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ということで、8月28日(日)、名古屋で開催された第29回生体制御学会 学術集会へ参加しました。
最近の日曜、祝祭日は、芸能人のように予定がびっしりです。
回遊魚のように常に動き回り、大海原を遊んで回るのもいいでしょ~ね。若いうちは
第29回 生体制御学会 学術集会
日 時:平成23年8月28日(日) 午前10時~午後3時20分
会 場:名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール) 7階メインホール
主 催:(社)生体制御学会
後 援:愛知県 名古屋市 中日新聞 (社)全日本鍼灸学会 (社)愛知県鍼灸マッサージ師会
(社)岐阜県鍼灸マッサージ師会 鈴鹿医療科学大学 中和医療専門学校 他
会場の様子
≪プログラム≫
・開会式
黒野学術集会長のご挨拶 私の師匠です
・一般口演
1.線維筋痛症に対する鍼治療の1症例
東洋医学研究所 山下喜代 先生
2.五十肩に左右鼠径部痛を併発した症例
すこやか鍼灸院 校條 由紀 先生
3.仙骨部鍼治療が不妊症患者の妊娠期間に及ぼす影響について
明生鍼灸院 辰巳 千之 先生
4.睡眠に対する鍼治療の検討 -OSA睡眠調査票МA版を使用しての検討-
東洋医学研究所グループ 皆川 宗徳 先生
5.心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価 -天柱穴と風池穴の比較検討-
東洋医学研究所グループ 山田 篤 先生
6.マウスへの鍼刺激が免疫機能に与える影響
東洋医学研究所グループ 海沼鍼灸院 海沼 英祐 先生
一般口演、発表の様子
・教育講演(市民公開講座)60分
演 題:「結核の歴史」
講 師:福田 眞人 先生
名古屋大学大学院 国際言語文化研究科 教授
司 会:黒野 保三 先生
第29回 生体制御学会 学術集会長
講師の福田先生
・特別講演(市民公開講座)60分
演 題:「エネルギー生成系で知る、発ガンのメカニズム」
講 師:安保 徹 先生
新潟大学医学部医歯学総合研究科 免疫学・医動物学分野 教授
司 会:松本 美富士 先生
藤田保健衛生大学医学部 七栗サナトリウム内科 教授
講師の安保先生
司会の松本先生
・閉会式
安保先生の特別講演は市民公開講座でもありましたので、本日の講演の内容を書いた書籍…『人が病気になるたった二つの原因』が40部ほど、お値段がお安くなり販売されていました。即完売でした。安保先生恐るべしですね。
安保先生の講演内容はエネルギー生成系ということで、エネルギー生成の仕組みからみる生物の歴史と、その仕組みを理解することで、どのような生活を送れば病気にならない人生を過ごすことができるかというお話でした。
私が以前から興味を持って勉強している部分です。人のエネルギー生成系は、糖質を利用する解糖系と脂肪と酸素を利用する有酸素系(ミトコンドリア系)とがあります。非常時や飢餓時などはたんぱく質もエネルギーに利用されますが、それはさておき、上記二つのシステムが重要なものです。
この二つは密接に連携しており、運動を行う時でも、ここのシーンでは、このエネルギーって感じで完全に区別することはできないのですが、簡単に区別すると、ゆっくり長時間、酸素を吸って運動する時はミトコンドリア系が活発に働き、素早く短時間に、呼吸を止めるような運動をする時は解糖系が活発に働きます。
人体は約24歳で完成すると言われています。その間は盛んに体は細胞分裂を繰り返します。成長期は解糖系優位に働き細胞分裂が活発に行われるようです。体の完成後は細胞の新陳代謝をゆっくり繰り返し、分裂が盛んな細胞を除いては、体全体としてミトコンドリア系が優位に働くようです。
