二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

人からすごいと思われなくたっていいんだよ!

2011年07月02日 | 言葉のちから 心のちから
人は、他人の評価をすごく気にしますね。私もその一員だったりします。

周囲に対して気配りをすることは大切ですが、その反応や評価を気にしすぎると、心の中にわだかまりが出来てきますよね。

自分の心のスタンスとしては、どのような位置で物事に対応するのがいいのでしょうか

☆ 人からすごいと思われなくたっていいんだよ ☆

≪僕のところに来ると、みんな力が抜けちゃうみたい。会う前は、「何だか、すごいお坊さんらしいぞ」なんて思って、緊張してカチカチになってやってくるから。
こないだ訪ねてきた人もね、お堂を出たとたん、「安心したわ~」なんて言ってたよ。「本当に行をしたんですか?」なんて聞く人もあるよ。「したことになってんですね?」なんて、こっちも首をかしげたりしてな。

…中略…
        
だから信者のおばさんからは「阿闍梨(アジャリ)さんらしくちゃんとしてください」って怒られちゃう。「ええんじゃ、おれはおれだ」なん居直ったりして。こんなこと言ったらお坊さんたちに怒られるけど、行をしたからすごいってことはないんだよ。何の行を満行しました、何やりましたってことばかり競っているんだったら、タイトルを取りっこしているようなもの。それはもう行じゃない。

いくらどんな行を何回やっても、何もつかむところがなかったら何の意味もないよな。それだったら、たった一日でもいい、深いところを味わいながら、丁寧に歩いてみるほうがいいかもしれない。

人が忘れていたことや、大切なことをちゃんと教えてくれるから。

人からすごいと思われなくたって、いいんだよ。≫

『一日一生』 酒井雄哉 著(天台宗 大阿闍梨)


どうしても人からの評価を気にしたり、自分の知識や名誉をひけらかしてしまうのが、人の一面であることは事実です。今の自分の状況にはぴったりくる言葉かもしれません。そんなことを意識するのではなく、大きな目標に向かう情熱と、日々感謝を忘れないようにすることが大切だと認識しました。再度ね。

いろんな仕事を任され、人の上に立って、人を指導していく立場になればなるほど、こんな気持ちが大切かなと思いますね。けっしてお偉い様になってしまってはいけないと、私自身、常に意識においていることです。意識に置くってことは、意識しないとお偉い様になってしまう危険を自覚しているということなのかもしれませんね。

一日一生、感謝しながら、小さなこと、些細なことでもいいから、深いところを味わい、何かを気づいていきたいですね

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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