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☆命理
こんばんは!!
嘘みたいに涼しくなりました。天気図を見ても前線は南下してしまい秋の高気圧っていう構図でホントに涼しくなりました。今日は窓を開け放して外気が部屋に流れ込んでいます。心地よいことこの上ないです。冬野菜の種まきも終えてますから昨夜の雨は恵みの雨でした。
さて、本日は甲申日。
癸卯
辛酉
甲申
乙丑
日干甲木は酉月金旺の辛分野に生まれた正官格の命です。木はこの時期は死令で最弱です。旺金に対抗するには寅卯の根と癸水の滋木が欲しいです。八字は卯がありますが遠隔で無情の根。年干の癸水は旺金を引通して卯木に流れますが酉と冲であえなく破木です。しかしその分だけ辛酉は弱化して甲木が任じる責を減じてくれてはいます。また丑中癸水も申を引いて甲乙を滋木します。天干に弱いながら甲乙が団結しますが旺令の官殺には任じられません。しかし辛金ですので向こうの剋、静かに任じるのみです。
よって喜忌は・・・
日干 弱
格 正官格
用神 癸
喜神 水木
忌神 土金
閑神 火
調候 不要
明らかな身弱で官殺強の命です。印の癸水に頼るのみです。この時期の水は進気で強さがありますので弱い甲木には一癸水くらいは適切でよいバランスです。水大過は浮木になりますからそこは注意です。火は八字にないですが適切に制殺すれば喜、多すぎれば洩身の忌ということになります。土は生金して忌の官殺を強めるということですが水が大過すれば制水できる干もあります。こうやってみますと火土金水は喜忌あるというのがわかります。つまり欲しいのは兎にも角にも木なのです。
通変では官殺に任じられないために運歳干支によっては環境的な圧迫が強くて苦しいこともあるでしょう。大運が逆旋すると第一運が庚申なのでかなり縛りが強くなります。子供時代だけに環境への適応に気配りが必須でしょう。順行運でも水旺に入りますから印の水大過は浮木となって過保護過干渉の教育環境が見え隠れします。
官殺の縛りというのは厳しくても可哀そうですが過保護も考え物です。本日命のような八字を持って生まれるには環境次第ということでしょうが父母の在り様は大きく影響しそうです。
中医的には木の不備ですから過度なストレスは自律神経を乱すもとであり、血不足なども想定内となります。見えてくるのは神経過敏になりやすく、情志活動に影響が出やすい八字ということになります。