成人になり体に無理をかけると交感神経緊張状態となり、それが慢性化すると血管が収縮、血流が悪化し、低体温、低酸素、そしてミトコンドリアが酸素不足で働かなくなり、解糖系が優位となり、糖分の細胞での利用が上手くいかなくなって、高血糖状態となり、ガンをはじめとする生活習慣病の温床が出来上がるという仕組みのようです。
ミトコンドリアについて話すと、す~ごく長くなってしまうので、ここでやめます。
まあ、ミトコンドリア系が活発に働くような、ゆったりと、大きく呼吸をして、副交感神経優位な生活を心がけることが大切という簡単な結論に導かれるわけです…簡単なことがなかなかできないのですけど
福田先生の結核のお話も、はじめは特に興味はなかったのですが、聴講しているとなかなか勉強になりました。
結核という病が、近代化、工業化、都市化によって生じた文明病であること、また、いかなる国も文明発展の過程において大なり小なりこの病を経験していること、今日でもなお年間160万人の死者を出している世界最大の慢性伝染病であることなど、たいへん勉強になりました。
一般口演でも、石川県から時間と費用をかけて参加したわけですから、しっかり、がっちり(どこかのテレビ番組ではありませんが)質問させて頂きました。
(社)生体制御学会 会長 中村先生の閉会のご挨拶
収穫の多い学術集会だったとさ~
二葉鍼灸療院 田中良和
ということで、8月28日(日)、名古屋で開催された第29回生体制御学会 学術集会へ参加しました。
最近の日曜、祝祭日は、芸能人のように予定がびっしりです。
回遊魚のように常に動き回り、大海原を遊んで回るのもいいでしょ~ね。若いうちは
第29回 生体制御学会 学術集会
日 時:平成23年8月28日(日) 午前10時~午後3時20分
会 場:名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール) 7階メインホール
主 催:(社)生体制御学会
後 援:愛知県 名古屋市 中日新聞 (社)全日本鍼灸学会 (社)愛知県鍼灸マッサージ師会
(社)岐阜県鍼灸マッサージ師会 鈴鹿医療科学大学 中和医療専門学校 他
会場の様子
≪プログラム≫
・開会式
黒野学術集会長のご挨拶 私の師匠です
・一般口演
1.線維筋痛症に対する鍼治療の1症例
東洋医学研究所 山下喜代 先生
2.五十肩に左右鼠径部痛を併発した症例
すこやか鍼灸院 校條 由紀 先生
3.仙骨部鍼治療が不妊症患者の妊娠期間に及ぼす影響について
明生鍼灸院 辰巳 千之 先生
4.睡眠に対する鍼治療の検討 -OSA睡眠調査票МA版を使用しての検討-
東洋医学研究所グループ 皆川 宗徳 先生
5.心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価 -天柱穴と風池穴の比較検討-
東洋医学研究所グループ 山田 篤 先生
6.マウスへの鍼刺激が免疫機能に与える影響
東洋医学研究所グループ 海沼鍼灸院 海沼 英祐 先生
一般口演、発表の様子
・教育講演(市民公開講座)60分
演 題:「結核の歴史」
講 師:福田 眞人 先生
名古屋大学大学院 国際言語文化研究科 教授
司 会:黒野 保三 先生
第29回 生体制御学会 学術集会長
講師の福田先生
・特別講演(市民公開講座)60分
演 題:「エネルギー生成系で知る、発ガンのメカニズム」
講 師:安保 徹 先生
新潟大学医学部医歯学総合研究科 免疫学・医動物学分野 教授
司 会:松本 美富士 先生
藤田保健衛生大学医学部 七栗サナトリウム内科 教授
講師の安保先生
司会の松本先生
・閉会式
安保先生の特別講演は市民公開講座でもありましたので、本日の講演の内容を書いた書籍…『人が病気になるたった二つの原因』が40部ほど、お値段がお安くなり販売されていました。即完売でした。安保先生恐るべしですね。
安保先生の講演内容はエネルギー生成系ということで、エネルギー生成の仕組みからみる生物の歴史と、その仕組みを理解することで、どのような生活を送れば病気にならない人生を過ごすことができるかというお話でした。
