二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

原爆忌・・・終戦記念日・・・②

2009年08月15日 | 社会
アメリカ大統領のオバマ氏は4月にチェコの首都プラハにて「核のない世界」という演説を行いました。核兵器がテロに渡らないためということが大きな理由のようです。しかし、9・11事件はアルカイーダというテロ集団の仕業だとされましたが、自作自演であることが分かってきており、何がテロなのかよくわからないのが現状です。

今回のオバマ大統領の演説にしても、いろんな政治上の駆け引きが見え隠れするようです。このチェコに米国の地上レーダー基地をつくるということがチェコ前政権から問題となっており、市民は戦争の火の粉をかぶることを憂慮し大反対しています。オバマ大統領の演説はそのためだったとの見方もあります。地上レーダー基地の建設はイランを封じ込めるための軍事展開のようです。

それにしても「核のない世界」を実現するために、本当かどうかはこれから証明されるとして、この演説は大きな第一歩だと思います。同じ原子力を使う原子力発電(日本に56基存在)にしても多量の放射能が出ますし、高レベル、低レベルの放射性廃棄物を300年以上も管理しなくてはいけません。六ケ所村の核処理施設でもトラブル続きのようです。それに劣化ウラン弾の材料もつくりますし、原料は地下資源のウランです。欧米各国は原子力発電の建設をやめ廃棄に向けて動きだしています。日本は大企業がアメリカ資本と結んでまだ作ろうとしてますし、国も推進しています。ほんとおかしな話です。それを中国やインドなど経済の活発な場所で作り、さらに増やそうとしています。これも最終的には地球環境を大きく大きく悪化させる元凶になります。子供の、孫の世代に「今」の責任を持ちこさないためには核兵器、原子力発電ともに早く手を打つ必要があるのです。

また、このオバマ大統領の「核のない世界」にもっとも反対しているのが、核爆弾を実験的に投下され(ウラン濃縮型とプルトニウム型の2種類の原子爆弾)莫大な犠牲を払った我が日本の外務省と防衛省だという話があるのだから、これが本当でないことを祈っています(詳しい話は池田香代子さんのブログにて)。

私たちが先の大戦から学んだことは決して戦争をしてはいけないということです。どんな国益があろうと、相手を地球を破壊してまで自分の利益に結び付けてはいけないということです。ましてやそれを商売にするなどもってのほかです。これは罪もない人々を傷つけ、殺戮し、悲しみのどん底に落とすことになります。これが商売として成り立つこと自体おかしな世の中であり、違った視点から考えると早く人類が気づき、改善し、さらに成長していかなければならないことなのだと思います。

本当にまとまりのない文章となりましてすいません。

しかし、これからさらに始まるであろう経済不況を前に、軍事力にお金を費やす暇があったら、戦車をつくるぶん食糧難で苦しむ人々に食料を届け、戦闘機をつくるぶん感染症などの病に苦しむ人々に医療品を届け、病院を整備し、戦艦をつくるお金を教育を受けることができない環境にある子どものために使い、学校を整備し、ミサイルや核兵器を開発するお金があるなら水道や電気がない場所にそれを使えば地球はもっと住みやすい星になるのではないでしょうかね。

どなたの書籍だったかは忘れましたが、アマゾンだったかパプアニューギニアだったか奥地で文明とは隔離され自然とともに生活している部族がまだあるそうですが、そこには「平和」という言葉がないそうです。「平和」というのは「戦争」や「戦い」「争い」があるから生まれる言葉だからです。その部族全体が大家族のように皆で助け合い自然に則した生活をしています。自然の前では、助け合うのも当たり前、平和なのも当たり前、常に平和だから平和という言葉自体が存在しないということです。この世界で起こること全てに意味があるとするなら、ここでしっかりと考え、行動する時期に来ているのかもしれませんね。地球全体が平和や助け合いが当たり前のこととなり、言葉も使われなくなるほど精神的に成長していきたいものです。いやいやできます「今」が生みの苦しみなのかもしれません。

そんな世界がいいですね

さらに長々と失礼しました~
本日、終戦記念日に思う事を書いてみました。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (3)
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原爆忌・・・終戦記念日・・・

2009年08月15日 | 社会
本日、8月15日は日本がポツダム宣言を受諾し、実質、無条件降伏した日です。いわゆる大東亜戦争(第二次世界大戦)が終戦を迎えた日です。8月は6日に広島へ、9日に長崎へ原子爆弾が投下されるというそれまでの世界では唯一核兵器による攻撃を受け、広島で14万人、長崎で7万4千人もの尊い命を失う惨事が起きました。この世の中にあってはならない兵器の攻撃によりその後も後遺症で苦しみ、ガンになったりし、生きながら苦しみを味わう人々がたくさん存在しています。

過去の(今も…)戦争はそれぞれの国において大義名分を掲げ、自国の利益(自国の利益=国民の利益:本当に国民の利益なのか)のために戦争を行ってきました。現在も世界各国で私利私欲のための戦争が絶えません。困ったものです。

