二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第1回 石川県スポーツトレーナー連絡協議会 認定スポーツトレーナー養成講習会 (1)

2011年07月14日 | スポーツ障害
6月25日(土)、26日(日)、以前もブログにてご紹介した、石川県スポーツトレーナー連絡協議会の活動が始まりました。
その最初の事業が、第1回 石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)認定スポーツトレーナー養成講習会です。
この団体は、国家資格を持つ医療団体の叡智を結集し、石川県民のトップアスリートから健康づくり、生涯スポーツなどスポーツ愛好家まで、あるいは、ジュニアから高齢者までと幅広いスポーツという分野において選手やスポーツ愛好家をサポートしていこうという団体です。

石川県体育協会やその中にあるスポーツ医科学委員会の事業をサポートしながら、スポーツドクターの指導のもと、理学療法士(公益社団 石川県理学療法士会)、柔道整復師(社団法人 石川県柔道整復師会)、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師(社団法人 石川県鍼灸マッサージ師会・社団法人 石川県針灸師会)そして、医療資格ではありませんが、日本体育協会公認アスレティックトレーナー(石川県アスレティックトレーナー連絡協議会)が集まり、スポーツ選手やスポーツ愛好家をサポートできる人材を育成し、資質向上を図り、相互の医療技術の特色を活かしながらスポーツ石川を盛り上げる縁の下の力持ち的存在になっていこうとする目的があります。

今年、始まったばかりですが、このような国家資格を持つ医療団体が横の繋がりを持ち、スポーツドクターも交え、さらに石川県体育協会という行政側にも関与している集まりというのは、他の県ではないのではないかと思いますね。そんな意味でも大切な存在となるISTを熟成させ、密に連携を保っていきたいですね。そして、スポーツ選手やスポーツ愛好家に対して、様々な治療やコンディショニングなど多くの身体をケアする選択肢を提供し、適切な処置により、より良いパフォーマンスを発揮できるような環境整備ができたら…と考えると、夢も大きくなるというものです。

何やら難しいことを書いてきましたが、その人材を育成すべく行われるのがこの講習会です。

会場は、いしかわ総合スポーツセンター会議室。



ここは、北陸最大ともいわれる設備の整ったスポーツ施設があります。話はスポーツではありませんが、ここのメインアリーナを使って、以前、サラ・ブライトマンという女性シンガーのコンサートも行われました。それくらい広いということでしょうね。確かに広いですよ。


 会場のエントランスを2階から激写


 会場向かいのホールではジュニアのレスリング大会が行われていました

上記に出てきた各医療団体から合計110名の受講希望者が参加しました。熱気ムンムンでしたね。

私も講習をすべて聴講したかったのですが、この会の総務部に所属しているため、受付やら準備やら、何やらかんやらで忙しかったこともあり、部分部分しか聴けませんでした。残念~




 最初ですので、少し混乱している受付の様子

それでも皆さん、本当に熱心に勉強されていました。やっぱりお世話するほうとしては、これだけ多くの皆さんに聴講して頂き、仕事が休みにも関らず、日曜日なんかは、ほぼ3分の1日熱心に勉強して頂いたわけですから、何かうれしくなってきてしまいますね。今後が楽しみだわい

この講習は、第2回は8月、第3回は10月、第4回は12月に開催され、合計24単位を受講した人に、当協議会が認定証を発行するというシステムになっています。認定者は、今後、当協議会が行うトレーナー活動に参加する資格を得るわけです。また、活動が活発になってくれば実業団や高校や大学などにトレーナー派遣を行うことも視野に入れて、これから活動していくわけです。


