5月が始まりました
依然、一日の気温差が激しい日々が続いております。基本的なことですが、食事、睡眠、適度な運動、そして身体を冷やさないように心がけてください。
最近、お風邪をひかれている、あるいは呼吸器症状が出ている方が多くあります。
コロナじゃないのかと不安になってしまいますよね。
だから養生で風邪にかからない身体作りを心がけましょう
さて、本日のお題は患者さんの紹介状についてです。
令和4年3月、当院のご近所で鍼灸院を開いている尊敬する先輩が閉院されることになりました。
患者さんも多く施術されており、大ベテランの大御所先生が閉院ということでビックリしました。
仕事や人生に対する様々な考え方があると思いますので、まだ仕事をやりきり、元気なうちに仕事をリタイヤする考え方もあるなと勉強になりました。
その際、患者さんを見捨てるわけにはいきませんので、先生は、鍼灸を継続したい患者さんに対し、ご近所でオススメの鍼灸院を紹介することになります。
当院も、ご紹介いただきました。
先生が書かれた、紹介状は、単なる、患者さんの現在の状況や経過を知らせる情報提供書ではなく、先生の鍼灸治療に対する方法や考えを細かく記載いただきました。それだけも患者さんや後輩への愛を感じ、勉強になりました。
見習い、伝えていきたい点、その一でした。
もう一点、ご紹介いただいた患者さん皆さんから同じ話を聞きました。
「治療方法や診立ては違うけど、まず先生(私)を信頼して鍼灸を継続することが大事だよ」
「これからずっと鍼灸施術してもらうつもりで通院するといいよ」
という言葉を閉院間際の施術の時や紹介状を渡す時に、先生から患者さんへ何度も話があったということでした。
患者さんのこと、紹介する鍼灸院の施術者のこと、鍼灸という施術の特性、そして後輩のこと、単なる紹介状ではなく、幾重にも気づかい、心づかいがなされ、先生の心のこもった紹介状をいただきました。
見習い、伝えていきたい点、その二でした。
お陰様で、皆さん、現在のところ定期的に施術計画に沿って来院いただいております。
おそらく先輩は、このようなことを自然に実践されているのだと思います。
いつものことのように自然に、普通にやってのけるところが本物なのだと感じます。
精神の練度が違うといいますか・・・
このように先輩からいただいた心を、患者さんを通して鍼灸で改善することで恩返ししたいと思います。
また後輩達へも実践の中で伝えていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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