西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

年功序列過ぎるし、係長が多すぎる上、手当が手厚すぎる。これらも西宮市の人件費が高くなる大きな要因であり、是正するべきです!

2023-12-22 09:23:46 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

2025年度に県立14高校を6校に再編する件、「西宮市の西宮北、西宮甲山の新校名は『西宮苦楽園』で、通学区域は第2学区と神戸市北区。現西宮北の校舎を使う。普通科を設け、うち1学級は文理探究科(推薦)とする。」だそうな。
「新校名(仮称)」とは言うものの、ほぼ決定なんでしょうね、報道のされ方から見るに。
 ↓
新設の兵庫県立6高校、校名決まる 北神戸総合/神戸学園都市/西宮苦楽園/三木総合/姫路海城/播磨福崎@12/21付・神戸新聞NEXT

個人的には、北高の名前が残るのかな???と思っていたわけですが、「全ての学校で校名を変え、新たな気持ちで出発!」的な感じなんですかね。
どこまでいっても、こういう話って「100%正解、全員納得!」みたいなのはないんやろな...と思いつつ。
 ↓
ハルヒの北高、消失せず 県立高校再編で統合対象の西宮北高校、校舎・施設は存続へ @2022/11/18付・神戸新聞NEXT

さて本題。
前々回ブログの後半で、本市職員の給与水準は国・県・類似都市のいずれと比べても著しく高いという話を取り上げました。
 ↓
【ご参照】
現場業務に携わる技能労務職員の数が多すぎる上、職員(とりわけ技能労務職)の平均給与が高すぎる。これが本市の人件費が高くなる、最大の要因です。@前々回のブログ

というわけで、今日はその続きですよ。
早速どうぞ。

■■■■■■■■■
そうなっている大きな要因の一つが、一定以上の年齢で、職位が上がらなくても給与が上がり続ける給料表にあります。
資料⑧をご覧下さい。
 ↓

 ↑
とりわけ人数が多い主査級や係長級の給料が、40才代以上でもかなりの間差額で昇給し続けるため、結果として50才以上の給料がきわめて高くなっています。
国だけでなく、近隣自治体等と比較しても、この傾向は顕著であり、本市の給料表は早くに昇進した若手への見返りに薄い一方、長く、その職位に留まっている高齢層に手厚い形になっています。
こうした給料表の構造は、人事院勧告が求める若年層への処遇改善や「職員の役割・貢献に応じた処遇等の実現」「役割や能力・実績等をより反映し、貢献にふさわしい処遇を実現」といった方向性とも矛盾しています。
こうした現状を是正するため、各級における号数を少なくする、高齢層が該当する各級における上位号間の上昇カーブを緩やかにするといった見直しを行うべきです。

また給与水準の高さについては、管理職の人数が多すぎるという問題もあります。
資料⑨をご覧下さい。
 ↓

 ↑
一般行政職で見ると、係長級以上が半数近くを占め、概ね3人に1人が係長という員構成。
そして係長489人に対して、その部下に当たる職員は825人と、係長1人に1.69人の部下しかついていないという現状。
これは、きわめていびつな形です。
(なお資料⑨は昨年度のまだ8級制だったときの内容です。)

加えて、手当についても見直しが必要です。
資料⑩をご覧下さい。
 ↓


本市では、係長級より下の主任・班長に対しても、主任には月額15,000円、班長には月額12,000円の給料の調整額(いわゆる手当的なものですね。以下、手当と呼びます)が支給されており、その総額は年間・約5千万円に上ります。
このような手当を支給している自治体自体が稀な上、支給している自治体でも秋田市・枚方市・姫路市のように支給額は月額1,500~3,000円程度と、本市の条件は突出しています。
また6月議会で指摘し、「検討の必要性について検討する」という、よく分からない答弁があった特殊勤務手当についても、今こそ抜本的に見直すべきです。
 ↓
【ご参照】
「著しく危険・不快・不健康または困難な勤務等」に従事する職員に支給するとされている特殊勤務手当。この見直しを進めるべきです!@2023年8月のブログ
「見直しの必要性について検討」ってなんじゃらほい?特殊勤務手当についての質疑の具体的な内容をご報告します!@2023年8月のブログ
実務はすべて民間委託されていて、市職員が行うのは指導監督だけ。なのに特殊勤務手当を支給するとかおかしいでしょ!?@2023年8月のブログ

それでは以上の内容を踏まえて5点質問します。
■■■■■■■■■

と、こんな感じです。
質疑の詳細については次回以降ご報告してまいります。
それでは失礼いたします。