 ちなみに、これはトレーナー活動時に着用するビブスです
 モデルは当協議会 理事で理学療法士のMr.MORIYAMA~です 

講習会の内容はパート2でご紹介しますね


二葉鍼灸療院 田中良和
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「まごころ」の尊さ

2011年07月12日 | 言葉のちから 心のちから
言葉や行動が何の見返りもなしに、自分の中から出てくるのが理想ですが、なかなか難しいですね。

我欲がたくさんある私にとって、「自分が」と考えて、見栄を張ったり、頭に来りと、まだまだ人間が出来ていない自分を情けなく思ったり、まだ伸びる可能性があると…前向きに考えたりしている今日この頃でござ~る

☆ 「まごころ」の尊さ ☆

  ちょっと一杯の茶を出すのでも、
  「はい」と返事をするような些細な行為でも

  そのとき、何の報償をも念頭に置かず
  すなわち、その人に気に入られようとか、
  あるいは、好感を持たせようとかいうような気持ちではなく、

  そこに一点何の求むるものなき、純粋無雑な「心」で、それが行われるとき、
  その行為から、形容のできない温かいものを感じる。

  それはすなわち「まごころ」というものの持つ尊さの感応である。


  『中村天風 一日一話』  中村天風財団[編]


人間ですから、欲はあって当然ではあるが、他者を思い、利他の精神で、常に謙虚に物事に対応することが大切なんでしょうね。

人の心根は、根本はみな温かく善なるものなのだと思いますね。いろんなものが、その善なるものを覆って、太陽が雲に隠れるごとく光が閉ざされている場合は、その言葉も行動も、その覆い尽くされた欲から生まれたものになるんではないのかな~などと思っています。

生活の端々に人生の修行の場があるんでしょうね。

自然に出る「まごころ」を大切に、明日からまた、楽しくやっていくぞ~と誓うのでした。

おしま~い(久しぶりに短いでしょ


二葉鍼灸療院 田中良和
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(社)全日本鍼灸学会 第60回学術大会 参加

2011年07月12日 | 鍼灸
6月19日(日)、(社)全日本鍼灸学会 第60回学術大会(2011鍼灸学術大会in東京)が開催されましたので参加しました。

当初、予定では茨城県のつくば市で開催される予定でしたが、東日本大震災の影響で会場の国際会議場が避難所になっているため、急遽、規模を縮小し、1日でけの開催で、「日本鍼灸に関する東京宣言」に関する内容のみの発表となりました。


 会場へ向かう黒野門下 中村先生と新潟の瀬沼先生の後ろ姿


 こちらも黒野門下 海沼先生 新潟大学の安保先生の研究室で鍼の研究してます

(社)全日本鍼灸学会 第60回学術大会(2011鍼灸学術大会in東京) 第39回日本伝統鍼灸学会 共催

 日 時:平成23年6月19日(日)
 テーマ:新たなる医療へ~心と身体をみつめる日本鍼灸の叡智~
 会 場:東京有明医療大学 3階 講堂





 皆川先生&甲田先生 こちらも黒野門下 勉強熱心でござる

東京へは前日の土曜日に到着。やはり東京は節電で看板の明かりや不必要な照明が消されていたので暗い感じを受けた。しかし、こんな東京もいいと感じたし、人々の元気さは全く変化がなかったと思います。やはり東京は活気がありましたね。

あまりにも電気を使いすぎていたかな~と反省し節電するのはいいことですが、電力会社や政府が行っているメディアを使っての節電キャンペーンにはいささか腑に落ちない点が多々あるのですが…この辺りはまた別の機会にたっぷり書こうかな~なんて思います。

内容としては、「鍼灸を取り巻く国内外の状況」「日本鍼灸の特質(戦後の歴史と教育、制度)」「日本鍼灸の研究と発展」「日本鍼灸の特質(臨床面)」「将来と課題」など「心と身体をみつめる日本鍼灸の叡智」と題したシンポジウムが行われました。その後、「治未病の過去・現在・そしてこれから」ということで、日本伝統鍼灸学会のシンポジウムがありました。

