西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「200人削減!」の定義や効果がまるで見えないのは大問題。議論の根本となる、この部分を12月議会で明らかにしたいと思っています!

2023-11-16 14:57:17 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

最近、職員の人事・給与話について、市の偉い方々と意見交換等する機会が多いんですよね。
思うこと・感じることは山ほどありますが、つくづく、これまで主張や指摘してきた内容で、改善すべき課題はほぼ網羅できているよな...と実感しています。

そんな話の中でカチン!ときた一つが、
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●会計年度任用職員の中に古株でボス化してしまい、誰も指導も注意もできなくなっているような職員がいろんなところにいる
→そういう職員には指導するのが当然であり、他部署への異動も行うべき
→それでも改善できないなら、契約打ち切りも考えるべき!
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という話をした時のこと。
そんなん、当たり前やし、他の自治体ではフツーにやっているところが多いでしょ!?と。
ところが、それに対して「ほんと、そこは問題で困ってるんですよ。よかったら議会で指摘してもらえませんか?」という返事が返ってきたんですよね。
いや、その話なら、前から指摘し、改善も求めてきていますよ、私。
改善しなければならない立場にあるトップ層が、ここまで放置してきたあげく、この期に及んで、そういう感覚でいることには強い憤りさえ感じています。
つくづく後手後手な上、危機感薄いよな、うちのトップ層...
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【ご参照】
「○○課一筋、20年以上!」みたいな嘱託職員が大勢存在する西宮市役所。それって、組織の硬直化に直結してやいませんか???@2019年6月のブログ

危機感薄いよな...で言うと『赤字体質の改革に向け、来春から5カ年で取り組む「財政構造改善」の司令塔とする』ため、『政策局に財政構造改善推進部を6日付で新設し、部長級と課長級の職員を1人ずつ配置』したという話についても、そういう感覚を強く持っています(←『 』内は記事より引用)。
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支出超過の西宮市、財政改革へ新部署 赤字脱却の司令塔 「職員200人削減」目安に|阪神@11/6付・神戸新聞NEXT


『「財政構造改善」の司令塔』という触れ込みの割には
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●当初、机さえなかった
→というか政策局自体が場所パンパンで「机どこに置くねん...」と言うことで騒ぎになったレベル
→組織設置から10日が過ぎた今日の時点で、未だに部の所属は部長と課長だけであり、実働部隊は“0”
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という話なんですよね。
いろんな所に話を聞けば聞くほど、
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●局レベルで問題意識や感覚が全く異なっており、すりあわせさえ困難なのが現時点での大きな課題
→そんな中、「局」より下の「部」を新設して(西宮市の組織は、基本的には「局」→「部」→「課」→「係」の4層構造)、「部」が“司令塔”になるという感覚が理解できない。。。。
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と感じずにはいられない。
異動されたご本人達の感覚は分かりませんが、「なにをさせたいのか、したらよいのかも分からない状況でかわいそうに...」的な感覚を、多くの職員からも持たれている“司令塔”への異動ってのは、ほんまキツイやろな...と。

そういう話関係で、現時点で最もよく分からないのが、上の記事中の『石井登志郎市長はうち20億円以上を人件費抑制で賄う意向を示し、実現に向けて「職員200人の削減が目安」としている』という話。
そもそも、
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●「200人」は、どこから出てきた数値なのか?可能なのか?
→それは正規職員のみなのか?会計年度任用職員も含むのか?
→基本的には定年退職(もしくは65才到達による再任用終了)か、自己都合退職になるはずだが、それ以外の方策はありえるのか?
→それによる費用削減効果は、どの程度が見込めるのか?
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という議論の基礎となる部分が、全くわからないんですよね。
というのも
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●令和10年度末までの定年退職予定者は、事務・技術職を合計して100人程度。
→技能労務職等、他の職種を含めても200人には到底、及ばないはず。
●その全部を退職不補充というわけには到底いかないはず
●自己都合退職者数は分からないが、どちらにしても完全不補充というわけにはいかないはず
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ということを考えると、市が200人もの職員数削減を実現できるとは考えにくいんですよね。
実際、舌の根も乾かないうちに、職員募集の記事を10/25付・市政ニュースに掲載しているくらいですし。
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また百歩譲って200人削減できたとしても、それによる収支改善効果は20億円には遠く及びません。
ここまで、根本となる部分が???だらけだと、議論にもなんにもならないと思うんですよね。

というわけで、こういう議論の前提となる内容について、12月議会で明らかにするべく担当部局との協議・調整を始めました。
立場上、担当の方々は決して口にはしませんが、話していても「そんなん、私らの方が聞きたいですわ...」という雰囲気をプンプン発しているように感じています。
最悪、根拠も具体策も、なんにも出てこなさそうな気さえするぞ、これ...

なにはともあれ充実した質疑ができるよう、12月議会に向けての準備を進めてまいります。
と宣言して、今日のブログは、このへんで失礼します。


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