ジャノヒゲが青い宝石と表現される美しい種子を見せ始めました。
種子と言うと「あれっ」と思われるかも知れませんが、
これは間違いなく種子で、青い部分は種皮と呼ばれ、この皮の下はすぐ種になっています。
鳥さんには悪いのですが、食べるところがあまりありません。
普通の果実には、皮と種の間に子房が発達した果肉があるのですが、ジャノヒゲの子房は
成熟前に破れて無くなり、種子だけが露出して青く熟します。
このジャノヒゲの根は所々で太くなっていて、この部分は漢方では麦門冬(ばくもんどう)という生薬として使われ、
解熱・鎮咳・強壮などの薬効があります。
画像のジャノヒゲは、杉の植林帯の林床に自生していたものですが、一般に園芸店で販売されているものと比べると
葉もかなり長く、しかも立ちあがっています。
庭園などのグランドカバー用に使われているのは、タマリュウ(玉竜)と呼ばれる葉がかなり短い品種(7~10㎝)
ですが、こちらは園芸用に開発された、栽培変種と思われます。
但し、これも商品名では「ジャノヒゲ」や「リュウノヒゲ」となっていることが多いようです。
和名は漢字で「蛇の髭」となりますが、蛇には髭がないので、少し意味が繋がりません。
別名のリュウノヒゲ(竜の髭)ならよく分かるのですが・・・
ジャノヒゲ<ユリ科 ジャノヒゲ属> 別名リュウノヒゲ
国見山頂上からの下山道は、一般に元来た道を少し戻り、四つ辻を左へ植林道(おおさか環状自然歩道)を
下るのですが、今回は下りの眺めが良い北側の関西電力巡視路を下りました。

少し下った所に、立派な展望デッキがありました。この巡視路は登山道と共用になっているのでしょうか?

モチツツジが咲いています。たしか、春先から咲き始める花のはずですが???


関西電力の高圧鉄塔です。

近いうちに耐張碍子の取り換え工事が行われるようです。

ハゼノキ<ウルシ科 ウルシ属>
樹高は10㍍以上もあるでしょうか、見事な紅葉を見せていました。


ナナカマド<バラ科 ナナカマド属>

夫婦岩です。おおさか環状自然歩道からは、左上に見えますが、このコースでは、すぐ横を通ります。

ここから見る枚方市東部丘陵地帯の紅葉は、正に錦繍

植林帯の急な道を降り切ったところで、おおさか環状自然歩道と合流します。

少し行くと国見池があり、ヘラブナ目当ての釣り師が糸を垂れていました。
下るのですが、今回は下りの眺めが良い北側の関西電力巡視路を下りました。

少し下った所に、立派な展望デッキがありました。この巡視路は登山道と共用になっているのでしょうか?

モチツツジが咲いています。たしか、春先から咲き始める花のはずですが???


関西電力の高圧鉄塔です。

近いうちに耐張碍子の取り換え工事が行われるようです。

ハゼノキ<ウルシ科 ウルシ属>
樹高は10㍍以上もあるでしょうか、見事な紅葉を見せていました。


ナナカマド<バラ科 ナナカマド属>

夫婦岩です。おおさか環状自然歩道からは、左上に見えますが、このコースでは、すぐ横を通ります。

ここから見る枚方市東部丘陵地帯の紅葉は、正に錦繍

植林帯の急な道を降り切ったところで、おおさか環状自然歩道と合流します。

少し行くと国見池があり、ヘラブナ目当ての釣り師が糸を垂れていました。

国見山は枚方八景の一つとして、市民に親しまれています。
登山コースというよりも、日常の健康ウォーキングの延長として、豊かな自然との触れ合いが
楽しめる山です。
またこの山は、標高は284㍍の低山ながら、頂上の展望は抜群で、京都の比叡山や愛宕山、北摂の山々
遠く六甲山地までもが見渡せます。
また摂津方面だけでなく、京都と大阪の町が一望できるのも魅力の一つです。
JR学研都市線の津田駅から南へ、最初の信号で左折して大阪府警察学校に沿って桜並木を道なりに進むと
枚方変電所の裏を通って、蜜柑畑のある丁字辻に出ます。ここを左折し緩い坂道を7~8分登ると
前方に5㍍ほどの滝があり、この右が登山口で「さわがにの小径」という標識があります。

