青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

舌の根からごみが

2019年03月14日 | 短歌に政治や社会

 【越山若水】映画「スター・ウォーズ」1作目を見てからか、それとも全く別の児童書を読んでからだったかもしれない。とにかく宇宙が舞台の作品がきっかけで子どものころ妙なことが気になった▼宇宙船などの資材は当然、地上で調達されたもの。たくさんの船や基地が宇宙空間に放たれていたら星々の質量が減るではないか―と1人勝手に心配した▼この記憶がよみがえったのは宇宙に漂うごみ、スペースデブリの記事を目にしたから。質量の件は妄想として、ごみは今や大問題となりつつある▼ごみの元は役目を終えた人工衛星やロケットの部品。地球を周回している10センチ以上のごみは約2万個に上る。これは2010年のデータで、今はもっと増えているだろう。10メートル以上に及ぶ大型バス並みのごみもざらである▼その動きは秒速3キロ以上。大きさが10センチもあったら、宇宙船は簡単に破壊される。地球の周囲は高速で“凶器”が飛び交う危険地帯になってしまった▼日本だけのせいではないが、こんなにごみをまき散らすやり方の開発がいつまでも続けられるはずがない。新年度はようやく、官民によるごみ除去の技術開発が本格化する▼国内での宇宙ごみ監視は、岡山県の旧・美星(びせい)町(現井原市)にある光学望遠鏡などが担う。日本が宇宙美化の先駆けとなるよう、ここでの観測データには名にふさわしい貢献を期待しよう。

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3月13日(水)のつぶやき

2019年03月14日 | 国際
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