そして、会頭講演として「日本の伝統医学を世界に発信しよう」ということで、昭和大学医学部 教授の久光 正 先生から講演がありました。




 久光 正 先生

その流れに沿い、最後に「日本鍼灸に関する東京宣言」―21世紀における日本及び世界のより良い医療に貢献するために―へと移りました。

さて、今回の学会は、この東京宣言なるものの内容がどのようなものか、ということが学会の内容のすべてと言ってもいいのでしょう。その内容をすべてを書くわけにはいきませんので、私の感想を書かせて頂きたいな~と思います。

鍼灸医学・医療がどのような歴史背景のもと日本に伝わり、日本の中で発展し、どんな歴史を辿ってきたか。また、現状の臨床面、研究面の分析、などを踏まえて今後の課題、提案へと繋がっていきました。

日本鍼灸とは何なのか?

『中国あるいは朝鮮半島を経由して日本に伝わった鍼灸医学は、日本の風土、文化、日本人の特性、思想などに適合させながら、工夫、改良がなされ、漢方とともに日本の文化遺産として今日に伝えられている。特に、東洋医学的思想、理論と西洋医学的理論を折衷的に取り入れた鍼灸医学を体系的に整理し、多様性を特質とする独自の鍼灸医学を発展させてきたものと考えられる。
このように多様性に富んだ鍼灸医学は、日本鍼灸の本質であり、特質でもある。それは、人体の複雑性に応じて様々な理論を用いて施術に当たろうとする日本人の積極的な姿勢があったからこそ可能となったものである。実地臨床においては、東洋医学的診察法と現代西洋医学的診察法の両面を生かした、いわば東西医学を補完した診察法を駆使し、人体の自己治癒力向上をベースに個体差に配慮した治療を施すことができる医療として機能している』

上記は、宣言からの抜粋ですが、ようは日本鍼灸というのは、東洋医学と西洋医学の診察法を併せ持ち、浅い鍼から深い鍼、お灸のやり方もバリエーション豊かな、個人個人に合わせた治療方法を模索して行いる、と、私の要約はそんなところなのですが、いろんな診察、治療方法の長所を認めながら、これから鍼灸医学・医療を作っていきましょう!そんな感じを受けましたね。



外国から入ってきたものをまず受け入れ、日本の文化や気候、風土に合わせたものに熟成させていくのは鍼灸医学に限らず、日本人が昔から得意としてきたところです。さらに良いものにするといういか…。それを無批判に受け入れてきたのが、太平洋戦争後のアメリカの植民地支配を受けている現在がそうなんですね。新聞やテレビなどメディア通じて、何も考えずに受け入れる(コントロールされている)下地を60年かけてやってきたわけです…話が逸れたのでもとに戻して

そう簡単に「日本鍼灸」なんて皆さんの賛同は得られないと思いましたので、まあまあ、日本政府お得意の玉虫色のなんやら、という感じも歪めないかなと私は感じましたね。

要は、世界を見ると鍼灸医療・医学というのは多くの疾患に利用されてきつつあるのです。これは中国、韓国などアジアだけでなく、アメリカ、ドイツなどでも盛んになってきてますし、欧米でも関心が高まっています。そこに目をつけ、鍼灸医学も私の国が標準なんだぞと戦略を練って打ち出してきたのが中国なんですね。それに危機感を覚え、対決の構えをとっている韓国、世界情勢は理解しているが、強く発言できない日本、そんな図式の中で「日本鍼灸」というものを世界に発信していかなければ…という危機感のもと今回の東京宣言になったのだろうと私は捉えているわけです。

しかし、今回の宣言に関しては、具体案や明確な目標などがまったく示されないものでした。
ここで最重要課題は、中国や韓国と対等に世界の場で渡り合うためには、同じ強さを持っていなければなりません。私の師匠である東洋医学研究所 黒野先生は、鍼灸や漢方など東洋医学の研究や調査を統合して行う国家組織、東洋医学センターのようなものを作る必要があると言われています。これが聞けると思って行ったのですが、私の聞き洩らしでなければ、そんな話は全く出てきませんでした。東洋医学の研究や調査を行う国家機関で鍼灸師がどう関っていくかということですよね。そんな夢のある話も聞きたかったものです。