私が以前から興味を持って勉強している部分です。人のエネルギー生成系は、糖質を利用する解糖系と脂肪と酸素を利用する有酸素系(ミトコンドリア系)とがあります。非常時や飢餓時などはたんぱく質もエネルギーに利用されますが、それはさておき、上記二つのシステムが重要なものです。
この二つは密接に連携しており、運動を行う時でも、ここのシーンでは、このエネルギーって感じで完全に区別することはできないのですが、簡単に区別すると、ゆっくり長時間、酸素を吸って運動する時はミトコンドリア系が活発に働き、素早く短時間に、呼吸を止めるような運動をする時は解糖系が活発に働きます。
人体は約24歳で完成すると言われています。その間は盛んに体は細胞分裂を繰り返します。成長期は解糖系優位に働き細胞分裂が活発に行われるようです。体の完成後は細胞の新陳代謝をゆっくり繰り返し、分裂が盛んな細胞を除いては、体全体としてミトコンドリア系が優位に働くようです。
成人になり体に無理をかけると交感神経緊張状態となり、それが慢性化すると血管が収縮、血流が悪化し、低体温、低酸素、そしてミトコンドリアが酸素不足で働かなくなり、解糖系が優位となり、糖分の細胞での利用が上手くいかなくなって、高血糖状態となり、ガンをはじめとする生活習慣病の温床が出来上がるという仕組みのようです。
ミトコンドリアについて話すと、す~ごく長くなってしまうので、ここでやめます。
まあ、ミトコンドリア系が活発に働くような、ゆったりと、大きく呼吸をして、副交感神経優位な生活を心がけることが大切という簡単な結論に導かれるわけです…簡単なことがなかなかできないのですけど
福田先生の結核のお話も、はじめは特に興味はなかったのですが、聴講しているとなかなか勉強になりました。
結核という病が、近代化、工業化、都市化によって生じた文明病であること、また、いかなる国も文明発展の過程において大なり小なりこの病を経験していること、今日でもなお年間160万人の死者を出している世界最大の慢性伝染病であることなど、たいへん勉強になりました。
一般口演でも、石川県から時間と費用をかけて参加したわけですから、しっかり、がっちり(どこかのテレビ番組ではありませんが)質問させて頂きました。
(社)生体制御学会 会長 中村先生の閉会のご挨拶
収穫の多い学術集会だったとさ~
二葉鍼灸療院 田中良和
私は毎日死にたいと思ってしまいます。
でも死にたいと思うことは悪いことではないと思います。
自分の努力でどうにもならない苦しみがあったら死にたいと思うのは仕方がないことだと思います。
毎日デイケアに通っていますが、楽しくて通っているわけではありません。
家にいると退屈で、どうしようもなく苦しくなってしまうので通っています。
ですからデイケアがあるのは、私にとってとても助かります。
毎日無気力です。
もう就労する気力はありません。
絵描きになるのは、もっと無理です。
絵を描くというのは気力と体力の要る作業です。
平凡な職業に就く気力がないのですから絵描きになるなどますます無理です。
でも今日は、ちょっといいことがありました。
いつもデイケアは午前中で帰ってしまうので
すが、今日は昼休みに雑誌の写真を見ながら小倉優子りんの絵を描きました。
無気力なわりには神経を込めて描けました。
それが今日の小さな幸せでした。
もちろん、いつもこのブログで田中先生に、しょうもない愚痴を聞いていただいていることにも感謝しています。
コメントありがとうございます。
神経を込めて絵を描けた、小さな幸せ。
家にいると退屈だけど、デイケアへ行くと少し気分が変わる、小さな感謝。
私なんかで申し訳ございませんが、愚痴を聞いてもらえる、小さな感謝。
そんな小さな幸せ、小さな感謝、一日の中の良かったことを感じることができたというのは、本当に前進です。
三歩、あるいて、二歩下がりながら、前進してますよ!
何か一つでもいいですので、一日のうちの小さな幸せ、感謝を感じていってください。「よかったこと」を一つ重ねると、そこにいい道が開けてくると私は感じます。
大丈夫ですよ!