我々は兎角「自分の都合」を優先させようとする。
「他のものの都合」はねじ伏せ、あまつさえ否定しようとする。
このために軋轢が生じ、仲違し、混乱を引き起こす。
だが「他のものの都合」の方を優先させ、「自分の都合」は後回しにするとか、あるいは「自分というものには、自分の都合をあれこれ言う資格がない」と知るならば、彼方此方との関係は滑らかになり、かつ和やかになっていく。
豊かなものの都合ではなく、貧しきものの都合を優先させる。
強いものの都合をではなく、弱い者の都合を優先させる。
大きいものの都合ではなく、小さなものの都合を優先させる。
健康なものの都合ではなく、障害あるものの都合を優先させる。
早いものの都合ではなく、遅いものの都合を優先させる。
しかしだからといって、それ自体を優先させるのではなく、他のものを優先させていかなければならない。
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