中国、韓国は国家が後ろ盾となって鍼灸医療や医学に関しても交渉してきます。いわば外交ですよね。国家の後ろ盾がないところが太刀打ちできるはずがないと私は思うのです。話は違いますが、竹島などは日本の領土であるにも関わらず軍を置いて実効支配しています。中国は潜水艦や漁船という名目の何の目的か理解できない船が我が物顔で日本のお庭を領海侵犯して航行しています。腹立たしいことですが、むこうにとってみれば外交力なんですよね。それが正しい正しくないは別にして。

今回は、何か消化不良的な学会だったというのが私の感想です。

いや、でも鍼灸医療や医学を取り巻く状況は、世界から大きく変化してきているな~という自覚にはなりましたね。
そんな意味でも、世界から地域から、大きな視点から、身近な視点まで、視野を広く、思考を広く持って、鍼灸医学を勉強して、臨床に励んでいきたいですよね。最終的には患者さまの喜びのためになるんですから、きばって、楽しく勉強していかないとね

二葉鍼灸療院 田中良和
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エコ名刺 『丸吉日新堂印刷』 (北海道・札幌)

2011年07月09日 | 経営って何?!
前回のブログでもご紹介いたしました『ちっちゃいけど 世界一誇りにしたい会社』(ダイヤモンド社)という本は、私の大好きな本の中の一冊です。

仕事や経営に対する、心意気や考え方など大切に持っていなければならない形なき宝を教えてもらえるのです。そして、自分の仕事に対して志や信念というものをさらに歌舞して、情熱のを燃え上がらせてくれる…私にとっては、そんな本なんです。

その本の中の一社で、北海道札幌市でエコ名刺をつくっている『丸吉日新堂印刷』さんの仕事に感動して名刺を作って頂いたのでした。一応、石川県鍼灸マッサージ師会ではお役を頂いていますので、そちらのほうの名刺を作らせてもらいました~(金沢市鍼灸マッサージ師会の名刺も一緒に)。

石川県師会のほうは、バナナの茎と古紙を合わせたエコ名刺を…
金沢市師会のほうは、琵琶湖の葦と古紙を合わせたエコ名刺を…作って頂きました。

地球環境を大切にすることは近年ことに重要になってきており、生活の中で、自分の人生の中で、些細なことでもいいからそちらに意識を向けていようという思いから、日新堂印刷さんに名刺を頼んだわけです。

バナナや葦の他に、ペットボトル、とうきび、帆布、間伐材、ケナフ、牛乳パック、マガジンペーパー、竹、桜、機密文章などを利用したエコ名刺があり、そこから好きなのを選んで頼むことができます。

そして、名刺には点字加工もして頂けます。


 こちらが私の石川県鍼灸マッサージ師会の名刺で~す

私がここの会社の方針で感動したのは、この点字加工を障害者施設に依頼していることです。
ある手紙をきっかけにして、点字加工ではない他の仕事を依頼するようになったそうです。そんな中、お客様から「名刺に点字加工はできませんか?」という依頼がありました。そこで施設のほうで点字加工ができないかと連絡したことから、この点字加工の仕事の依頼がスタートしたようです。

障害者施設にいるハンデキャップを持つ皆さんに仕事をお願いしたところ、その仕事ぶりは、本当に一生懸命に正確に仕事をされれるそうです。また、このような感じの仕事が得意でもあるということでした。そして、働いているわけですから、日新堂印刷さんからは報酬が出るわけです。仕事をやればやるほど報酬もアップする。どんな仕事でも報酬が上がればうれしいですよね。
それに、仕事ができることによって、生きがい、やる気が生まれ、また、僕たちの仕事が世の中に役立っているんだという喜びがみなぎるようになり、元気になっているそうです。