登山道はミズナラ、コナラ、クヌギなどの落葉高木の黄葉やイロハカエデの紅葉などが目を楽しませてくれます。


およそ20分で白旗池に到着です。ここは毎年冬になるとオシドリが飛来していますが、今は池底の清掃で
水が抜かれているので、今冬は見られそうにありません。

池の左を国見山方面に少し行ったところで、崖にアリジゴクの巣を見つけました。
子供の頃、アリ地獄を指でほじくり、虫を集めたのを思いだします。


鮮やかな黄色をしているのはタカノツメ、先日、芦生研究林でみたものより鮮やかな色が残っています。

国見山への道は、クヌギやコナラの高い木にかこまれ、落ち葉の絨毯の上を歩いて行きます。
足元がふわふわで歩き心地は最高



頂上に上る階段です。



頂上に着きました。京都・大阪の眺めが存分に楽しめます。


この後、下山道は元来た道とは別の道を下りましたが、その様子はまた明日UPしますのでよろしく
登山コースというよりも、日常の健康ウォーキングの延長として、豊かな自然との触れ合いが
楽しめる山です。
またこの山は、標高は284㍍の低山ながら、頂上の展望は抜群で、京都の比叡山や愛宕山、北摂の山々
遠く六甲山地までもが見渡せます。
また摂津方面だけでなく、京都と大阪の町が一望できるのも魅力の一つです。
JR学研都市線の津田駅から南へ、最初の信号で左折して大阪府警察学校に沿って桜並木を道なりに進むと
枚方変電所の裏を通って、蜜柑畑のある丁字辻に出ます。ここを左折し緩い坂道を7~8分登ると
前方に5㍍ほどの滝があり、この右が登山口で「さわがにの小径」という標識があります。

登山道はミズナラ、コナラ、クヌギなどの落葉高木の黄葉やイロハカエデの紅葉などが目を楽しませてくれます。


およそ20分で白旗池に到着です。ここは毎年冬になるとオシドリが飛来していますが、今は池底の清掃で
水が抜かれているので、今冬は見られそうにありません。

池の左を国見山方面に少し行ったところで、崖にアリジゴクの巣を見つけました。
子供の頃、アリ地獄を指でほじくり、虫を集めたのを思いだします。


鮮やかな黄色をしているのはタカノツメ、先日、芦生研究林でみたものより鮮やかな色が残っています。

国見山への道は、クヌギやコナラの高い木にかこまれ、落ち葉の絨毯の上を歩いて行きます。
足元がふわふわで歩き心地は最高



頂上に上る階段です。



頂上に着きました。京都・大阪の眺めが存分に楽しめます。


この後、下山道は元来た道とは別の道を下りましたが、その様子はまた明日UPしますのでよろしく
夏場は北へ移動していたのか姿を見せなかったイカルチドリが
木津川の中州に帰ってきました。
よく似た鳥にコチドリというのがいますが、この時期は九州か西南諸島あたりに
行ってそこで越冬しているはず。
それとコチドリの最大の特徴である、目の周りの黄色いアイリングもここの鳥でははっきりしません。
したがって、この時期に木津川で見られるこの鳥はイカルチドリと見て間違いなさそうです。
川の中州をチョコチョコと小走りしていますが、飛び立つと「ピユ」「ピユ」と鳴きながら
意外なほどの高速で飛びまわります。
イカルチドリ<チドリ目 チドリ科>



10月に宇治市で行われた「源氏物語宇治十帖スタンプラリー」の行事に女房が参加した折、
くじ引きでもらってきた「萬福寺拝観券」というのが2枚あったのを思い出しました。
有効期限を調べてみると12月15日までとなっています。
然したる興味もなかったのですが、折角だから行ってみようということになりました。
ここは日本三禅宗(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)の一つ、黄檗宗の大本山で、江戸時代、徳川四代将軍
家綱の時代に、中国福建省から渡来した隠元禅師によって開創された寺院です。
中国の明朝様式を取り入れた建造物などは、創建当初そのままで、他に例がないほど
極めて中国的な雰囲気を持ったお寺です。

