四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛梅雨に入る前に!

2024年05月25日 21時37分15秒 | 薬膳
 ☆クレマチス!長女からですが優しい色合いです。

☆薬膳
 こんばんは!!
もう梅雨入りしているところもあるのですね。こちらはまだまだ爽やかですがそのうちにそうも言ってられなくなりますね(;^_^A 

 梅雨というのは中医では長夏と言います。身体を襲う邪気には6つあります。ときどき書いてきましたが・・・冬の寒邪、春の風邪、夏の暑邪、秋の風邪に加えて梅雨時の長夏は湿邪、一年を通してあるのは熱邪(火邪)です。
 梅雨は湿っぽいですから分かりやすいですね。こういった時に起こりやすい身体の状態というのは脾胃に水が溜まって胃袋や消化吸収の作用が疲弊する状態です。水湿困脾と言います。それが続きますと自ずと症状として進んでいくのが気血両虚です。倦怠感、お腹の調子が悪いなどなど・・・です。もちろん舌は苔が厚くなります。ときに湿熱といって熱っぽくなる人もいます。

 こんな湿の気が多い梅雨時に誰が言っているのか、毎日水を2リットルは飲まなくちゃね!みたいな人、いらっしゃいますね。とんでもございませんとしか言いようがないです(;^_^A 是非、やめましょうね(笑)。

 当然ながら、湿を取り除き、補気、健脾のメニューが良いと思います。
薬膳はスープやお粥など消化の良いものが基本ですので薬膳スープとして以下のはいかがでしょうか!!良かったら取り入れてみてください。

〇湿夏のスープ・・・以下の材料を使って単純にスープにしてください。
味はコンソメ、味噌でも可。味噌トマト鍋みたいなのいいかもしれません。
☆我が家は最近、玉ねぎ麹を作ってますのでそれを最後に入れると抜群です。

・鶏肉(健脾、補気)
・トマト(平肝、涼血)
・玉ねぎ(化痰、理気、活血)・・・淡湿をとり、気滞にも!
・白キクラゲ(滋陰、補陰、潤肺)・・身体の水を補います。水を抜くのが目的ですが、入れて出すという感覚の引き水ですかね。
・マイタケ(補気)
・セロリ(平肝、清熱、利水)

〇薬膳茶なら・・ハトムギ、枸杞子、陳皮をブレンドしてどうぞ!!
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💛新玉ねぎの季節!

2024年05月11日 20時45分34秒 | 薬膳
 ☆長女宅のテッセン。

☆薬膳
こんばんは!!
本日はオンライン研究会でした。連休も明けましたし、気持ちも引き締めていかねばと思います。季節も立夏を過ぎましたから初夏ということにはなります。朝夕は冷えますが昼間は夏日のことも多くなりました。

 こんな季節感のときにはやはり涼性の食材を摂って体温を下げるのも一手かと思います。季節柄、そういった食材が旬のようですね。さやえんどう、スナップエンドウ、春先からお店にはありますが季節的には今が適した食材ではないかと思います。新玉ねぎも極早生、早生と早くからありますが早生玉ねぎまでがサラダに適していて美味しいです。今だと思います。我が家も100玉くらいは収穫できました♪ さやえんどう、スナップえんどうももう終わりです。我が家ではさやえんどうやスナップエンドウが終わったら、畑から抜きますがその時に取り残したさやにエンドウ豆が詰まってますからそれを取り、エンドウ豆として食べたりします。

高血圧、コレステロールなど生活習慣病の方には是非とも毎日どうぞとお勧めしたい食材です。ついでにセロリもまだ大株の綺麗なのが並んでいますから一緒に食べると良いですね。その効能を書いておきましょう。

〇新玉ねぎ・・・高血圧、コレステロール、気血の流れの悪い人に!
これらは温性ですから生で食べても冷やしたりしません。気の流れが悪い人や於血の人に向いています。血液をサラサラにしてくれます。帰経は脾、肺、心です。

〇えんどう類・・・脾胃の不調の人、浮腫み、気が流れない気滞の人に!!
これは平性だから冷やしも温めもしません。気のエネルギー不足の人にも向いています。また浮腫みなど身体の湿気を取ってくれます。帰経は脾胃。

ついでに・・
〇セロリ・・・高血圧、のぼせ、イライラの人に!浮腫みにも!
これは明らかに涼性です。気がのぼせているような人には気を降ろす作用があって良いでしょう。また芳香性があるのでイライラにも向いていますから春先から良いと思われた食材です。浮腫みも取ってくれます。帰経は肝がメイン。春先のイライラから夏の今も良いです。他、脾胃、肺にも!

