「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

神の造作

2019年04月25日 | 対馬産の蘭
この場所は七つの谷
(自分だけが言ってる。)がある。
これは20年ほど前の話であるが、、。
寒蘭が自生している谷は
一ノ谷、三ノ谷、三と四ノ谷の間、
そして7ノ谷。
各々に花が全く違う。
神が自然体で造り上げた
品種の優劣とは不思議なもので、
古く発見された方が良い場合が有れば、
新しく発見された方が良い場合も有る。
良い坪の種が飛んで行き地に落ちて
雨に流され適度な場所に落ち着き
色々な作用によって発芽する。
遺伝には劣っていく場合と
優れていく場合が有ると思う。
坪の標高も高い場所が良い場合と
低い場所が良い場合もある。
もっと低い場所では劣る場合もあり
さらに低い場所では優る場合もある。
これこそ神のみぞ知るなのである。
この鉢には
兄弟坪であろうと思われる
2本の苗を寄せ植えしている。
坪の間隔が2メートルほど開いてる。
どちらもバック吹かし苗であるが、
バック吹かしでは芽が出難い品種。
左側は
ある程度 力が付くまで薙刀葉が続き
鋸歯が葉先から中程まで続く。
右側は
この段階で2枚葉が出ているし、
鋸歯も葉先から三割目程までしかない。
左側が若干低い場所。
どちらの花が良いか❔という愚問には
趣味家の鑑識眼に任せるとして



自分は早く太る事を願うばかりである。
追伸
対馬島内で
自生 寒蘭採取が全面禁止となりました。
今 現在 思う事は
鹿と猪から喰われないようにしながら、
愛倍している蘭を大切にし、
保存育成に努めていきたいですね。



コメント
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