二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

エコ名刺 『丸吉日新堂印刷』 (北海道・札幌)

2011年07月09日 | 経営って何?!
前回のブログでもご紹介いたしました『ちっちゃいけど 世界一誇りにしたい会社』(ダイヤモンド社)という本は、私の大好きな本の中の一冊です。

仕事や経営に対する、心意気や考え方など大切に持っていなければならない形なき宝を教えてもらえるのです。そして、自分の仕事に対して志や信念というものをさらに歌舞して、情熱のを燃え上がらせてくれる…私にとっては、そんな本なんです。

その本の中の一社で、北海道札幌市でエコ名刺をつくっている『丸吉日新堂印刷』さんの仕事に感動して名刺を作って頂いたのでした。一応、石川県鍼灸マッサージ師会ではお役を頂いていますので、そちらのほうの名刺を作らせてもらいました~(金沢市鍼灸マッサージ師会の名刺も一緒に)。

石川県師会のほうは、バナナの茎と古紙を合わせたエコ名刺を…
金沢市師会のほうは、琵琶湖の葦と古紙を合わせたエコ名刺を…作って頂きました。

地球環境を大切にすることは近年ことに重要になってきており、生活の中で、自分の人生の中で、些細なことでもいいからそちらに意識を向けていようという思いから、日新堂印刷さんに名刺を頼んだわけです。

バナナや葦の他に、ペットボトル、とうきび、帆布、間伐材、ケナフ、牛乳パック、マガジンペーパー、竹、桜、機密文章などを利用したエコ名刺があり、そこから好きなのを選んで頼むことができます。

そして、名刺には点字加工もして頂けます。


 こちらが私の石川県鍼灸マッサージ師会の名刺で~す

私がここの会社の方針で感動したのは、この点字加工を障害者施設に依頼していることです。
ある手紙をきっかけにして、点字加工ではない他の仕事を依頼するようになったそうです。そんな中、お客様から「名刺に点字加工はできませんか?」という依頼がありました。そこで施設のほうで点字加工ができないかと連絡したことから、この点字加工の仕事の依頼がスタートしたようです。

障害者施設にいるハンデキャップを持つ皆さんに仕事をお願いしたところ、その仕事ぶりは、本当に一生懸命に正確に仕事をされれるそうです。また、このような感じの仕事が得意でもあるということでした。そして、働いているわけですから、日新堂印刷さんからは報酬が出るわけです。仕事をやればやるほど報酬もアップする。どんな仕事でも報酬が上がればうれしいですよね。
それに、仕事ができることによって、生きがい、やる気が生まれ、また、僕たちの仕事が世の中に役立っているんだという喜びがみなぎるようになり、元気になっているそうです。

仕事を終えると「できました」と笑顔でその名刺たちを持ってくるそうです。日新堂印刷では、このような笑顔は何物にも代えがたい貴重なものだという考えのもと、このような事業を行っています。感動、感心、感服です。

障害者施設の皆様からは、そんな仕事を通じて、仕事というのは「自分が世の中に貢献できる喜び」「自分が存在しているという実感」を実践するものなのだ、ということを勉強させられたそうです。今、日本人の心や精神文化は見直されてはきましたが、ニュースや新聞を見ると、毎日、殺人や自殺などの話題が途絶えることがありません。だから、自分の存在価値が認識できる 仕事 というものを一人ひとりが持つことができれば、社会の悪しき部分を変えることができるパワーとなるとは思いませんでしょうか。

ということで、私は、このような 温かい心が が込められている名刺をぜひとも購入したいと思い注文したわけです。名刺交換の時などは、「さすが、点字が入っているんですね」「へ~こんなエコ名刺あるんですか」など食い付きがいいんですよ。そして、上記のような話をするわけです。

あとは皆さん「これバナナで出来てるんですよ~」なんて、省略形で話すと、必ず匂いを嗅がれます。面白いですよ

この名刺を見るたびに、経営の原点を認識させていただいております。

 ※ご参考に『丸吉日新堂印刷』さんのホームページです。クリックしてね。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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