ブログの更新、遅くなってま~す
6月15日(水)、毎月恒例の勉強会に参加しました。
この勉強会に出る時には、前日しっかり睡眠をとっていないといけません。やっぱり午前様になるんですよね。午前1時に終了すれば早いほうといいますか… 正式な終了はだいたい1時か1時30分なのですが、その後も話が尽きないようで、いろんな話をするわけです。勉強の話だけでないのが、またミソなんですな~
☆ 内 容 ☆
・臨床報告:美容鍼灸・マッサージの方法と効果
【橋本先生】
東洋医学臨床研究所で治療を行う橋本先生が、半年前から経営者の方針で「美容鍼灸」「美容マッサージ」をコースとして取り入れることが決まり、その数カ月前から自分なりに試行錯誤しながらやってきた半年間の報告をして頂きました。美容鍼灸などと言うと、北陸方面ではまだなじみのない言葉でしょうが、都市部のほうでは案外と知られていますし、取り入れてやっている所も多いようです。女性の「美しくなりたい」「いつまでも美しくいたい」という欲求はすごいですね。今回の報告では、一定の効果は出ているようでした。また、悩みや改善点なども考察されていました。この道を進むなら突き進まないとね!石川県の美容鍼灸・マッサージの第一人者となってほしいものです。私に関してはまったく美容鍼灸には興味はありません。全身を調整するハリ治療をしていると、顔のシワが…なんてことはありませんが、体は元気になり血色は良くなるんですよ。
・症例報告:線維筋痛症の症例報告と僧帽筋について
【豊島先生】
線維筋痛症が疑われた59歳 女性の症例。左下肢後面痛と頸肩部痛、全身のツッパリ感などを主訴として来院。さまざまな経過を辿り、他の鍼灸院、この種の痛みを得意としている全国でも有名な石川県にある整形外科などで治療を受け、ある程度は改善するが、日常生活動作時にどうしても痛みが増悪してしまう。そこで整形外科より強い痛み止めを処方され不安が強くなり、トリガーポイントへ鍼治療を求め、とよしま鍼灸院を来院。脳内の痛みに関連する神経系への刺激と、筋緊張の緩和を目的に鍼灸治療を行ったところ、痛みは発症するが、日常生活動作は格段に改善。現在は鍼灸治療と薬物療法、それに漢方治療も併用して行っている。経過は徐々に良い方向に進んでいる。この疾患の難しいところ、ポイントなどの話があり、たいへん参考になった。また、線維筋痛症の診断ポイントであり、この疾患でなくてもよく肩コリなどの症状を訴える「僧帽筋」について解剖学的、発生学的に解説があった。確かに解剖学も発生学も大切であり、鍼灸師でも学び臨床に活かすことは必須だと思われる。いつも私が陥るのは「これを絶対だと思ってしまうこと」、科学や医学も10年前には「これが定説!」だったものが全く違う事実に書き換えられていることも多いようだ。その変化も見逃してはいけないと、私自身は常々思っているのであ~る。
・学習報告:活性酸素について
【田中良和】
少し長く書きすぎたので簡便に。身体の細胞すべてにあるミトコンドリア。そこでは様々な機能が営まれているが、その大きな機能の一つが人間が活動するためのエネルギーを産生すること。そのエネルギーを産生する際にミトコンドリアで発生するのが活性酸素で、身体にできる活性酸素の多くがそこで作られる。その説明をしました。
鍼灸と関係ないと思いきや、ミトコンドリアでのエネルギー活性こそが最終的に人間を活発にする元だと私は思っています。そして、鍼灸治療はミトちゃんを活性化できる治療方法の一つだと思うんですよね。ですから私はミトコンドリアファンなんですな~これが。いっぱい勉強させてもらってます。これかもずっとファンでしょう。スポーツでも細胞質で行われる解糖系やミトちゃん内で行われる電子伝達系、あるいはクレアチンリン酸などのエネルギー活性は大事なのですね。
・実 技:筋肉の触診~筋肉を触ろう!~
【粟 先生】
本日の触診する筋肉は「斜角筋」。これは首の側面から前面、そして胸上部につく筋肉で、前・中・後と種類があります。ここは意外ではないのですが、頸部の運動はもちろん、肩を上げたり、腕を上げるにも力を発揮するのです。おさえておくべき筋肉です。…って、どの筋肉もそうですけど(笑)。
患者さまの身体や心を診て、治療するのだから、いろんなことを勉強しないとね。
『自彊(じきょう)不息の時候、心地光光明明なり。何の妄念遊思か有らん。何の嬰累罣想(えいるいかいそう)か有らん。』
~人が自ら勉め励んでいるときは、心は光輝き、眩いくらいに明るい。そこには妄念も怠け心も全くない。
また、心にまとわりつく気がかりや憂いも全くない~ ‐『言志四録』より‐
まあ、心ある若いパワーで石川の鍼灸マッサージ治療を盛り上げていくげんて~
二葉鍼灸療院 田中良和
6月15日(水)、毎月恒例の勉強会に参加しました。