山門を入ると最初の建物が「天王殿」、本堂ではなく、寺の玄関として設けられています。
日本の他のお寺では見られない様式ですが、中国では一般的な建て方だそうです。
この天王殿の正面に安置されているのが、この仏様
これは俗にいうところの七福神の一人「ほていさん」で、ここでは「布袋尊半跏像」と呼ばれ
弥勒菩薩の化身とされています。


これは雲版(うんばん)と呼ばれるもので、朝と昼の食事や、朝課を知らせるために鳴らされます。青銅製

これは開梆(かいぱん)、木魚の原型で、儀式などの時を知らせるものとして今も使われています。

大雄宝殿、この寺の本堂です。日本では唯一最大のチーク材を使った建造物、本尊は釈迦牟尼佛で
大雄とは釈迦牟尼佛を指します

大雄宝殿の左右にある円形の窓もどこか中国的です。

大雄宝殿の正面に置かれている中国風の美しい炉、開閉式というのも珍しい。


法堂正面の勾欄は卍くずしの美しい模様になっています。
右の柱に掛っているのは「巡照版」と呼ばれるもので、朝夕にこれを打ち鳴らし
全山の雲水(修行僧)の戒めの句が高らかに唱和されます。修行の一日は巡照版で始まり、
巡照版で終わるとのこと

売茶堂、茶礼に使われる道具などを納めたお堂のようです。扉に蝙蝠形の切り抜きが施してあります。
日本では暗いイメージのある蝙蝠ですが、中国では幸福を運んでくる縁起のいい動物だそうです。

くじ引きでもらってきた「萬福寺拝観券」というのが2枚あったのを思い出しました。
有効期限を調べてみると12月15日までとなっています。
然したる興味もなかったのですが、折角だから行ってみようということになりました。
ここは日本三禅宗(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)の一つ、黄檗宗の大本山で、江戸時代、徳川四代将軍
家綱の時代に、中国福建省から渡来した隠元禅師によって開創された寺院です。
中国の明朝様式を取り入れた建造物などは、創建当初そのままで、他に例がないほど
極めて中国的な雰囲気を持ったお寺です。

山門を入ると最初の建物が「天王殿」、本堂ではなく、寺の玄関として設けられています。
日本の他のお寺では見られない様式ですが、中国では一般的な建て方だそうです。
この天王殿の正面に安置されているのが、この仏様
これは俗にいうところの七福神の一人「ほていさん」で、ここでは「布袋尊半跏像」と呼ばれ
弥勒菩薩の化身とされています。


これは雲版(うんばん)と呼ばれるもので、朝と昼の食事や、朝課を知らせるために鳴らされます。青銅製

これは開梆(かいぱん)、木魚の原型で、儀式などの時を知らせるものとして今も使われています。

大雄宝殿、この寺の本堂です。日本では唯一最大のチーク材を使った建造物、本尊は釈迦牟尼佛で
大雄とは釈迦牟尼佛を指します

大雄宝殿の左右にある円形の窓もどこか中国的です。

大雄宝殿の正面に置かれている中国風の美しい炉、開閉式というのも珍しい。


法堂正面の勾欄は卍くずしの美しい模様になっています。
右の柱に掛っているのは「巡照版」と呼ばれるもので、朝夕にこれを打ち鳴らし
全山の雲水(修行僧)の戒めの句が高らかに唱和されます。修行の一日は巡照版で始まり、
巡照版で終わるとのこと

売茶堂、茶礼に使われる道具などを納めたお堂のようです。扉に蝙蝠形の切り抜きが施してあります。
日本では暗いイメージのある蝙蝠ですが、中国では幸福を運んでくる縁起のいい動物だそうです。


