子どもが身を守れるように…「こども六法」出版の大学院生、動機はいじめに遭った過去
【越山若水】「日本は子どもたちの天国である」―。明治維新直後に来日した米国の動物学者、E・モースは縄文後期の大森貝塚を発見した人物として考古学に名を残している▼各地で目にした生活習慣をスケッチとともに記録した紀行文「日本その日その日」(東洋文庫)で、モースは欧米とは異なる子育て方法に驚きを隠さなかった▼「お母さんが赤ん坊に対して癇癪(かんしゃく)を起こしているのを一度も見ていない」「彼らは甘やかされて増長してしまいそうだが、両親を敬愛し老年者を尊敬している」▼モースと同様の感想は、安土桃山時代に日本を訪れた宣教師、ルイス・フロイスも書き残している。「ヨーロッパでは普通鞭(むち)で打って息子を懲罰するが、日本ではただ言葉によって叱(しか)るだけである」▼西洋世界から“子ども天国”と評価されたわが国の育児環境。日本人として誇らしく思う。ところが最近は家庭内で虐待や体罰を受ける暴行事件が次々と明るみに出ている▼東京都目黒区の5歳女児、千葉県野田市の小4女児はともに両親の虐待で命を落とした。警察庁が昨年摘発した虐待件数は1380件と過去最も多い▼児童虐待防止に向け関連法が改正される。しつけの名による体罰禁止、民法が認める親の「懲戒権」の見直し、児童相談所の人員増など対策を強化する。かつて外国人が見た光景は幻だったのか、残念至極である。
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★ 我が国は 農耕婚族の 国故に
自然の中で 生きてく気持ちが 2019/3/16
★ 自然に有る お互い思う 思いの中
手を取り合い 助け合いして 2019/3/16
★ 助け合う 心の元は 宗教に
相対の中 心通わす 2019/3/16
★ 宗教の 心奪うは 欲望に
自分良ければと 人は構わず 2019/3/16
★ 人々の 道しるべ示す 政治家は
自分自身も 治め切れなく 2019/3/16