この勉強会に出る時には、前日しっかり睡眠をとっていないといけません。やっぱり午前様になるんですよね。午前1時に終了すれば早いほうといいますか… 正式な終了はだいたい1時か1時30分なのですが、その後も話が尽きないようで、いろんな話をするわけです。勉強の話だけでないのが、またミソなんですな~
☆ 内 容 ☆
・臨床報告:美容鍼灸・マッサージの方法と効果
【橋本先生】
東洋医学臨床研究所で治療を行う橋本先生が、半年前から経営者の方針で「美容鍼灸」「美容マッサージ」をコースとして取り入れることが決まり、その数カ月前から自分なりに試行錯誤しながらやってきた半年間の報告をして頂きました。美容鍼灸などと言うと、北陸方面ではまだなじみのない言葉でしょうが、都市部のほうでは案外と知られていますし、取り入れてやっている所も多いようです。女性の「美しくなりたい」「いつまでも美しくいたい」という欲求はすごいですね。今回の報告では、一定の効果は出ているようでした。また、悩みや改善点なども考察されていました。この道を進むなら突き進まないとね!石川県の美容鍼灸・マッサージの第一人者となってほしいものです。私に関してはまったく美容鍼灸には興味はありません。全身を調整するハリ治療をしていると、顔のシワが…なんてことはありませんが、体は元気になり血色は良くなるんですよ。
・症例報告:線維筋痛症の症例報告と僧帽筋について
【豊島先生】
線維筋痛症が疑われた59歳 女性の症例。左下肢後面痛と頸肩部痛、全身のツッパリ感などを主訴として来院。さまざまな経過を辿り、他の鍼灸院、この種の痛みを得意としている全国でも有名な石川県にある整形外科などで治療を受け、ある程度は改善するが、日常生活動作時にどうしても痛みが増悪してしまう。そこで整形外科より強い痛み止めを処方され不安が強くなり、トリガーポイントへ鍼治療を求め、とよしま鍼灸院を来院。脳内の痛みに関連する神経系への刺激と、筋緊張の緩和を目的に鍼灸治療を行ったところ、痛みは発症するが、日常生活動作は格段に改善。現在は鍼灸治療と薬物療法、それに漢方治療も併用して行っている。経過は徐々に良い方向に進んでいる。この疾患の難しいところ、ポイントなどの話があり、たいへん参考になった。また、線維筋痛症の診断ポイントであり、この疾患でなくてもよく肩コリなどの症状を訴える「僧帽筋」について解剖学的、発生学的に解説があった。確かに解剖学も発生学も大切であり、鍼灸師でも学び臨床に活かすことは必須だと思われる。いつも私が陥るのは「これを絶対だと思ってしまうこと」、科学や医学も10年前には「これが定説!」だったものが全く違う事実に書き換えられていることも多いようだ。その変化も見逃してはいけないと、私自身は常々思っているのであ~る。
・学習報告:活性酸素について
【田中良和】
少し長く書きすぎたので簡便に。身体の細胞すべてにあるミトコンドリア。そこでは様々な機能が営まれているが、その大きな機能の一つが人間が活動するためのエネルギーを産生すること。そのエネルギーを産生する際にミトコンドリアで発生するのが活性酸素で、身体にできる活性酸素の多くがそこで作られる。その説明をしました。
鍼灸と関係ないと思いきや、ミトコンドリアでのエネルギー活性こそが最終的に人間を活発にする元だと私は思っています。そして、鍼灸治療はミトちゃんを活性化できる治療方法の一つだと思うんですよね。ですから私はミトコンドリアファンなんですな~これが。いっぱい勉強させてもらってます。これかもずっとファンでしょう。スポーツでも細胞質で行われる解糖系やミトちゃん内で行われる電子伝達系、あるいはクレアチンリン酸などのエネルギー活性は大事なのですね。
・実 技:筋肉の触診~筋肉を触ろう!~
【粟 先生】
本日の触診する筋肉は「斜角筋」。これは首の側面から前面、そして胸上部につく筋肉で、前・中・後と種類があります。ここは意外ではないのですが、頸部の運動はもちろん、肩を上げたり、腕を上げるにも力を発揮するのです。おさえておくべき筋肉です。…って、どの筋肉もそうですけど(笑)。
患者さまの身体や心を診て、治療するのだから、いろんなことを勉強しないとね。
『自彊(じきょう)不息の時候、心地光光明明なり。何の妄念遊思か有らん。何の嬰累罣想(えいるいかいそう)か有らん。』
~人が自ら勉め励んでいるときは、心は光輝き、眩いくらいに明るい。そこには妄念も怠け心も全くない。
また、心にまとわりつく気がかりや憂いも全くない~ ‐『言志四録』より‐
まあ、心ある若いパワーで石川の鍼灸マッサージ治療を盛り上げていくげんて~
二葉鍼灸療院 田中良和
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます