西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

必要なのは、人員増強と業務の見直し。市が、ケースワーカーの負担軽減に努めることを約束しました。

2022-12-12 09:44:46 | すべての人にやさしいまちを実現するために

昨日は、市内一斉クリーン作戦からの空手×合同練習。
これが噂の(?)NATS合同ごみ袋か…と思いつつ、頑張りました。
沢山の方々が、こうした活動にご協力くださっていることに心から感謝申し上げます。
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さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
前回は
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・本市の生活保護行政におけるケースワーカー数は、法が定める配置基準と比べて少なすぎる
→人員増強と、業務の見直しが必要
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という趣旨の話を述べました。
今日は、その前段を踏まえての具体的な質疑の内容です。
それでは、どうぞ。

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【質問】
生活保護行政におけるケースワーカーの負担軽減のため、具体的な取組を推進するべきと考えるが、どうか?
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【答弁】
生活保護業務を担当するケースワーカーは、高齢者世帯や障害者世帯、母子世帯など様々な課題を抱える世帯の相談や自立に向けた支援などを行っており、幅広い知識が必要とされています。
また、被保護世帯への生活保護費の支給や訪問調査、関係機関との会議・調整、それらについての記録作成の事務など多くの業務を担っています。
生活保護業務を担当するケースワーカーは、社会福祉法において80 世帯に1 人の配置を求められておりますが、現在、本市では一人当たり約120世帯を担当しており、人員体制の強化については、人事当局とも協議を行い就労支援員や高齢者見守り支援員を採用するなど地区担当制をベースに専門性を高めることで生活保護業務の実施体制の強化とケースワーカーの負担軽減に取り組んでいるところでございます。
議員ご提案の被保護世帯を高齢者世帯や母子世帯など分野別の担当制とする方法は、ケースワーカーが、一つの分野の知識を深めることで、被保護者に対し有用な情報提供や専門的な支援が行えるなどのメリットがあります。
また、訪問と電算処理の担当者を分ける分業制につきましては、導入している自治体から、仕事量の平準化やケースワーカーの負担軽減が図れたとうかがっております。
現在、国の指針では長きにわたるコロナ禍を経て、経済的支援を含めた様々な支援を必要とする方が増えると予想され、個人や世帯の課題を包括的に受け止め、支援していく重層的支援体制を進めていくことが自治体に求められています。
今後、重層的支援体制を進めていくうえで、高齢者や母子など専門性の高い機関などとの連携や居住地域での支援も踏まえ、改めて様々な事例について被保護世帯へのきめ細やかな支援やケースワーカーの負担軽減が図られる効果的かつ効率的な実施体制づくりに取り組んでまいります。
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【意見要望】
被保護世帯を分野別の担当制とすることや、訪問と電算処理の担当者を分けることで、様々な効果が期待できるとの前向きな答弁を頂きました。
また人員・体制の強化に取り組んでいることもご答弁頂きました。
妥当な内容と受け止めています。
提案した内容も参考に、答弁にあった通り、「様々な事例について被保護世帯へのきめ細やかな支援やケースワーカーの負担軽減が図られる効果的かつ効率的な実施体制づくりに取り組んで」いただきたい。要望します。
◇◇◇◇◇◇◇◇

という感じです。
この件、現場でケースワーク業務に携わる職員さんとの話し合いで、重要な示唆を貰いました。
心から感謝します。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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