仕事を終えると「できました」と笑顔でその名刺たちを持ってくるそうです。日新堂印刷では、このような笑顔は何物にも代えがたい貴重なものだという考えのもと、このような事業を行っています。感動、感心、感服です。

障害者施設の皆様からは、そんな仕事を通じて、仕事というのは「自分が世の中に貢献できる喜び」「自分が存在しているという実感」を実践するものなのだ、ということを勉強させられたそうです。今、日本人の心や精神文化は見直されてはきましたが、ニュースや新聞を見ると、毎日、殺人や自殺などの話題が途絶えることがありません。だから、自分の存在価値が認識できる 仕事 というものを一人ひとりが持つことができれば、社会の悪しき部分を変えることができるパワーとなるとは思いませんでしょうか。

ということで、私は、このような 温かい心が が込められている名刺をぜひとも購入したいと思い注文したわけです。名刺交換の時などは、「さすが、点字が入っているんですね」「へ~こんなエコ名刺あるんですか」など食い付きがいいんですよ。そして、上記のような話をするわけです。

あとは皆さん「これバナナで出来てるんですよ~」なんて、省略形で話すと、必ず匂いを嗅がれます。面白いですよ

この名刺を見るたびに、経営の原点を認識させていただいております。

 ※ご参考に『丸吉日新堂印刷』さんのホームページです。クリックしてね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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『小ざさ』 (東京・吉祥寺)へ「もなか」を買いに行く!

2011年07月07日 | 経営って何?!
6月18日(土)、診療を午前中で終了し、19日(日)に東京・有明で行われる(社)全日本鍼灸学会の”2011鍼灸学術大会東京”へ参加するため東京へ向かいました。

東京へ行ったら、ぜひ寄ってみたいお店がありました。それが題名にもある、和菓子屋さんの『小ざさ(おさざ)』です。

ここは売り場面積1坪ながら年商3億を稼ぎ出すお店です…って、それも興味があったのですが、そこで売っている商品は「もなか」と「ようかん」だけというこだわりです。また、その「ようかん」たるや、先代から引き継いだ昔ながらの製法で作られるため、大量生産ができず、1日150本が生産の限度ということで、毎朝5時くらいから行列ができるという人気ぶりだとか。 そのこだわりを味わってみたいと思ったわけです。

「もなか」と「ようかん」にこだわり、先代の繊細な味をそのまま受け継いでいるという、その職人の意気に感動し、時間が限られている中でしたが「ようかん」は無理にしても、「もなか」を買いに行こう、そして、どんなお店か一度見たいということで、東京駅からホテルへ行く前に、吉祥寺へ向かったのでした~。


 吉祥寺のダイヤ街という商店街の中に『小ざさ』はあります。

節電で夜が暗い東京でしたが、吉祥寺は元気でしたね~。やっぱ東京は活気があるね

さて、商店街に入り、探すが…なかなか発見できない。「地図で調べてら確かにここなんだけどな~」
とグルグルと商店街を回り、やっと見つけました

なんのことはない、お店の前を2回ほど通り過ぎていたのです。偏見って怖いですね。「これくらいの店だろう」と想像していましたが、想像よりかなり小さなお店でしたね~。だから目に入らなかったわけです…言い訳私だけ




 お店の様子

「もなか」も残り少ないようでした。そりゃそうですよね~、私がお店で購入した時間は午後7時20分ごろでしたから、閉店ガラガラ~の直前でした。(ちなみに午後7時30分 営業時間終了です)

それにも関らず賑わっていましたよ


 購入してきた「もなか」です。「もなか」はネット販売もしているようです。「ようかん」は店頭販売です。

粒あん と こしあん が入っていて、21個で1260円だったと思いましたが、良心的なお値段です。

金沢は菓子処であり、おいしい和菓子がたくさんあります。それと比較…なんてことはいたしません。そんなことすること自体がナンセンスですしね。それぞれのお店で、それぞれのこだわりがあり、皆さん心を込めてつくっているんですからね。

