先週金曜日に、兵庫県知事と阪神間の市議会議長による懇談会が開催されました。
前知事時代は「知事のありがたいご高説を拝聴する会」的な趣きだったんですよね、この会。
が新しく斎藤知事が誕生されたことに伴い、「各議長からの提案・意見・要望等をお伺いする場にもしたい」との意向が示されたことを受けて、そうした場が設けられたとのこと。
こういう変化、いいことですよね。
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【今夏の知事選挙前に、会派控室にご挨拶にお越し頂いた際の写真】
西宮市議会からは、我が会派の草加議長が出席されたわけですが、出席にあたって腐心されたのが「市政における重要課題について、議長個人の思いではなく議会の総意としての意見を伝えること」でした。
一方で議会には右から左まで様々な考えの方がおられることもあり、然るべきステップを踏んだうえで、議会全体の総意を取りまとめるというのは、なかなかハードルが高いんですよね…
そんな中、草加議長には、話の提案からとりまとめまで多大なご尽力を頂いたうえで、
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●県立病院と市立中央病院の統合新病院について
●武庫川の減災・防災対策について
●新型コロナウイルス感染症対策について
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という三点を取り上げること。
そして、その内容についても議会運営委員会での確認を取り付けたうえで、ご出席いただきました。
とても望ましい展開だと思っています、こういうの。
そうしたステップを経て、本日の議会運営委員会では、上の内容について知事に要望をお伝えしたとの報告がありました。
そのうち、県立病院と市立中央病院の統合新病院についての内容は以下の通り。
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これまで、病院統合について一方ならぬご尽力を頂いておりますことに心より御礼申し上げます。
1点目は、県と市における運営費用のコストの負担割合についてです。
これまでの協議の中で、概算で県立病院400床、市立病院193床の統合として、負担割合は県が2市が1という「2対1」のスタートでしたが、統合新病院に引き継がれる市立病院の急性期病床は実質144床であります。
ここまでの経過と、経営形態が県立病院であることを前提に長期的な県・市の運営費の負担の在り方について、協議調整の場を設けて頂きますよう要望します。
2点目は将来、病院用地でなくなった場合の市への無償敷地返還について、口頭確認だけでなく、改めて文書にて確認して頂きますよう宜しくお願いします。
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という内容でした。
丹波少年自然の家についての話でもそうでしたが、こういうところで議会としての総意を示すことって重要だと思うんですよね。
そういう形で話を進めればこそ、いろんな話に重みが出てくるのだと思いますし。
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【ご参照】
大切なのは「場合によっては西宮市も脱退しますよ!」という意思をはっきり示したこと。 丹波少年自然の家の定例会に出席してきました!@2021年2月のブログ
ちなみに丹波少年自然の家については、本日の総務常任委員会でよい方向の話が出てきましたので、こちらについても改めて報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。