少し風が冷たくなってき夕暮れ時、木津川の岸辺の砂地を歩いてみました。
いかに温暖な土地柄とはいえ、この時間の河原はさすがに寒く、人影は見られません。
最近、この河原は休日になると、朝から違法なゴルフ練習をする中高年が目立ってきました。
「危険なゴルフ練習はやめましょう」という国交省の警告看板があるにも関わらず・・・
いい歳をして暴走族でもあるまいに、人の迷惑や危険も顧みない自分勝手な振る舞いはどうだろうか。
この河川敷では、子供や家族連れでハイキングや散策を楽しんでいる人達も多いのです。
健康のためなら景色を楽しみながらのウォーキングや、サイクリングなど人に迷惑をかけず楽しめることは
他にもいっぱいあるはず。
ゴルフ練習場に行く金が無いからといって、こんな所でやるのは迷惑だし、危険この上ありません。
少し愚痴っぽくなりましたが、最近、木津川河川敷に行く度、特に感じることについて私なりの意見を
述べさせていただきました。
だいぶ話が脱線しましたが、画像は初冬の柔らかい夕日を受けたエノコログサです。
どういう訳か、この草は朝夕共に逆光で引き立ちます。
ムラサキエノコロのようですが、無理な同定はやめておきます。

こちらのススキは、そろそろピークです。美しい中にもどこか寂寥感がありますね
いかに温暖な土地柄とはいえ、この時間の河原はさすがに寒く、人影は見られません。
最近、この河原は休日になると、朝から違法なゴルフ練習をする中高年が目立ってきました。
「危険なゴルフ練習はやめましょう」という国交省の警告看板があるにも関わらず・・・
いい歳をして暴走族でもあるまいに、人の迷惑や危険も顧みない自分勝手な振る舞いはどうだろうか。
この河川敷では、子供や家族連れでハイキングや散策を楽しんでいる人達も多いのです。
健康のためなら景色を楽しみながらのウォーキングや、サイクリングなど人に迷惑をかけず楽しめることは
他にもいっぱいあるはず。
ゴルフ練習場に行く金が無いからといって、こんな所でやるのは迷惑だし、危険この上ありません。
少し愚痴っぽくなりましたが、最近、木津川河川敷に行く度、特に感じることについて私なりの意見を
述べさせていただきました。
だいぶ話が脱線しましたが、画像は初冬の柔らかい夕日を受けたエノコログサです。
どういう訳か、この草は朝夕共に逆光で引き立ちます。
ムラサキエノコロのようですが、無理な同定はやめておきます。

こちらのススキは、そろそろピークです。美しい中にもどこか寂寥感がありますね

街路樹や公園樹として、よく植えられているユリノキです。
アメリカ東部原産の木で、日本へは明治の初期に渡来しましたが、原産地では樹高60㍍にも及ぶ
巨木があるそうです。
渡来した当時は和名がまだ付けられていなかったこともあり、色んな呼び名が生まれました。
主なものを挙げますと、葉の形を半纏に見立てたハンテンボク、奴凧に見立てたヤッコダコノキ、
また見様によっては軍配にも似ているのでグンバイノキなどです。
6月頃に咲く花は、チューリップの形に近いもので、チューリップツリーの名もありますが、
ユリノキの名前が公式な和名とされたのは、皇太子時代の大正天皇がこの木をご覧になって、
ユリノキと名付けられたといういきさつがあります。
学名は Liriodendron tulipifera で、Lriodendronは「百合の木」の意味ですが、
大正天皇がそのことをご存じであったかどうかは定かではありません。
ユリノキ<モクレン科 ユリノキ属>


アメリカ東部原産の木で、日本へは明治の初期に渡来しましたが、原産地では樹高60㍍にも及ぶ
巨木があるそうです。
渡来した当時は和名がまだ付けられていなかったこともあり、色んな呼び名が生まれました。
主なものを挙げますと、葉の形を半纏に見立てたハンテンボク、奴凧に見立てたヤッコダコノキ、
また見様によっては軍配にも似ているのでグンバイノキなどです。
6月頃に咲く花は、チューリップの形に近いもので、チューリップツリーの名もありますが、
ユリノキの名前が公式な和名とされたのは、皇太子時代の大正天皇がこの木をご覧になって、
ユリノキと名付けられたといういきさつがあります。
学名は Liriodendron tulipifera で、Lriodendronは「百合の木」の意味ですが、
大正天皇がそのことをご存じであったかどうかは定かではありません。
ユリノキ<モクレン科 ユリノキ属>