さて、お味はというと、甘さ控えめで、美味しかったですよ。また、パリパリ感としっとり感がマッチして、それも美味しさを増していたような気がしました。分析してしまった。 私は甘いものには目がないほうですからね また、この職人技を、その心意気を感じながら食べると、なお美味しく感じるものです。医学で言うとプラシーボ効果というとこでしょうか。

今度は「ようかん」を食したいと思うのですが、なかなかその機会はないように思う今日この頃です。時間が…

ぜひ一度食べてほしいお菓子の一つでしょうかね。『小ざさ』さんですよ

※この『小ざさ』さんを発見したのは、『ちっちゃいけど 世界一 誇りにしたい会社』(ダイヤモンド社)という本を読んだからでした。実はここに出てくる印刷屋さん(北海道・札幌)にも名刺を頼んだりしています。こちらの会社の経営方針や経営の温かさなど、その心意気に感動したのでした。ということで、この勢いで名刺のほうも次のブログでご紹介しますね。


二葉鍼灸療院 田中良和
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酔耀会(鍼灸手技療法勉強会) 平成23年6月

2011年07月05日 | 酔耀会(すいようかい)
ブログの更新、遅くなってま~す

6月15日(水)、毎月恒例の勉強会に参加しました。

この勉強会に出る時には、前日しっかり睡眠をとっていないといけません。やっぱり午前様になるんですよね。午前1時に終了すれば早いほうといいますか… 正式な終了はだいたい1時か1時30分なのですが、その後も話が尽きないようで、いろんな話をするわけです。勉強の話だけでないのが、またミソなんですな~

☆ 内 容 ☆

・臨床報告:美容鍼灸・マッサージの方法と効果

【橋本先生】
 東洋医学臨床研究所で治療を行う橋本先生が、半年前から経営者の方針で「美容鍼灸」「美容マッサージ」をコースとして取り入れることが決まり、その数カ月前から自分なりに試行錯誤しながらやってきた半年間の報告をして頂きました。美容鍼灸などと言うと、北陸方面ではまだなじみのない言葉でしょうが、都市部のほうでは案外と知られていますし、取り入れてやっている所も多いようです。女性の「美しくなりたい」「いつまでも美しくいたい」という欲求はすごいですね。今回の報告では、一定の効果は出ているようでした。また、悩みや改善点なども考察されていました。この道を進むなら突き進まないとね!石川県の美容鍼灸・マッサージの第一人者となってほしいものです。私に関してはまったく美容鍼灸には興味はありません。全身を調整するハリ治療をしていると、顔のシワが…なんてことはありませんが、体は元気になり血色は良くなるんですよ。


・症例報告:線維筋痛症の症例報告と僧帽筋について

【豊島先生】
 線維筋痛症が疑われた59歳 女性の症例。左下肢後面痛と頸肩部痛、全身のツッパリ感などを主訴として来院。さまざまな経過を辿り、他の鍼灸院、この種の痛みを得意としている全国でも有名な石川県にある整形外科などで治療を受け、ある程度は改善するが、日常生活動作時にどうしても痛みが増悪してしまう。そこで整形外科より強い痛み止めを処方され不安が強くなり、トリガーポイントへ鍼治療を求め、とよしま鍼灸院を来院。脳内の痛みに関連する神経系への刺激と、筋緊張の緩和を目的に鍼灸治療を行ったところ、痛みは発症するが、日常生活動作は格段に改善。現在は鍼灸治療と薬物療法、それに漢方治療も併用して行っている。経過は徐々に良い方向に進んでいる。この疾患の難しいところ、ポイントなどの話があり、たいへん参考になった。また、線維筋痛症の診断ポイントであり、この疾患でなくてもよく肩コリなどの症状を訴える「僧帽筋」について解剖学的、発生学的に解説があった。確かに解剖学も発生学も大切であり、鍼灸師でも学び臨床に活かすことは必須だと思われる。いつも私が陥るのは「これを絶対だと思ってしまうこと」、科学や医学も10年前には「これが定説!」だったものが全く違う事実に書き換えられていることも多いようだ。その変化も見逃してはいけないと、私自身は常々思っているのであ~る。


