西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

失敗対応で大切なのは、二度と同じ失敗が起きないようにすること。条例の作り自体を見直すべきです!

2021-10-14 17:17:44 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

「46歳にしてアフリカの小国ルワンダの中央銀行総裁に突然任命された日銀マンが 悪戦苦闘しながら超赤字国家の経済を再建しつつ国民の生活環境を向上させた 嘘のような実話」という、まさに帯通りの内容のこの本、むちゃくちゃおもしろい!
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結局、何かを改善させるために必要なのは課題を見つけ、改善させるための具体策を立案し、それを粘り強く進めていくに尽きるんだな…ということを強く感じさせられる内容でした。
いくら立派なお題目を唱えてみた所で、それだけではなんにも前に進まないですもんね…
現在47歳の私としては「46歳にして」というあたりにも、色々と感じさせられるところがありました。
やっぱり読書って素晴らしい。

さて本題。
9月議会で審議された議案の中に
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●法改正に伴い、西宮市立介護老人保健施設の利用料金を一部改訂する必要が生じた
→本来であれば8/1までに利用料金を定めた条例も改正しなければならなかった
→ところが条例改定の必要に気付かなかった...
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という経緯を経て、本来、議決が必要な時期を過ぎてから、あがってきた議案がありました。
実害はあまりないのですが、役所の常識からすると、ちょっと考えられない、格好悪い話ですね。
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今回、こうしたミスが発生した背景には
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●他の多くの同種条例には、法に準拠することが明記されている(=具体的な金額は記載されていない)
⇒その場合、法改正されれば自動的に金額も変わることになるので、条例改正の必要はない
⇒ところが当該条例には具体的な金額が記載されているため、法改正にあわせて条例を改める必要があった
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という事情がありました。
いやいや、だったら、この条例も法に準拠する形に改めばいいのでは???と。
また他に同じような条例がないかをチェックして、この機会に改めることも大切だと思います。

指摘に対して、市側も内容の妥当性を認め、今後、対応を進める旨、確約を得ることができました。
ささやかながら、こういうところでも、職員さんの手間を減らすことはできるはずです。
しっかり取り組んでほしいと思っています。

人間がやることですもの、ミスや失敗はあって仕方がない面もあると思っています、個人的には。
大切なのは、それを糧とし、二度と同じ失敗を起こさないようにすること。
そのための対策を徹底することだと思っています。

こうした観点からも、きちんと業務の進められ方等、見ていかなければなりませんね。
引き続き、監視の目を光らせてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。