8月14日(日)、輪島へお墓参りに行きました。
夕日がきれいでしたので、しばらくの間、ボーっと見てました。
夕日を見ながら、太古のロマンに思いを馳せてみました。
私は父と母から生まれました。父と母もそれぞれの父と母から生まれました。祖父、祖母もそのまた…このように人の命は脈々とリレーされてきました。この繋がりを辿っていくと天文学的数字となっていきます。
人は一人ではないんですね。繋がりの中の一部なんです。そして、奇跡的確率でこの世に必然的に命を与えられてきているのでしょう。
自分の命は自分の中にはあるけど、自分のものではないんですね。そう考えると命ある限り一所懸命に生きないとね。
この命を次の自分の世代に伝えていくことが最低限の、この世に生を受けた使命なのでしょう。
だから「今」を大切に、「今」を一所懸命、「今」を誠実に、生きていきたいですね。
天寿を全うするまで、自分の命を活かして、燃やして、そして、輝かせていきたいですよね。
それは、人それぞれの活かし方、燃やし方、輝かし方でいいんだと思います。
現代科学の発展により、多くのヒトの進化の道程が解き明かされつつあります。
これまでは化石を採取することによって、それを解析し進化の歴史を辿ってきました。これを化石人類学と言います。
近年、私たちの体に受け継がれているDNAの変異を辿ることによって、進化の歴史を解明しようとする学問が注目されるようになってきました。これが分子進化学です。
この分子進化学の考え方は「分子進化の中立説」と言って、”DNAは時間の経過とともに一定の割合で突然変異を起こす”というものです。
これは種の淘汰や適応などとはまったく無関係に、変異が蓄積されていきます。これが進化に関っていきます。
このDNAの変異を調べていくと、ヒトの進化の歴史が辿っていけるだろうということです。
DNAは遺伝子を構成する要素です。遺伝子は細胞の中の核という部分に含まれています。父の精子と母の卵子が出会った時、核の遺伝子は、父と母と二人から半分づつ受け継がれていきます。
もう一か所、細胞の中に遺伝子を受け継いでいく場所があります。それがミトコンドリアという場所です。ミトコンドリアは細胞が活動するためのエネルギー生産工場です。核の遺伝子と比べると量こそ少ないですが、この場所でも次世代へ遺伝情報が受け継がれていきます。
ミトコンドリアの遺伝子は、核の遺伝子とは違い、母性遺伝つまり卵子の遺伝子しか受け継いでいきません。受精卵となった時、精子のミトコンドリアを消去するシステムが備わっているそうです。理由は様々なことがが考えられるそうですが、詳しいところはまだ勉強不足で調べてありません。
そのミトコンドリアDNAの変異を解析して、ヒトの進化の歴史を辿っていくと、約20万年前の一人のアフリカの女性にいきつく結果が出たのです。これはヨーロッパ人、アジア人、アフリカ人、オセアニア人などの147名のDNAを採取し、解析した結果でした。
このアフリカの一人の女性を「ミトコンドリア・イブ」としてメディアで取り上げられたこともありました。
しかし、科学の力はたいしたものです。それを可能にした人間の知能・知恵・創造力はすごいですよね。
そのミトコンドリア・イブが存在していた頃の母集団がヒトの祖先のはじめとされ、そこからヨーロッパやアジア、オセアニア、アメリカ大陸へと歩み、広がっていったとされています。
ヒトが進化してきた足跡は、私たちの体に刻みこまれています。それは単にDNAの変化ということだけではなく、現在かかっている病気や障害、私たちの体質や個性など、本質的なすべてと繋がっています。過去からのメッセージは私たちの体の中に伝承されているのです。
私たちは、それらの体をお借りしながら、自分の魂を成長させてもらっているのです。
このような観点からも、私たちは生きているのではなく、生かされていることが理解できます。
私たちは命というバトンを受け取り、次の走者に渡す義務があります。そのバトンをどのようなバトンにしていくかは、私たちの人生次第ということでしょう。
どれだけバトンを繋いでいくのかは分かりませんが、私たちの「今」現在は、人類という長い旅路の途中を歩いているのでしょう。
遥かなる旅人ですね。
人は一人ではありません。人には相手を思いやり、愛し、慈しむ心が大切です。人には御先祖様への感謝の気持ちが必要です。人は天寿を全うするまで命を活かしていくことが大切です。
そんな太古へのロマンを考えているうちに、自然と御先祖様や、人類が繁栄する場を与えてくれている宇宙や地球など大自然に、自然と合掌してしまうのです。
合掌 ・・・ 合掌と違うし、拍手やし~