・学習報告:活性酸素について

【田中良和】
 少し長く書きすぎたので簡便に。身体の細胞すべてにあるミトコンドリア。そこでは様々な機能が営まれているが、その大きな機能の一つが人間が活動するためのエネルギーを産生すること。そのエネルギーを産生する際にミトコンドリアで発生するのが活性酸素で、身体にできる活性酸素の多くがそこで作られる。その説明をしました。
 鍼灸と関係ないと思いきや、ミトコンドリアでのエネルギー活性こそが最終的に人間を活発にする元だと私は思っています。そして、鍼灸治療はミトちゃんを活性化できる治療方法の一つだと思うんですよね。ですから私はミトコンドリアファンなんですな~これが。いっぱい勉強させてもらってます。これかもずっとファンでしょう。スポーツでも細胞質で行われる解糖系やミトちゃん内で行われる電子伝達系、あるいはクレアチンリン酸などのエネルギー活性は大事なのですね。


・実  技:筋肉の触診~筋肉を触ろう!~

【粟 先生】
 本日の触診する筋肉は「斜角筋」。これは首の側面から前面、そして胸上部につく筋肉で、前・中・後と種類があります。ここは意外ではないのですが、頸部の運動はもちろん、肩を上げたり、腕を上げるにも力を発揮するのです。おさえておくべき筋肉です。…って、どの筋肉もそうですけど(笑)。





患者さまの身体や心を診て、治療するのだから、いろんなことを勉強しないとね。

『自彊(じきょう)不息の時候、心地光光明明なり。何の妄念遊思か有らん。何の嬰累罣想(えいるいかいそう)か有らん。』
 ~人が自ら勉め励んでいるときは、心は光輝き、眩いくらいに明るい。そこには妄念も怠け心も全くない。
  また、心にまとわりつく気がかりや憂いも全くない~   ‐『言志四録』より‐

まあ、心ある若いパワーで石川の鍼灸マッサージ治療を盛り上げていくげんて~

二葉鍼灸療院 田中良和
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人からすごいと思われなくたっていいんだよ!

2011年07月02日 | 言葉のちから 心のちから
人は、他人の評価をすごく気にしますね。私もその一員だったりします。

周囲に対して気配りをすることは大切ですが、その反応や評価を気にしすぎると、心の中にわだかまりが出来てきますよね。

自分の心のスタンスとしては、どのような位置で物事に対応するのがいいのでしょうか

☆ 人からすごいと思われなくたっていいんだよ ☆

≪僕のところに来ると、みんな力が抜けちゃうみたい。会う前は、「何だか、すごいお坊さんらしいぞ」なんて思って、緊張してカチカチになってやってくるから。
こないだ訪ねてきた人もね、お堂を出たとたん、「安心したわ~」なんて言ってたよ。「本当に行をしたんですか?」なんて聞く人もあるよ。「したことになってんですね?」なんて、こっちも首をかしげたりしてな。

…中略…
        
だから信者のおばさんからは「阿闍梨(アジャリ)さんらしくちゃんとしてください」って怒られちゃう。「ええんじゃ、おれはおれだ」なん居直ったりして。こんなこと言ったらお坊さんたちに怒られるけど、行をしたからすごいってことはないんだよ。何の行を満行しました、何やりましたってことばかり競っているんだったら、タイトルを取りっこしているようなもの。それはもう行じゃない。

いくらどんな行を何回やっても、何もつかむところがなかったら何の意味もないよな。それだったら、たった一日でもいい、深いところを味わいながら、丁寧に歩いてみるほうがいいかもしれない。

人が忘れていたことや、大切なことをちゃんと教えてくれるから。

人からすごいと思われなくたって、いいんだよ。≫

『一日一生』 酒井雄哉 著(天台宗 大阿闍梨)


