたまちづくり人材の発掘、育成のための講座の開催を検討してまいります。
また、生涯学習活動も、地域人材の育成につながるものと考えております。
例えば、各公民館では、防災・環境・子育てなど地域域課題の解決に向けた講座や、住民どうしのきずなを深める行事・催しなどを、地域から選出された「推進員」が主体的に企画・運営しております。
このような生涯学習活動と、他の地域活動との連携を図ることで、市民として前向きに地域を良くしていこうという意識、いわゆるシチズンシップを育み、地域人材の育成につなげたいと考えております。

次に「地域資源の最適化」に向けましては、自治会等既存の地域団体とNPOや企業、大学・学生などとのマッチングによる連携体制(地域自主組織)の形成が必要であると考えます。
そのためには、まず、地域に関わる様々な主体が集い、話し合う場の実現が必要です。
行政は、その動機付けから、技術的助言、財政的な支援、会場の提供などの支援を積極的に行う必要があります。
これらの実現に向けた行政の組織体制のあり方も見直していきます。
また、高松町にあります市民交流センターにおきましては、現在、主にNPO等公益活動団体の支援が中心となっておりますが、次期指定管理者選定のタイミングに合わせ、自治会等地域団体に携わる皆さんも相談でき、地域資源の最適化に向けた技術的支援を行えるよう機能拡大を検討してまいります。

これらと並行しまして、 「財政」的な支援として、 協働事業提案制度「未来づくりパートナー事業」の見直しにより30年度から新設した「地域力向上型」がございます。
地域活動団体が地域課題の解決や発見に向けた独創的な活動に対し、主に財政面でサポートするものです。
この制度を活用し、各地域で課題解決に向けた取り組みが活発になるよう、周知を図り、活動に取り組む皆さんが利用しやすい制度にしてまいります。
さらに、地域活動には拠点が必要となることから、市民館の建て替えを順次進めていくことにより、地域活動の基盤を支援していくほか、公民館、市民館等の施設連携についても進めてまいります。

以上のように、地域コミュニティの強化に向けた支援につきましては、引き続き、庁内関係部局と共に協議・検討を行っていくほか、庁内横断的組織である「地域行政のあり方に関する検討会」において検討してまいります。
 ↓
【意見・要望】
ご答弁頂いた通り、「メンバーの高齢化や社会関係の希薄化による活動者不足や後継者不足に悩むのはあらゆる団体の共通の問題であり、地域団体の衰退化にもつながってい」くことを、活動の中で痛感しています。
「団体運営のノウハウに関する講座」等、各種講座の開催によって地域団体が出席を強制され、更なる負担増につながらないだろうか…というボンヤリとした不安を除いて、示された内容に異論はありません。
いずれも重要な取組なのだろうと思います。

一方で、この問題に対して、
市職員全体がもっと危機感を持ち、主体的に取り組むことはできないのだろうか?
もっと多くの職員が西宮市内に住み、市内で様々な活動に関係することは期待できないものだろうか?
という思いを抑えることが出来ません。
もちろん、職員のプライベートの時間の過ごし方を強制出来ないことは承知しています。
それぞれの職員にそれぞれの事情があることも理解できます。
けれども、西宮市職員の約半数は市外に居住していること。
市内に居住していても、地域活動に従事している割合は決して多くはないであろうこと。
こうしたことを考える時、答弁に述べられた内容も、どこか空虚に感じます。

短期的にどうこうできる課題でないことは重々理解しています。
しかしながら、いつかは当たり前のこととして、多くの職員が地域の衰退を我がことととらえ、その解決のために自ら汗を流す。
そうなるような取組を進めて頂きたい。
手当のあり方も含め、様々な観点から調査研究を進めて頂きたいということを要望しておきます。
また学校の有効活用については、ご答弁頂いた内容を着実に推進するとともに、地域により広く知って頂くための努力を重ねて頂きたいということを要望します。
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言いたいことは全部、意見・要望で言い尽くしてる感じですね...
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

PS.
選挙前、最後の駅立ちを以下の日程で実施予定です。
ただし、かなり過酷な場所の取り合いとなりそうな感じですので、もしいなければ場所取りに負けたんやな...とお思いくださいませ。

4/8(月) 阪神香櫨園×改札前北側
4/9(火) 阪急西宮北口×北東
4/11(木) 阪神香櫨園×改札前南側
4/12(金) 阪神西宮×えべっさん口