75番札所善通寺の境内に咲く「涅槃桜」です。夫が写メで撮ってきました。命は巡りゆくものだと思いたいし、今年もまた桜の季節が巡りくること、季節は永遠に巡ること・・・気が遠くなるような時間を感じさせてもらえます。映っているのは知らないおばちゃんばかりですけど・・・
★命理
また3月11日が巡ってきましたね。何年経っても私たちの心から消えることのない日です。遠い四国にいても当時の戦慄を思うと昨日のことのように身が縮まる思いです。
思い起こせば、私はあんな大参事になるなんて、思いも寄らず、震災の悲惨なニュースはイタリア旅行中でしたので、ホテルのTVから流れるCNNニュースで思い知らされるばかりでした。現地の人たちにお悔やみを言われては恐縮し、これはヒンシュクものだと恥じながら帰国したのを覚えています。さらに東電の株価の下落も大騒動になりましたが、お金のことなど口にしている場合ではないと言い聞かせたものでした。とは言え、イタリアにいたのでは売却もできず・・・まだ言ってますが、大損害でした(苦笑)。
さて、本日は丙戌日です。明るい丙火ですが・・
乙未
己卯
丙戌
己亥・・・ブログ更新時干支にします
日干丙火は卯月木旺の生まれです。日干丙は巳午の根はなく卯中甲乙木の生火に頼るものです。年支の未中丁火は弱で遠隔ですので幇の力はなく、旺令の乙木に天干から制土されています。年干の乙は月干の己と剋です。旺令は木、土は死令ですので己土のほうが減力激しいとみて乙木はやや減力とみて己土と未中己土は剋傷されます。日干丙火は根はなく強とはならないので湿土の己土への洩気は最忌です。特に丙火の干の特性という観点からは最も嫌うのは「晦火」です。身旺の丙火なら壬水の剋は「輔映湖海」となり最高の相性となりますが、身弱では壬官殺の剋は忌となります。それ以上に湿土への晦火は忌み嫌うものです。そういった観点から八字を看ると月干の己土は乙木からの制食傷で喜の作用と言えます。
ところが時干の己土はどうか・・・月干の己土も同様ですが、日支の戌に通根して天地に透るのは強く時干の己土には日干丙はよく洩らします。また時支の亥水は戌中の戊土も湿土化しますので、さらに洩らして忌の作用となります。
八字は日干弱。卯中の甲木を用神と取らなければなりません。本来なら巳午の根がほしいですが、それ以前に制食傷する甲木の疏土と生火が最喜と言えます。地支の卯中の甲木ではそのような作用はできません。地支どうしですと剋の意はあるので冲剋とはみなくても制土はできますが、天干の己土を地支の卯から剋すことはできません。甲木も天干の甲と卯中蔵干の甲では作用が違いますね。
ということで本日は軽く、本日八字より丙火の干の特性と甲木と卯木の作用などお勉強していただきました。