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💛長芋の薬膳効果!

2024年04月13日 20時41分29秒 | 薬膳
 
☆今年の牡丹。これ、きっと50年前からあると思います。私がお嫁入したときにはすでに大きかったです♪ 今年は去年より花が多そう。

 
☆長女の庭から移したアジュガが咲き始めました。グランドカバーに良いと思いますので来年は広がることでしょう。

☆薬膳
こんばんは!!
今日も初夏のような一日でしたね。窓を開けていると外気が流れ込んで快い空間になってくるのがわかります。いよいよ夏が来るのかと肌で感じます。畑も夏野菜へと耕しているご家庭が多いので少し焦ってはいます。
 個人的には今、お勉強(国際薬膳師の試験を控えてます)をしなくてはならないのですがつい、他ごとに気をとられるばかりです。でもそんな中で弁証の練習をしていて気が付いたのですが私が施膳しようと思う食材に多く使っているのは山芋です。これ、幅広く使えますし、やはり滋養があるんだなとつくづく感じたのです。
 少し、山芋の効能を書いておきましょう。生薬では「山薬」というのがあります。山芋といってもスーパーで手軽に使えるのは長いもですね。

〇性味 平性で甘です。冷やしも温めもしません。

〇帰経 脾 肺 腎

〇効能 健脾 ・・・胃を健やかにします。
    養肺 ・・・肺に良い。特に潤いを与えます。
    補腎 ・・・腎気を補います。
    補気 ・・・気の不足を補います。
    収渋 ・・・洩れるのを防ぎます。
ということで胃腸の調子が悪いとか消化不良であるなどの改善になります。また倦怠感があって何だか怠いなという気の不足した場合には元気を取り戻せます。また婦人科系や膀胱、また子供の成長に関わる腎気を補いながら、いろいろな洩れを防いでくれます。意外なのは陰虚といって身体の水分が不足しているようなときにも潤いを与えてくれる食材のようです。もちろん肺に良いわけですから咳を抑える効果もあるようです。
逆に言うと梅雨時にはあまり食べなくても良いかもしれませんし、秋口の乾燥した肺にはとても良いのだということもわかります。
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💛春の薬膳!

2024年02月10日 19時00分55秒 | 薬膳
 ☆セロリのきんぴら風。ニンジン、こんにゃく、ちくわを入れてきんぴら風に。セロリは葉っぱも炒めこみます。これ、大好きなんです。きっと身体が欲するものだから美味しいと感じるんですね♪

☆薬膳
 こんばんは!!
そろそろ春の陽気が上がってくるかと思いますが外気温は上がったり下がったりです。三寒四温と言われて徐々に春本番に向かうのでしょうが身体は必死で合わせていかねばなりません。春の薬膳、毎年同じようなことを書いているのかもしれませんが今年も書きます!!
 特に春は六邪(風邪、湿邪、暑邪、火蛇、燥邪、寒邪)のうち風邪が押し寄せます。春というのは冬の貯蔵の状態、つまり冬ごもりや動物の冬眠状態から抜け出して陽気とともに人は活動的にもなるときです。風邪は鼻水や咳ということではなくて春の気風のことです。カゼを引くというのもその一つです。そんなふわふわした春の風邪に負けないためには春の臓腑の働きを知っておく必要があります。
 春は木気。五臓では肝。肝臓のことではなく肝系の作用を言います。気血を貯蔵し、気血を巡らすのが肝臓です。そして冬ごもりから脱すると溜め込んでいた毒素を解かさなくてはなりません。中医用語では蔵血、疏泄、解毒です。この作用をしっかりとできるように肝を立て直すのがこの時期です。もちろん冬の冬眠の時期に腎をしっかり保護しているのは前提です。それなくして次は成り立たないということで・・・(;^_^A

 春に起こしやすい肝の症状は3つ。
〇肝気鬱血・・・肝気が滞り、胸や脇が張ったり痛みを感じる。げっぷや胃酸過多。食欲不振で気分も鬱っぽくなるなど。
〇肝陽上亢・・陽気が増しますので気が逆上して頭や眼が熱くなります。イライラも!
〇肝血虚・・・肝血が不足して蔵血が不十分になります。筋肉の痙攣。気分も不安的になったり気分が優れません。

