二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

経穴(ツボ)について ~その6~

2010年04月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『経穴について ~その6~』 

   東洋医学研究所グループ 井島鍼灸院 院長  井島晴彦 先生


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経穴(ツボ)は、世界保健機関(WHO)で認定されているもので361ヶ所、その他のものを合わせると700~800ヶ所とも言われています。しかし、このツボすべてを使うわけではありません。その中でも、頻繁に使うツボ、効果が顕著に現れるツボ、全身の調整として使われるツボなど、治療する施術者によって違ってきます。

また、鍼灸治療は、腰痛、五十肩、頸部痛、膝痛など整形外科的疾患にだけ効果があると思われている皆さんが多いと思いますが、実は、鍼灸治療は内科的疾患に昔から使われてきたのです。

その部分を数十年前から、科学的に、実証医学的に研究し、鍼灸の真の効果を追求されてきたのが、師匠であり、東洋医学研究所 所長の黒野保三 先生なのです。

慢性肝機能障害、糖尿病、高血圧、慢性疲労症候群、不定愁訴症候群、婦人科疾患、循環器疾患、アレルギーを含めた免疫病など多岐にわたり、これを弟子が意志を受け継ぎ、研究・臨床に励んでいるわけです。

私は、その中でも異例のスポーツ傷害…現在は、不妊症やガンなども積極的に勉強・臨床を行っています。

さて、今回のコラム担当は、頭脳明晰で、人柄も柔和な井島先生。見習うところが多い先生ですね。
狭心症、低血圧、高血圧、心悸亢進、貧血など循環器疾患に関して、古典文献を参照に頻繁に記載のある経穴(ツボ)をご紹介して頂きました。
そう、鍼灸治療は循環器疾患にも効果があるのです。しかし、どんな疾患もそうなのですが、鍼灸治療に適応・不適応があり、今、治療しないほうがいい病態の場合も存在します。そのような時は、専門病院での診療をして頂かなくてはいけないのです。
当然なのですが、何でも効果があるわけではないので書いておきますね。

この記載を元に、知識として経穴(ツボ)を頭に入れておき、臨床に応用し、それが効果のあるものなのか追求していくわけです。鍼灸の古典は重要ですが、それが全て正しいとも言えませんし、人々の心も体も、地球環境も変化しているわけですしね。

コラムの最後に「鍼灸治療をさせて頂く場合でも、経穴(ツボ)名のもつ意味を正しく理解し、さらに位置、形、深さを知り、豊富な知識に基づいて適度な刺激を加えることは、効果をあげるために非常に大切なことだと考えます」と書かれています。

大事なことですね。私の臨床の実感からいくと、ツボは生き物のようで、体調に合わせて変化します。そして、刺激部位が、ツボの中でも中心なのか、隅なのか、また、刺激方向が垂直なのか、斜めなのかなど、同じツボでも刺激する場所や方向によって効果が違ってくるのだというものを、おぼろげながら感じています。

正しい経穴(ツボ)=効果バツグン …永遠の課題ですね

ということで、鍼灸治療のツボ(経穴)にご興味のある方、循環器疾患でお悩みの方は、コラムをご覧になってください。そして、東洋医学研究所グループの治療院へ、お電話、あるいは足を運んでみてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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