どうしても人からの評価を気にしたり、自分の知識や名誉をひけらかしてしまうのが、人の一面であることは事実です。今の自分の状況にはぴったりくる言葉かもしれません。そんなことを意識するのではなく、大きな目標に向かう情熱と、日々感謝を忘れないようにすることが大切だと認識しました。再度ね。

いろんな仕事を任され、人の上に立って、人を指導していく立場になればなるほど、こんな気持ちが大切かなと思いますね。けっしてお偉い様になってしまってはいけないと、私自身、常に意識においていることです。意識に置くってことは、意識しないとお偉い様になってしまう危険を自覚しているということなのかもしれませんね。

一日一生、感謝しながら、小さなこと、些細なことでもいいから、深いところを味わい、何かを気づいていきたいですね

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜野球部 練習試合(対 愛工大名電〈愛知〉)

2011年07月01日 | 高校野球
6月12日(日)、愛工大名電高校との練習試合が行われましたので様子を見に行ってきました。

雨が心配されましたが、2試合ともに行うことができました。帰りは再び東邦高校の時同様に、名古屋の師匠のところに顔を出してきました。お陰様で帰りはどしゃ降りでしたけど

 練習試合   愛工大明電高校グランド 

   星稜  愛工大名電(愛知)


名電高校には、私が名古屋での修業中、金沢で開院する3年前から選手の治療をさせて頂いていたため、星稜野球部の次に思い入れの強い高校なんです。ですから出来る限り練習試合には顔を出すようにしています。そして、甲子園で対決するのを待ち望んでいるわけです。


 試合前のブルペン

2試合は互いに相対するゲーム内容でしたが実りのあるゲームだったと思いますね。1試合目は、星稜、名電ともにエースが踏ん張り緊迫したゲーム運びでした。ちょっとした凡ミスが得点に繋がり、最少得点でも勝ったり、負けたりするのだということを認識できたゲームでしたね。

 
 全国の頂点に立つ練習を 両エースの投げ合い




   

2試合目は、大野君はじめ2人を投げ継ぎ、最後はショージ北村が締めるという投手継投でした。大野君は安定感をさらに増してきた感があります。球速も140km前半は出るようになりましたので、西川君とともに、そして本日登板しなかった森山君とともに、夏には大きな三本の柱になることは期待できますね。



 星稜ベンチ

  
星稜ベンチ&名電ベンチ


   

打撃はもうあと一息というところでしょうかね。夏はいくら投手力が充実していても打てないと勝てません。それぞれの打者に課題がありますが、本日の試合では、しぶとく繋がりのある打線、爆発する力を秘めた打線であることも確認されましたので、夏まで1ヶ月間できっと盛り上げてくることでしょう…と信じています。


  

星稜野球の基本はなんといっても守備の堅さです。目立ったプレー、華麗なプレーこそありませんが、6月の集中的なノックで相当鍛えられているのでしょう。この時期の練習は厳しく、体力を落とすところまで落とします。その後、練習を比較的軽くし、体力を増強していく。トレーニングの原則としては、鍛錬期の大切さもさることながら、如何に休養をとり、超回復させるかが、身体能力を向上させるカギとなるのですね。
この時期の辛い練習は、夏の大会、甲子園で強い体力と精神力をつけるため必要不可欠な時期でもあるんですよね。



走塁やバント、サインプレーなど、スコアブックに載らないミスをもう一度チェックして、常にチームでリカバリーしていくことも大切です。小さなプレーから試合の流れが変わることは、特に野球という心理戦でもあるスポーツにはよくあるシーンです。頑丈な堤防も蟻の一穴から崩れさるとも言われています。
小さなことからコツコツと ですね。

夏の甲子園に向け、選手がケガをしないように、また、早期に回復できるように、私もさらに気合いだ~を入れて、選手の体調管理に努めていきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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