 どうすればよいのか・・・肝の気を補う。肝気を流す。血液を補う。のいずれかです。命理でいえばどうなるのかといいますと・・・
〇肝気の木が強い人は肝気を流す。また木剋土で脾が傷んでいれば消化の良いものを食べることも同時にしないと血液が補えませんから補血と健脾を同時にするべきでしょう。
〇木気が強くて洩らせず気分も交感神経優位であれば頭は噴火しそうですから少し冷やすような作用と肝気を流すのを同時にと考えます。
〇木気が足りなくて肝気が流れないケースは養肝の食材を入れます。同時に補血も!加えて肝の気を流す作用が必要でしょう。

したがって・・・
〇肝気を補う養肝は鶏レバー、豚レバー、シシャモ、ウナギ、シイタケ
         スモモ、イチゴ、桑の実、フェンネル、ローヤルゼリーなど
〇肝気を流す理気は赤ワイン、フェンネル、柑橘系何でも良い、八角、
         カジキマグロ、シソ、玉ねぎ、ジャスミン
〇肝気を整える平肝はセロリ、トマト、ピーマン、クレソン、金針菜、セリ
         アナゴ、クラゲ
〇蔵血つまり補血はマグロ、ブリ、鶏肉、鮭、サバ、カツオ、鶏卵、イワシ、
アサリ
         黒ゴマ、キクラゲ、ニンジン、ホウレンソウ、ヒジキ、
         キノコ類、金針菜
これらをご自分の八字と体調で判断してはと思います。
私自身の八字と実際の体調を考慮しますと・・・八字は木弱で土強。今の大運は木旺運ですから木気は補完されますので肝気を流すことと脾胃を労わって健脾と補血が良いと思っています。先日、早速にセロリの大束を買ってきました。また他にパンやヨーグルトに柑橘系のジャム(ネーブルや柚子で作った)を使っていますがゲップが出たりすると柑橘系のゲップでかなり爽快です。汚い話ですけど(笑)。
冬にぶり大根をとブログに書いたことがありますが今なら、薄塩で焼いて玉ねぎのスライスとショウガの千切りをかけてポン酢。これでも補血、肝気を流すはできると思います。ただ玉ねぎの時期じゃないので大根すりをそえるだけでもかなり役目は果たせるかと思います。大根は肝気鬱血で胃逆などゲップの人には胃気を下げて食積も抑えてくれるでしょう。
というふうにいろいろと考えられます♪ 肝気をしっかりさせておくと春はメンタルもふらふらしますから肝も据わりますし、解毒もできていくでしょう。
ただ解毒というとやはりもう少ししたら春の山菜が有効です。苦味の山菜は解毒に抜群なので春には好まれるようですね。ふきのとう、たけのこ、ウドなど待ち遠しいです♪
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💛ぶり大根で補気・補血!

2024年01月13日 19時56分58秒 | 薬膳
 フリルが可愛いです♪

 ネメシア、キンギョソウが良い色に!

 これも再掲!この色が大好き!以前より勢いが増してます
☆薬膳
こんばんは!!
一月も半ばになりますと寒さには慣れてはきます。今月は20日が大寒の入りです。一年で最も寒い時期となります。薬膳的にはこの時期は気・血・水(潤い)をさらに補って来る春に備えるときです。特に丑土用は脾胃の冷えにも要注意と言われています。命理的には脾湿の極みですが土は最弱なのでそこまでは感じませんがそのように言われていますので注意したいと思います。
 この時期に摂ると良いと言われているのは補血で当帰、補気で黄耆(おうぎ)です。ナツメをくわえたり枸杞子を入れたりしたお粥などをよく見かけます。黄耆といわれても一般には手に入れにくいですから、補気や補血は食材を使うと良いと考えます。
 特に大寒には「大寒たまご」と言われるように卵も小さいのですが栄養も詰まっているそうです。また寒ブリも美味しい時期です。畑では大根が甘さを増している時期です。何が言いたいのかと言いますと「ぶり大根」は薬膳的には今から大寒にかけてよいメニューだということです。また別メニューで卵は何にでも良いです。この時期は補陽のニラを合わせてもよいかも。

 卵・・・血を補い乾燥から守ります。
 ブリ・・・補血 補気 健脾ですから脾胃にも良い働きで血も気も補います
 大根・・・消食化痰ですので消化に良く、脾胃には良い作用です。
補気が必要ですので・・・カボチャ、豆、芋類などをは補気になりますので同時に使うと良いです。ついでにキノコ類も追加して使うと良いと思います。補気、補腎になるキノコも多いです。

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