二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

地域健康つくり指導者講習会

2011年08月12日 | 鍼灸
7月31日(日)、午前中に星稜高校野球部の練習を観て、午後からは、(社)石川県鍼灸マッサージ師会が行う、「地域健康つくり指導者講習会」へ参加しました。

この講習会の目的は何かと言いますと、年齢を重ね、要介護認定を受ける前に、自分で介護を受けなくてもよい体をつくっていこうということです。地域の人たちに、介護予防、疾病予防をして頂くための知識あるいは取り組みを行うためのノウハウなどを勉強する場なのです。

☆ 「地域健康つくり指導者講習会」 ☆

  日 時:平成23年7月31日(日) 第一部 午前10時~正午  第二部 午前1時~3時
  会 場:石川県視覚障害者情報文化センター 3階
  講習内容:①演 題  「介護予防~いつまでもイキイキと自分らしく~」
          講 師  木林 勉 先生(金城大学 准教授)

        ②演 題  「西南部地区での介護予防教室の取り組み~実践形式~」
          講 師  常盤 和成 先生(石川県鍼灸マッサージ師会)
                宮川 巌幸 先生(石川県鍼灸マッサージ師会)
  主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会



 司会の学術局長 中田先生


 午後の講師、宮川先生


 関係ないですが、会員のKO先生のお腹…介護予防運動が必要ですね


これから迎える超高齢化社会に向けて大切なことは、自分の体は自分が守るということです。自分の健康の責任は自分にあるということでもあります。自分が守る健康というのは生活習慣を、自然や体の原則に即して整えていくということです。

何か回りくどい言い方ですね 要は、睡眠、食事、排便、運動、心の状態、それら生活習慣を正く整えていくということですね。

特に動物の基本であり、人間がイキイキとして活動していくためには「動く」ことは不可欠であり、最重要事項です。現代人は多くの人が運動していないんですよね。「私は運動しているよ」という人には申し訳ございませんが、この運動を常に行うことこそ、健康に長生きする秘訣…秘訣なんてオーバーなものでもないですかね。

少し昔は現在に比べて不便な時代でした。不便だからこそ体を使わなくてはいけませんでした。朝起きてからでも、布団を上げる、食事の準備をする、その食事の準備でも全て手作業、トイレはしゃがんで行う、掃除もほうきと雑巾がけ、買い物も歩いて行き、重いものを運ぶ、などなど生活の中に運動、それも深部筋肉を活性化する運動が組み込まれていました。

現代は、それがほとんど文明の進化によって、機械化され、体を動かさなくても操作するだけで、すべて自動で動く世の中になっています。生活の中に運動がほとんどなくなりました。オートメーション化で生活に時間の余裕がでてきた人たちは運動を求めて、フィットネスクラブや運動教室に行きます。

お金をかけなくても、簡単に、効果的に運動ができますよ~そして、転倒や介護を予防できますよ~ということを地域の人たちに伝えるのが、この健康つくり指導者の役割なのです。

今回は、午前中に介護予防の知識を勉強し(私は星稜野球場へ行っていましたが)、午後からは、その実践方法を学びました。実践方法は西南部公民館で行っている取り組みです。これで2年間くらい継続しています。やっぱり継続することが大切なんですよね。継続することが…なんでもそうです。

介護を受けない体、健康な体をつくるには、ゆっくりした運動で、深部筋肉をまず活性化すること、そして、表層筋を含めたダイナミックな運動へと運動強度を増していくことがポイントなんですよね。

さて、運動やって、介護保険、医療保険を使わない体をつくりましょうね すべて「自分しだい」ですよ


二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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