二葉鍼灸療院 田中良和
夕日がきれいでしたので、しばらくの間、ボーっと見てました。
夕日を見ながら、太古のロマンに思いを馳せてみました。
私は父と母から生まれました。父と母もそれぞれの父と母から生まれました。祖父、祖母もそのまた…このように人の命は脈々とリレーされてきました。この繋がりを辿っていくと天文学的数字となっていきます。
人は一人ではないんですね。繋がりの中の一部なんです。そして、奇跡的確率でこの世に必然的に命を与えられてきているのでしょう。
自分の命は自分の中にはあるけど、自分のものではないんですね。そう考えると命ある限り一所懸命に生きないとね。
この命を次の自分の世代に伝えていくことが最低限の、この世に生を受けた使命なのでしょう。
だから「今」を大切に、「今」を一所懸命、「今」を誠実に、生きていきたいですね。
天寿を全うするまで、自分の命を活かして、燃やして、そして、輝かせていきたいですよね。
それは、人それぞれの活かし方、燃やし方、輝かし方でいいんだと思います。
現代科学の発展により、多くのヒトの進化の道程が解き明かされつつあります。
これまでは化石を採取することによって、それを解析し進化の歴史を辿ってきました。これを化石人類学と言います。
近年、私たちの体に受け継がれているDNAの変異を辿ることによって、進化の歴史を解明しようとする学問が注目されるようになってきました。これが分子進化学です。
この分子進化学の考え方は「分子進化の中立説」と言って、”DNAは時間の経過とともに一定の割合で突然変異を起こす”というものです。
これは種の淘汰や適応などとはまったく無関係に、変異が蓄積されていきます。これが進化に関っていきます。
このDNAの変異を調べていくと、ヒトの進化の歴史が辿っていけるだろうということです。
DNAは遺伝子を構成する要素です。遺伝子は細胞の中の核という部分に含まれています。父の精子と母の卵子が出会った時、核の遺伝子は、父と母と二人から半分づつ受け継がれていきます。
もう一か所、細胞の中に遺伝子を受け継いでいく場所があります。それがミトコンドリアという場所です。ミトコンドリアは細胞が活動するためのエネルギー生産工場です。核の遺伝子と比べると量こそ少ないですが、この場所でも次世代へ遺伝情報が受け継がれていきます。
ミトコンドリアの遺伝子は、核の遺伝子とは違い、母性遺伝つまり卵子の遺伝子しか受け継いでいきません。受精卵となった時、精子のミトコンドリアを消去するシステムが備わっているそうです。理由は様々なことがが考えられるそうですが、詳しいところはまだ勉強不足で調べてありません。
そのミトコンドリアDNAの変異を解析して、ヒトの進化の歴史を辿っていくと、約20万年前の一人のアフリカの女性にいきつく結果が出たのです。これはヨーロッパ人、アジア人、アフリカ人、オセアニア人などの147名のDNAを採取し、解析した結果でした。
このアフリカの一人の女性を「ミトコンドリア・イブ」としてメディアで取り上げられたこともありました。
しかし、科学の力はたいしたものです。それを可能にした人間の知能・知恵・創造力はすごいですよね。
そのミトコンドリア・イブが存在していた頃の母集団がヒトの祖先のはじめとされ、そこからヨーロッパやアジア、オセアニア、アメリカ大陸へと歩み、広がっていったとされています。
ヒトが進化してきた足跡は、私たちの体に刻みこまれています。それは単にDNAの変化ということだけではなく、現在かかっている病気や障害、私たちの体質や個性など、本質的なすべてと繋がっています。過去からのメッセージは私たちの体の中に伝承されているのです。
私たちは、それらの体をお借りしながら、自分の魂を成長させてもらっているのです。
このような観点からも、私たちは生きているのではなく、生かされていることが理解できます。
私たちは命というバトンを受け取り、次の走者に渡す義務があります。そのバトンをどのようなバトンにしていくかは、私たちの人生次第ということでしょう。
どれだけバトンを繋いでいくのかは分かりませんが、私たちの「今」現在は、人類という長い旅路の途中を歩いているのでしょう。
遥かなる旅人ですね。
人は一人ではありません。人には相手を思いやり、愛し、慈しむ心が大切です。人には御先祖様への感謝の気持ちが必要です。人は天寿を全うするまで命を活かしていくことが大切です。
そんな太古へのロマンを考えているうちに、自然と御先祖様や、人類が繁栄する場を与えてくれている宇宙や地球など大自然に、自然と合掌してしまうのです。
合掌 ・・・ 合掌と違うし、拍手やし~
二葉鍼灸療院 田中良和