大東亜戦争あるいは、それ以前の第一次世界大戦、日清・日露戦争など明治から昭和初期にかけて数々の戦争を日本は経験しました。そういう意味で8月15日は全ての戦争において亡くなられた方を追悼する日でもあると思います。その礎の上に現在の平和な日本が築かれていることを認識するため正しい歴史、あるいは精神を再確認し見つめ直す日がこの8月でもあるのでしょう。

現在も大国の一部の人たちが実権を握り各地で戦争を起こし、それを商売にし、地下資源の獲得に奔走し、富を集中させ貧富の格差をさらに広げているというのが世界の現状です。ご先祖の努力により平和の中にいる日本人は世界をしっかり見つめ、人事だと思わないことが大切です。

現在も戦争や紛争を拡大させているのは軍事大国と言われる国々です。その資金面の支援をしている国もどうかと思いますが…。

沖縄米軍基地と同様、先の戦争の遺産となっている問題に北方領土の問題があります。ロシアは国の威信をかけて手放すこはないと思いますが、日本は継続して四島の返還を求めていくべきでしょう。この問題は大東亜戦争当時、日本とソ連(現 ロシア)の間には「日ソ中立条約」が帰結されており戦争に介入したり、それぞれの国の主権を侵害しないことになっていました。しかし、もう日本に戦力、抵抗力もほとんどなくなり、原爆が長崎に投下された1943年(昭和21年)8月9日、ソ連は一方的にこの条約を破棄し宣戦布告してきました。その後、樺太をはじめ、北方四島まで侵攻してきました。最初は交戦していたのですが8月14日ポツダム宣言を受諾してからは北方を守る軍に停戦命令が出されていましたから皆、武器を捨て投降しました。それでもなおソ連の侵攻は続き、9月2日、東京湾上の戦艦ミズーリの甲板にて降伏文章の調印式が行われている中(ソ連の代表も参加していた)さらに北方領土への侵攻は続き、9月5日に現在問題になっている、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の四島までの進行が終了しました。日本の終戦というのは9月5日が一つの区切りなのでしょう。そして、ソ連は1946年2月2日「南サハリン州設置に関するソ連最高会議幹部命令」を発し、北方四島を自国領に組み入れてしまいました。これが現在も続いている北方領土問題の終戦当時の流れの一部分です(詳しくはこちらでお勉強を)。

また日本自身も被害者意識だけではなく、北海道から千島列島にまで元々自然とともに生活していたアイヌの人たちに関する問題が存在します。原住民であるアイヌの人たちの主権を回復し正しい歴史認識で上記でも触れた軍事大国のやり方、日本国の内部の問題を両方から解決していくことも大切でしょう。

よく終戦の日には”英霊を祀る”という言葉が出てきますが、昔はお国のためということで愛国心をもち死を覚悟し、親に感謝し、家族を思い、戦地で亡くなられた方が多数存在しました。また日本軍として戦ったアジアの人も存在します。私は正確な英霊の意味はわかりませんが、戦争で亡くなられた全ての人が本当は平和な世界を願っていたと思いますので、軍に関係し亡くなられた方々、そして広島、長崎、あるいは東京はじめ多くの都市で行われた焼夷弾による空襲により亡くなられた罪もない人々も全て英霊なのだと思います。またアジア各地、世界各地で戦争が原因で亡くなられた人すべてがそうなのだと思います。

世界はこの戦争の世紀をくぐり抜け大きな学びを得たように思われましたが、何度も言うように大国の私利私欲により戦争や紛争が今なお行われ、自作自演のテロが行われ、ただ毎日を幸せに暮らしたい何も罪もない人々が犠牲になっています。利権や欲に目がくらむ人たちに何を言っても無駄でしょう。今は真実を知り、一人一人が平和に対する意識を持ち自分の意識を変え、小さい行動でもいいから実践していくことが大切なのだと思います。100匹の猿現象ではありませんが、そのような行動や思考の集団が多くなれば多くなるほど素晴らしい波動となって地球を覆うことも可能なようですから。

GHQに作成されたにせよ日本国憲法には平和憲法という尊い考え方があります。これは世界に広げ戦争を根絶するためには最低限必要なものだと思います。他のところは改正したにしても、この平和憲法だけは変えてはいけない、それをさらに向上させていくことも必要でしょう。

世界では軍事力が増強されています。全く必要のない大量破壊兵器、核兵器は永遠になくす必要があります。地球温暖化防止といいますが、戦車はリッター数百メートルです。戦車、戦艦、戦闘機、ミサイルなどの武器の製造をやめることが二酸化炭素排出を抑制させ、地球環境を守り、お金を貧困層に循環でき、平和な世界を実現できる第一歩だと思います。

長くなりました~まとまりのない文章がパート2へ続く

二葉鍼灸療院 田中良和
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