西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

水道事業のあり方の検討を!②

2014-10-20 15:29:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

たった今、最新の市政報告39号が納品されました。
↓いつものことながら、なかなかのボリューム感。↓

明日っからは、これを持っての駅立ち開始!の予定なのですが、なんか天気予報がビミョーな感じやなあ。。。
こればっかりは、どうしようもないのですが、なんとか天候に恵まれてほしいものです。。。

さて本題、一回飛ばした一般質問のご報告の続きです。
前回は、「西宮で使用されている水のほとんどは、実は他所から買ったものなんですよ~」という話でした。
で、今日の話は、その続き、「しかも、この実情にはほかにもいろいろと問題があるのです・・・」というお話です。
それでは早速どうぞ!

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↓資料⑤をご覧ください。↓
【資料⑤】水源別・給水原価&浄水費用比較(平成25年度実績)
阪神水道企業団と兵庫県営水道の受水費1㎥当たり単価と、西宮市が自己水として供給するもととなる各浄水場の浄水処理費用1㎥当たりの単価を比較しました。
なお比較した数値は平成25年度の実績から算出しております。


さて資料⑤に示した通り、南部市域の供給水量の94%を占める阪神水道企業団からの受水費が1㎥あたり65.44円なのに対して、6%を占める鳴尾浄水場の浄水処理費用は1㎥当たり100.91円と,約1.5倍も高い価格になっています。
また北部市域では供給水量の84%を占める兵庫県営水道からの受水費が1㎥あたり138.43円なのに対して、16%を占める丸山浄水場の浄水処理費用は1㎥あたり355.06円と,約2.6倍もの価格になっています。
西宮市が自ら供給する自己水の価格は阪神水道企業団・兵庫県営水道が供給する水と比較して大幅に高いのです。
しかも、ここにはさらに憂慮すべき要素があります。


資料⑥⑦に、それぞれ市が示す市内南部地域・北部地域の水需要・供給量の実績と将来予測をまとめました。
↓まず市内南部地域の状況をまとめた資料⑥をご覧ください。↓
【資料⑥】市内南部地域における水需要・供給量の実績&将来予測

こちらの資料からは
★★★★★★★★★★★★★★
●南部市域内の人口が、今後も緩やかな増加傾向にあると予測しているにもかかわらず、配水量は横ばい、もしくは微減傾向にあること
●その結果、将来、南部市域の水需要量が阪神水道企業団からの責任水量を下回る可能性が高いこと
★★★★★★★★★★★★★★
がお分かりいただけると思います。
つまり南部市域においては、長期的には自己水を利用しなくても、阪神水道企業団から購入する水だけで必要な水量を十分賄うことができるようになる可能性が高いということです。
過去の実績からも給水人口が大幅に増加しているにも関わらず、一日平均配水量が減少傾向にあることは明らかであり、この予測は妥当な内容だと言えるでしょう。

さて、先程も述べたとおり、阪神水道企業団からの1㎥当たりの受水費65.44円に対して鳴尾浄水場の浄水処理費用は1㎥当たり100.91円と圧倒的に高くなっています。
こうした状況を考慮するのであれば、市は将来に亘って鳴尾浄水場の機能を維持し続けるのか?という点について、明確な方向性を示すべきです。
また、こうした状況も考慮したうえで鳴尾浄水場を維持し続けるのであれば、適正な水供給量の中で、より安価に水供給が可能となる方法を探るべきです。

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と、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。


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